([や]2-1)幸福ロケット (ポプラ文庫)

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著者 : 山本幸久
  • ポプラ社 (2010年2月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591115497

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([や]2-1)幸福ロケット (ポプラ文庫)の感想・レビュー・書評

  • かわいい~!!の一言に尽きます。
    香な子も、コーモリもいい!!
    小学5年生、なんていうのか初恋の初々しさが本からにじみでてるような気がしました。
    コーモリのさりげない優しさ、母思い、強さが素敵です。
    息子よ!!こんな子になって~と願わずにはいられません。

    私の一番のツボは町野さん。
    こんな女の子いるよな~と思いながら
    「300円以上のお菓子しか食べないの」っていう町野さんが一途にコーモリを思い、最後は香な子に味方する彼女を応援したくなりました。

  • 小学5年生の女の子が恋に友情に勉強に将来に自分自身にもの思う様子を描いた作品です。
    さわやかな青春もので気軽に安心して読めると思います。
    といっても、気恥ずかしくなるような純情ぶった文章ではなく、ニヒルでユニークな主人公の視点から茶化すように文がつづられ、それも見どころの一つです。


    私自身、小学生が主人公の、いわゆる児童書的なジャンルの本を読むのは久しぶり(国語の授業以来)だったのですが、意外と楽しめました。

  • お仕事系の小説が得意な山本幸久。大人を主人公にした作品はどれも面白くて、著作をすべて大人買いしたけれど、子どもを主人公にした『ヤングアダルトパパ』が生理的に駄目でした。だから、小学生が主人公の本作はおそるおそる読みはじめたのですが、やられた(笑)。序盤中盤はわりと普通、終盤に胸キュンキュン、切なさにちょっぴり涙。具体的には230頁目付近。もう、大好きです。

    小学5年生の山田香な子。平凡な姓にへんてこな仮名遣いの名、クリスマスイブ生まれ。文京区の高層マンションに住んでいたのに、父が突然仕事を辞め、母の実家である葛飾区の工務店に勤めるという。最初からお父さんが婿養子に入っておいてくれたなら、ありふれた「山田」じゃなくて、母の旧姓で画数の多い「福園」になれたのに。だいたいお母さんには弟がいて、婿養子に入る隙なんかなかったはずが、叔父さんはぐうたらで、真面目なお父さんが本当に継ぐことになりそうだ。こんなわけで転校を余儀なくされた香な子だが、不幸中の幸いは、年度の変わり目に転入できたこと。そのおかげで転校生だということが目立ちにくい。さらに目立たぬようにとおとなしく本を読んでいるときに声をかけてきたのが同級生の小森くん。本を読む人間がよほど珍しいのかあれこれ聞かれ、言葉を交わすように。ところが小森くんに想いを寄せる美人優等生の町野さんから仲を取り持ってほしいと言われて……。

    香な子と小森くん、ふたりで歩く帰り道が目に浮かぶよう。周囲の大人もいい人ばかりで和みます。ものすごく嫌な子だった町野さんにも最後にはホロリとさせられ、オマケのように付いている数年後の様子にもニヤリ。著者の作品をこれまでにも読んでいる人ならば、小森くんが聴くラジオ番組のくだりはさらに楽しめます。

    初恋ってこんなもの。思い出せば笑ってしまうけれど、切なくてキュンとなる。あ~、幸せ。やっぱり山本幸久はやめられない。

  • 妻が持ってた本、多分小学生の娘も読んだと思われる本を、出張の移動時間用に持ち出して読んだ。ラストシーンには素直に感動、言葉にできない気持ち、恋とはこういうものだったなと懐かしさで一杯になり、いい大人がティッシュで涙を拭きながら読んだ。またいつか読みたい。(2016.7)

  • 自称クラスで八番目にかわいい香な子を主人公とする、山本幸久版「小さな恋の物語」。
    小学五年生の恋話なのにストーリーが嘘臭くなく、ラストシーンには涙がこぼれました。打算的な生き方をしてしまっている大人たちに、本当の恋と友情を教わったかのようです。
    山本作品の文庫版のお楽しみである書き下ろし短編もGOOD!まさかのカップル誕生でした。また、個人的に嬉しかったのは、アカコとヒトミの登場。元気そうで何よりです。あと、元モデルで美人でちょっと怖い女性教師って、私もいいと思います。

  • 2時間ほどでサクッと読めるし、小学生たちの物語だし、こりゃジュブナイルやな。
    …と思わせておいて、実は大人読者を視野においてるあたりが、なんともニクい小説である。

    まず何よりも香な子やコーモリの目を通して見る大人のカッチョ良さは大人だからこそ味わえるように書かれている。香な子の両親なんかは典型的だし、そうでなくても、モデルあがりの担任のツンデレ魅力やコーモリのお母さんの「女は努力すればきれいになれる、男は苦労してカッコ良くなる」なんて言葉もそう。

    そして、香な子の読むダールや、極め付きは香な子のお父さんの蔵書、ウルフガイにヨコジュンに半村良にかんべむさしって…こりゃもう絶対確信犯。

    ラストシーンは秀逸。香な子の純愛疾走とコーモリの純愛成長に大人は涙するんよね。大人だから自分の時を思い出して涙し、親だったら自分の子供たちのことを思って涙してしまう。

    余談だけど、作者の名前、なんだか知ってる人に良く似てる(笑

  • おとなは、子供はわからなくていいって大事なことを話してくれない。それに、好きな男の子も、転校することを話してくれなかった。もうおとなになったつもりなの?

    11歳になる前、香な子に起きた初恋のお話。

  • 子どもの塾の教材で使われていて、続きが気になって読みました。うちの子と同い年の子たちの話だし自分が小学生だった頃も思いだしながら一気に読めました。町野さん、ごめんなさいと最後に思うこと間違いないです。

  • 小学生になったら、子どもにも読ませよっ

  • 山本幸久お得意の、いつものほっとあたたか切ない、よくできたお話。
    今回は珍しくも小学生が主人公。

    家族の話や、恋の話、友情、よくある素敵な題材が、小学生という不器用な年代を主人公にすることでまた、新しくて、あたたかくて、ほろり。とします。

  • ★こんな人にオススメ
    長編が苦手だが、内容が深いものが読みたい人

    ★内容
    小学生のラブストーリー

    ★この本を読んで
    ほこほことした温かい気持ちになります

  • 時間に追われるなか図書館に行き、この著者なら、と中身もみず借りてきました。

    冒頭、小学生の女の子が主人公ということが意外だったけど、今まで読んだ著者の中では星の数一番。いい本に出会えてよかったです。

    何といっても出てくる女の子、男の子がみんないい味だしています。美人でさばさばした先生も、香な子の家族も皆個性がありつつ好感がもてます。

    香な子のお父さんの、「お父さんの未来にはいつもカナがいる」という言葉にじんときました。

    また、話しの中で本のタイトルがたくさん出てくる小説は、自分が普段読まないジャンルの本を知ることが出来得した気持ちになります。今回は、ウルフガイシリーズが気になりました。

  • なつかしくて、あたたかくなった。

    小学生女子特有のなわばり?へんな連帯感?
    そういうの、とても懐かしかったし、
    そんな中で毅然としている香な子がかっこよかった。

    私もコーモリみたいな子はタイプです。

  • 小学生の香な子とコーモリの恋の物語。
    タイトルに惹かれて買った節有り。
    作者さんの文章の書き方が面白いなあと感じました。文字を読んでいるというよりは、言葉を聞かされているという感覚でした。
    というか、読み終わって作者さんの名前を見てびっくり。男性の作者さん!?
    読んでいる最中は、てっきり女性が書かれた作品だと思いこんでいました。

    いやあ、賢い小学生二人です。
    私が中学や高校の頃に読んでいた本をこの子たちが読んでいるということに敗北感を覚えてしまった。笑
    どころか、読んだことない本もちらほら……
    せっかくブクログに登録しているのにこんなことではいけませんね。

    物語は、そんな二人の恋の物語。
    というより恋と言ってもいいのか、まさに裏表紙に書かれているとおり「初恋未満」な恋物語なのかなと感じます。
    でも、当事者間ではそれぞれが一生懸命なんだろうなと思うと可愛らしいとも思います。
    そんな物語であると同時、何気なく過ぎていく日常の物語でもあったかな、という印象です。

  • 香な子の心の中の突っ込みみたいなものが
    おもしろくて、いつの間にか読み終わってしまっていた

    きっとまたいつの日か読み返してしまうだろうなって
    そう思った

  • ほっこり安心して読めました。

    [BOOKデータベースより]
    クラスで八番目にかわいい(?)香な子(小5♀)と深夜ラジオばかり聞いているコーモリ(小5♂)が、お花茶屋を舞台に織り成す感動の物語。疾走感のあるラストシーンが涙を誘う、初恋未満のリトルラブストーリー。幸福な未来へと走れ!書き下ろし短編「月食」収録。

  • 山田香な子、小学5年生。自称・クラスで8番目に可愛い。
    ただ、名前に関してかなり不満…。なんで、「な」だけがひらかななんだ!?
    しかも、名字もつまらない。お母さんの姓なら「福園」だったのに…。
    無理矢理行かされた塾で、成績がうなぎ上りにあがり、特Aクラスになったら勉強に目覚め、中学受験を目指します。

    そんな香な子が、転校先で新学年を迎え、様々な悩みを抱えながらもクラスメイトと過ごしていく日々が描かれています。
    淡い初恋が可愛くてほっこり和みます。

    さりげなく、『アカコとヒトミ』が出てくるところが山本さんファンには嬉しいですね

  • 図書館で借りた。
    小学生の女の子が主人公。
    クラスと男の子に初恋する可愛くて
    ちょっと切ないお話。
    とても心が大人な小学生だなぁ・・・
    私の時代にいた「大人っぽい」子供だ。

  • 小学校5年生の幼い恋の物語です。
    テレビドラマにしたら面白そうと思う。でも、それは何処かで見たことがあるようなストーリーのせいかもしれない。登場人物の造形も良く出来ているけれど、それも月並みと言えなくも無く。
    そんな訳で特に良い出来とは思えないけれど、山本さんらしく暖かい。

  • この本で山本幸久を初めて知った。
    かなりキュートで癒された。好きな作家です。

  • 最近お気に入りの作家さんのひとり。
    自分の初恋を思い出して、ちょっと甘酸っぱい気持ちになった。
    日常の疲れを癒してくれる、ほっこりほのぼの小説。

  • 小五の胸キュン恋愛小説。それに感動しちまったよ。キュン。

  • 青春!て感じのお話でした。あーこんなことあったなあ、と懐かしい感じがしました。アカコとヒトミの話題も少しありました。面白かったです。

  • 登場人物たちの印象がふんわりしていて心地よい。
    コーモリはいい男に育つんだろうなぁ。

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