民王

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591116623

感想・レビュー・書評

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  • 総理大臣や官房長官がその馬鹿息子と入れ替わったらどうなるか?結構ホンネの政治ができるのではないか。とんでもない状況に陥った民政党総裁の武藤泰山とその息子の翔はそれぞれ相手の肉体で奮闘する。そして泰山は若いかりし日の政治への熱い思いを思い出す。

  • バカバカしい設定だけど要所で笑えて泣かせます。半沢シリーズ、社長ものビジネス小説に比べたら話の厚みがないが、息抜きにおすすめ。民主党政権時代で総理のモデルは麻生さん?

  • 池井戸作品にしては、こうスカッとした爽快感はあまり無い作品。おそらくモチーフは麻生なんだろうが。

  • 正当政治ものかと思って読んだらまさかの入れ替わりSFもの・・・。まあ内容はそれなりに痛快なところもあるが、いまいち他の池井戸作品ほど熱くない。
    公安刑事新田でスピンオフができそう。

  • 親と子が入れ替わるというフィクションだが、しっかりとオチ、良い読後感を感じた。
    政治屋ではなく政治家として、日本を変えるという決意を持った泰山や、「私が好きだった政治家」と泰山に気づきを与える妻の綾などに感銘を受けた。
    SFっぽい話だが、医療最先端技術と政治を絡めた良書だと思う。

  • かなりムチャな設定だけど、池井戸さんってそんなこともするんだ、とうれしかった。
    池井戸さんが描く人物の人間性に惚れることが今までの作品では多かったけど、今回は、入れ替わったことによって気付く息子の意外な一面と、それによって青臭さを取り戻す父親という展開に感心した。
    ドラマ化されたみたいだし、それは見てないけど、うまくドラマ化されたらきっとおもしろいんだろうなと思った。
    作者はそれも意識して書くものなのかな。

  • 初池井戸作品。ドラマは少しだけ見ていた気がしたけれど、原作を読んで見たくなりました!初めのうちはよくある入れ替わり物と思っていましたが、もっと大きなテーマが。

  • (2017.05.12読了)
    総理大臣の父と大学生の息子が入れ替わってしまいます。
    テレビドラマにもなってるんですね。
    漫画みたいな小説です。
    軽〜く読めて、面白かったです!

  • No.930
    1. 目的

    2. 得たこと

    3. アイデア

  • 池井戸潤さんの作品は社会派というか銀行絡みのお堅いストーリーのイメージが強くて敬遠しがちだったけれど、
    これは単純にばかばかしくってとっても面白かった。
    実際にこんなことあり得ないと思いつつも、とんとん拍子で進んでいくストーリーに思わず拍手したくなる展開も。
    ばかばかしさもここまで大まじめに展開してくると
    むしろ痛快。

    中だるみなく一気に読み終えました。

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著者プロフィール

1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を、11年『下町ロケット』で第145回直木賞を、’20年に第2回野間出版文化賞を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ(『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』『銀翼のイカロス』『アルルカンと道化師』)、「下町ロケット」シリーズ(『下町ロケット』『ガウディ計画』『ゴースト』『ヤタガラス』)、『空飛ぶタイヤ』『七つの会議』『陸王』『アキラとあきら』『民王』『民王 シベリアの陰謀』『不祥事』『花咲舞が黙ってない』『ルーズヴェルト・ゲーム』『シャイロックの子供たち』『ノーサイド・ゲーム』『ハヤブサ消防団』などがある。

「2023年 『新装版 BT’63(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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