Railway Stories

  • 182人登録
  • 3.24評価
    • (2)
    • (26)
    • (41)
    • (7)
    • (2)
  • 39レビュー
著者 : 大崎善生
  • ポプラ社 (2010年3月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591116647

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

Railway Storiesの感想・レビュー・書評

  • 「夏の雫」
    透明感が漂うさらさらとした感覚。
    13ページの短い話の中で堪能させていただきました。 

  • 短編集。部分的に良い物があった。「失われた鳥たちの夢」、「さようなら、僕のスウィニー」、「キャラメルの箱」は好き。

  • 相変わらずの透明感ある文章の、短編連作小説。中学生の淡い恋物語に始まり、子どもを持ち、父を喪うまでの物語。
    この人の作品は全て好きとは言えないけど、気が向いたら手に取って読もうと思うくらいには好き。

    この作品も、涙を溢してしまいそうになる物語もあれば、気持ち悪いと感じてしまう話もあった。

    ---------
    どこか村上春樹的なものを感じるなあと思い、自分の感性に不安を覚えて調べたらその通り、大崎善生さんは村上春樹ファンで影響を受けているらしいことが分かった。納得。

  • 図書館で。聖の青春は前に読んだことがありますがもう一度読んでみようかなあとか思いました。
    もっと鉄道モノなのかと思ったら違ったのでちょっと残念。装丁がものすごく綺麗。使用している紙もちょっと軽めのバルサかなあ?素敵な本だなあと思いました。

    私は女性でどちらかと言えばリアリストなので。こういうなんというのか地に足が付いてない男性に限って恋人がしっかりしすぎててどこか危なっかしい非現実的な女の子に惹かれちゃうんだよねえ〜とか冷めた目で見てしまいました。恋人がしっかりしすぎたのはアンタがだらしないからだってのって辺りが歯がゆい。と言うわけでスウィニーちゃんは女性から見たら大分したたかな女の子に見えますがどこか夢見てる男性にとっては妖精のような現実世界には生きにくいキセキのような女の子に見えるんだろうな。うん。

    個人的には禁煙の話が面白かったです。そんなにつらいんだ…。でもなんで親に苦労かけて身を切られるほど辛いとか言う人に限って学生時代バカやって仕送りで長いこと食べてたりいつまでたっても自立できなかったりする人が多いのかなあ?不思議だ。つまり自分への罪悪感が辛いという事なのだろうか。難しい問題だなあ〜

  • 少しだけ残念だった。
    だから評価は、甘く見積もって☆3つ。

    この著者の、文章の美しさが好きだ。
    けど、その美しさがあまり感じられなかった。
    美しくなくは決してないけれど、期待値が大きいからなのか、凡庸としか思えない。
    普通。


    Railway storiesという割には鉄道はおまけ、というか、別になくてもいいようなおざなり感満載。
    ま、ポプラ社のPR誌(かな?)に載っけてたやつでしょ?
    こんなもんか。


    残念だった。
    ☆2つでもいいや。

  • 電車に揺られているとき、ふとよみがえる記憶。

    かつて出会った人々、同級生や、恋人、妻や親、
    今はもう記憶のなかででしか会うことのない、懐かしいあのとき感じたこと。

    切ないねぇ。淡いねぇ。

    年の離れた妻、とか将棋にのめり込む小説家の青年時代、とか
    ところどころ著者とかぶる。

    透明感、って言葉がよく合う。いいね)^o^(



  • 手記と小説の間のような話
    毎日電車には乗っているけれど
    こんな風にロマンチックな乗り物だったらよかったのに

  • 電車普段乗らないので、すごく新鮮でした。
    「悲しい」って言葉の使い方がとてもかっこいいなあと思いました。
    お気に入りは、煙草の話。家族が私以外ヘビースモーカーなので、あまり他人事っぽくなくて。
    本文の紙が綺麗な色で読むのが楽しい。ベッドの中で、スタンドの明かりで読みたい色だなあと思います

  • 電車が絡んだ短編集だが、読み終わった後に電車の記憶が残らない。酒と将棋と謎の外人の少女に溺れるハナシである。

  • 電車がテーマとなった短編集。
    いや、電車がテーマというより、電車にまつわる様々な思い出がテーマというべきか。
    電車はメインではなく、車窓が蘇らせる記憶がメイン。
    やはり大崎さんの小説は日本語が美しいと思う。物語中に登場するモチーフや例えが巧みで、それらが物語を心にしみこませる。
    「不完全な円」という短編がすごく好きでした。

  • ほんの少し、文章がまずくなった。(大崎善生の文章は好きなので、あえて「ほんの少し」と強調しておきたい)ゴーストライターを疑っているわけではないけれど、大崎善生の文章に似せて書いた、最後の詰めの部分で、大崎善生になりきれなかったような印象を受ける。ここ数年で、彼は変わってしまったのだろうか。
    懐古、寂寞、哀惜…。そんな言葉になる一歩手前の感情を捉えた短編集。でも、心を揺さぶられるためのピースがあと一つ足りない。

  • 活字が、透明でひんやり感じる

    北海道ということばのせいなのか
    表紙の色合いのせいか

    淡くて層のような

  • 昔この人の本を読んで、どうにもただいやらしいという印象を受けた記憶がある。まぁ中学生くらいで読んでも、意味わからないだろうなとは思うけど。今になって別の作品(これ)を読んで、結局また性描写がどうにも引っかかった。なんでだろう。
    全くそういう描写のない家族ものの話とかはなかなか読めたのに。自分でも不思議。

    この人の作品、タイトルのセンスはいいと思うんだけどなぁ。装丁も好きなほうなんだけど。

  • 1冊に10編もの作品が収められた 超短編集。大崎さんの透明感のある物語が好きなので 物足りない感じがしました。

  • 電車にまつわる短編集。

    私の波長となんだか合わないのか

    とても読み進めるのに苦労した。

  • 北海道、東京、ビートルズ。
    寂しくて綺麗だけど一度にたくさんはよめないかなー
    わらばん紙みたいな紙が独特。ちょっとめくりにくい。

    好きなのは井の頭線(カシオペア)の夫婦。

    「夏の雫」―小札線いしかり
    「失われた鳥達の夢」―井の頭線
    「橋または島々の喪失」―瀬戸内海線マリンライナー
    「不完全な円」―山手線
    「もしもその歌が、たとえようもなく悲しいのなら」―大糸線
    「フランスの自由に、どのくらい僕らは、近づけたのか?」―西武新宿線
    「さようなら、僕のスウィニー」―成田エクスプレス
    「虚無の紐」―オリエントエクスプレス
    「キャラメルの箱」―特急カシオペア
    「確かな海と不確かな空」―北斗星

  • 大崎さんのストーリーはどれも心に「しっとり」入ってくる。大崎さんの本を読んだ後、心が湿っているのを感じる。都会に住んでいると、電車の記憶はまさに日常、毎日の生活に否応無しに入ってくる。ほんの数分しか、ほんのちょっとしか乗っていなくても、自分の身が置かれているときのその時間はとても長く感じられる。そんな時を切り取った短編集といえる。

  • 大崎さんのストーリーはどれも心に「しっとり」入ってくる。大崎さんの本を読んだ後、心が湿っているのを感じる。都会に住んでいると、電車の記憶はまさに日常、毎日の生活に否応無しに入ってくる。ほんの数分しか、ほんのちょっとしか乗っていなくても、自分の身が置かれているときのその時間はとても長く感じられる。そんな時を切り取った短編集といえる。

  • 読みかけで放置してたがようやく読了。はじめから読み直した。
    電車にまつわる、囚われた過去に思いを馳せる短編集。
    それぞれが美しいタイトルを開いたかのような内容で、切なく読んだ。
    著者は自身同様年を経た男の視点が得意で、中には実話なのか脚色なのか創作なのかわからない作品もある。
    女性から見たらちょっと違う作品なのかもしれないけど、男にはどこか身につまされる作風は相変わらず。
    しかし彼の作品は長編で読みたい気がする。短編だと、悪く言うと言葉の綺麗さで押しつけられた切なさ、それだけみたいな感じがしてしまう。

  • 未明とか、夜明けとか。
    そういう空気に似合う、電車にまつわる短篇集。

    大崎さんらしい感傷を、大崎さんらしいさらりとしたタッチで。
    心地いい。穏やかな気持ちで読める。

  • 全部、前に読んだような気がする大崎短編の集まり。
    嫌いじゃないけど新鮮味は0。
    ザラ紙みたいなのでできてるので厚みのわりに異様に軽い。
    なんで単行本にしたんだ…

    マンションの明かりが寂しく見えるのは、その明かりの下にいる人たちが自分とは無関係だから。

    なっとく。

  • 電車にまつわる短編集。大崎さんの故郷、北海道の話が多かった。電車で旅に出たくなる一冊。最後の話がチャーミングで面白かった。

  • 終着駅は記憶の中――
    車窓の向こうに揺れる
    切ない記憶の物語。


    切ない青春時代の恋、家族の原風景、父の死、
    様々なテーマで描かれた十篇の珠玉短編集。

    夏の雫/橋または島々の喪失/失われた鳥たちの夢/不完全な円/もしその歌がたとえようもなく悲しいのなら/フランスの自由に、どれくらい僕らは、追いつけたのか?/さようなら。僕のスウィニー/虚無の紐/キャラメルの箱/確かな海と不確かな空

    んー、好き嫌いがはっきり分かれる短編集だったなぁ。
    変にこじゃれた話や感傷的な話は好きじゃないのよ。
    この中でひとつ選ぶとしたら「キャラメルの箱」かな。
    小さくてほのかに甘いキャラメルの箱のような。
    二度と戻れないことを知り切なくなるような、それほどに幸せな時間を息子に作ってやること。
    そうか、それが親の務めだなぁと、ストンと感動してしまいました。
    大崎さんが描く、家族ものの話をもっと読んでみたいなぁ。

  • +++
    終着駅は記憶の中――
    車窓の向こうに揺れる
    切ない記憶の物語。


    切ない青春時代の恋、家族の原風景、父の死、
    様々なテーマで描かれた十篇の珠玉短編集。
    +++
    夏の雫  橋または島々の喪失  失われた鳥たちの夢  不完全な円  もしその歌が、たとえようもなく悲しいのなら  フランスの自由に、どのくらい僕らは、追いつけたのか?  さようなら、僕のスウィニー  虚無の紐  確かな海と不確かな空  キャラメルの箱
    +++

    いろいろな場所のさまざまな列車をモチーフにした短編集。主人公は物語ごとに違うのだが、どこか著者自身を想わせられるようである。さまざまな年代、さまざまな境遇ではあるが、一貫してある雰囲気がそう感じさせるのかもしれない。どの物語でも登場人物たちはそのときどきを精一杯生きてはいるが、なにか足りないものを求め、いつも旅の途中というような切ない雰囲気を漂わせている。川の流れを見るような一冊でもある。

全39件中 1 - 25件を表示

Railway Storiesを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

Railway Storiesを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

Railway Storiesの作品紹介

青春時代の恋、家族の原風景、クラゲの変態、浮かんでは消える記憶の欠片…十篇の珠玉短編集。

Railway Storiesはこんな本です

ツイートする