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みんなの感想・レビュー・書評
山風のこのシリーズは存在も知りませんでした(結構読んでるつもりだったのに)。それが黒田硫黄の表紙で出てたので購入。米澤さんの解説もうれしい。
青春小説という点では案外、柳生十兵衛ものに似てるのかもしれませんね。主人公たちの伸びやかさとか、すごく心地よくかかれてていいです。
「山のみどりに酔って、ふとそこに座り込み、石垣にもたれて、そこはかとなきよしなしごとを、心にうつりゆかせていたのである」
なかなかこんな文章書けない。さすがだなぁ。
ミステリーらしく犯人を捜して解決するというところもあるけれど、青春小説の色合いが強いかと。面白く、楽しく読めました。
楽しいジュブナイル。忍法帖(甲賀、伊賀のみ)以外の山田風太郎は初。展開の早さと鮮やかさ、文体は時代物と同様。男女六人の高校生達のちょっとした冒険が生き生きと描かれてる。完全なヒーローじゃなくて、ある意味しょうもない男子たちなのがまた憎めなくて魅力的。表紙が黒田硫黄、解説は米澤穂信の両先生。
ピュアフル文庫の復刊枠は、10代向け文庫と侮ってはいけません。厳選されてる。すごいな、と思うのはトリックそのものよりも、作品の雰囲気やテーマに合わせたトリックや真相を持ってくるところです。高校生の探偵ごっこだからとドタバタ・コミカルばかりではなく、社会の不条理だったり、自分の遊びが及ぼす結果への警鐘だったり、大人の世界も覗かせる。楽しく読めるけど奥は深いです。
山田風太郎を黒田硫黄の表紙で読むことになろうとは。中高生にすすめやすいかな。山田風太郎はぜひ読んでほしいし。
『幽霊御入来』 「殺人クラブ」のすむ町にやってきた男を探す女。町の飲み屋で働き始める。ゆきの降る日に大八が閉じ込められた穴。殺害された女の死体。足跡は二人の物だけ。飲み屋の男の言われ遺体を隠す大八。 『書庫の無頼漢』 書庫の居座る3人の無頼漢。殺人クラブのメンバーがその家に住む友人の為に護衛に立った夜、殺人が起きる。死んだ2人の無頼漢。消えた犯人。家の持ち主の奇妙な行動の謎。 『泥... 続きを読む »
古き良き時代って感じもするし、今と大して変わらない感じもする。
良くも悪くも、独りよがりの万能感に溢れてる。青春だ。
かなり面白い。
昔風の文体であることを除けば、読みやすい。
霧ガ城高校の殺人クラブのメンバーが事件に巻き込まれ、解決していくというのがメインの話だが、その間に大胆な冒険譚が挟まれる。
とある町の北はずれ、こんもりとした山を中心として、南の麓に霧ガ城高校、東の麓に男子寮の青雲寮、西の麓に女子寮の孔雀寮がある。この町で青春を謳歌するクラスメイトの男女6人が、探偵小説愛好会「殺人クラブ」を結成。その活動は月に一度、山頂に集まっての会合と学園内外で起こる珍事件の解決!?エンターテイメント小説の大家・山田風太郎による、ユーモア青春ミステリの傑作が、堂々復活。
《ブックデータベース より》
《2010年3月28日 読了》






