五龍世界(WOOLONG WORLD)―霧廟に臥す龍

著者 :
  • ポプラ社
3.62
  • (34)
  • (71)
  • (75)
  • (14)
  • (2)
本棚登録 : 539
感想 : 66
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591118054

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 面白くなかったわけではないけど、残念な一冊。
    中華ファンタジーも壁井ゆかこも大好きなのに、この二つ相性が悪い。
    壁井ゆかこの文体に中華は合ってないと思う。
    あと、この本に限ってはどうしたいのかさっぱり。
    一応一冊で完結なら、もっと何かしら結論が欲しかった。ルーインどうなった?いなくなったで終わり?次に続けるつもりにしても唐突すぎたと思う。
    あと花街の友達の能力とか素性とかをもうちょっとハッキリさせて欲しかった。
    師匠みたいなキャラ書かせたら天下一品だとは思うんだけど・・・

  • 中国が舞台のファンタジー。
    仙術やら何やらで、とても楽しかった!

  • ラノベ+中華ファンタジー的な独特の世界観。ライトノベル
    出身だけあって登場人物のキャラがしっかりと立っていて
    流石です。魅力ある彼等に引込まれますねー。具体的な
    時代設定は書かれていませんが、相当昔の中国が舞台なのに
    現代の言語感覚で書かれている緩さも逆に作品の魅力に
    なっています。

    生い立ちの哀しさを感じさせない天真爛漫な主人公
    「ユギ」とその更に上を行く自由かつ人間味溢れる
    その「師匠」との関係をもっと見ていたかったのに...
    この結末はなんともツラい。恐らくシリーズ化される
    今後の展開で...なんとかならんのか!? 乞う再登場、師匠!

    キャラと設定と展開が上手くハマった
    ラノベ感覚の一般文芸のいい成功例になって欲しい作品。

  • 今度の壁井先生の作品は中華風ファンタジー。
    相変わらず緻密な描写で、その町にいるかのような気分になりました。
    主人公のユギやその周りの人々が個性的で面白い。
    まだ続きそうな予感がしますが、どうなんでしょうね。
    ただこのテイストならラノベレーベルでやった方が良かった気もします。

全66件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

第9回電撃小説大賞〈大賞〉を受賞し、2003年『キーリ 死者たちは荒野に眠る』でデビュー。その他の著書に、『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち』(電撃文庫)、『エンドロールまであと、』(小学館)など多数。

「2009年 『NO CALL NO LIFE』 で使われていた紹介文から引用しています。」

壁井ユカコの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×