ペンギン村に陽は落ちて (ポプラ文庫)

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著者 : 高橋源一郎
  • ポプラ社 (2010年6月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591118610

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ペンギン村に陽は落ちて (ポプラ文庫)の感想・レビュー・書評

  • 「インテリ源ちゃん」、高橋源一郎さんの、小説を読むのは、これが初めて。
    この作品も、お名前はかねがね…といったところ。

    キン肉マンやDrスランプ、ウルトラマンにアトムに、サザエさんにドラえもん。
    おっと、ガラスの仮面の北島マヤもでてきたっけ。
    こんな漫画の登場人物たちが、ぞろぞろ登場し、ぶっ壊れた世界を作り出す。
    徹頭徹尾、意味不明。

    リアルすぎる夢と現実の区別がつかない病にかかっていくペンギン村の住人達に、自分(たち?)の姿を感じる。
    夢か現実かわからない状態で、世界の終末を迎えるのかな、なんて。

  • よくわからない。そう思わせるのがこの本のねらいかというくらいわからない。すごい発想力か、妄想か。深いのか浅いのか。作者の「あとがき」と佐藤友哉の「解説」で、少しはわかったような気がしないでもないが。

  • 何がなんだかよく解らない内容、面白かったのかどうかもわからない漠然とした感情の残滓が読後頭の中を埋め尽くした、というのが正直な感想だが、よく考えれば虚構の世界では「説明するまでもない、こういうことはよくあることだから。」という常識のもと成り立っているのだろうから、現実からのトリップ感を得られた作品として見事である。ただ虚構の寂しさ、悲しさ、この何とも言えない嫌な空虚を描き上げたところに作者の内容に込めた解らなさがあるのかもしれない。

  • 高橋源一郎には、期待してしまう。前衛的で発想が面白いからだ。本著は、子供の宿題である小説作りを手伝うという設定。その題材をテレビアニメの描写で済ませてしまう。残念ながら、くそつまらない。読書に時間をかける価値もない。知的刺激も、娯楽もない。高橋源一郎だから、良いだろう。詩的で、行間、含蓄多し。そう処理する人もいるだろうが、この著書はおふざけだ。良いという奴は、衒学的な◯◯だろう。意見が分かれるのは、素直か素直じゃないかの違いでは。

  • 鉄腕アトム、Dr.スランプ、サザエさん、ウルトラ兄弟
    ガラスの仮面、キン肉マン、ケンシロウ、ドラえもん
    …といった「歳をとらない」キャラクターたちが
    永遠の退屈の中でひたすらボケていく
    そのように、中島敦の「名人伝」をどこか思わせるこの小説は
    近代日本文学にとってのハッピーエンドであり
    バッドエンドでもあると
    そんな風に言えるだろうか?
    いやいや
    終わるのは、過去と未来のはざまにある
    今この瞬間だけで十分だ

  • 途中で断念。

    日本でおなじみの国民的キャラクターたちが
    小説の中で すごいことに。

    というアイディアは面白いし
    国民的キャラクターをあんなふうにおちょくるなんて
    さすが高橋源一郎…とは思ったんですが

    作品自体はどうにも面白いと思えなくて、断念しました。

    なので評価はなしで。

  • いろんな要素が入り混じって、おふざけのようなのに、ものすごい悲しみが大部分を占めている感じがします。

    13.01.15

  • 昔単行本を買っていたが、文庫で再度買ってしまい再読。良くわからないが読後感は悪くない。壊れて行く夢のペンギン村と実際のペンギン村。まるで町田康のパンク侍のようだ。

  • 連続テレビ小説ドラえもん

  •  ツイッタ―でいつも気になっていたので。
    短編以外初めて読んだ。ペンギン村の住人やケンシロウやドラえもんなどばかりが出てくるとても破天荒なお話。
     シュールで前衛的と言うか、脈絡のない様な話に含蓄や寓意を含めたスタイルと言うのは映画なんかでもしばしばみるのだけれど、ただアニメキャラで面白い小説書きましたと言うよりは本当に悲しい事とか哀愁だとか狂気だとか多くの物が凝縮されていて、やはり人間を描こうとしているのだなぁと興味深く読みました。
     どちらにしろ、抽象的な事を描くのだから、漫画でもリアリズムでも関係ないよなとは思う。あと、このスタイルをとる勇気と信念の凝縮

  • でも、すごい。すごくすごいって感じ。「・・・・・・」だものね。やってくれるわよ。なんだかよくわからないけど、すごすぎるって感じがするものね。なんかね。そういう感じがするのよね。

  • シュール
    笑い
    意味不明

    が成功したらこんな感じになった
    ということでしょうか

  • 面白かった
    って言えたらかっこいいと思う

    私には分からなくて、
    ぐるぐるぐるぐるして
    遠くて悲しくて気持ち悪くて笑っちゃう
    そんな感じでした、

  • 初めて読んだ高橋源一郎。高橋源一郎は言葉の正しい使い方、言葉の楽しさ、言葉のつまらなさを全部知っているのかもしれない。だからこんなにも言葉で頭の中をぶち壊せるんじゃないだろうか。

  • 消雪としては初めての高橋源一郎作品。
    序文は、なかなか面白く含蓄に富んでいます。この調子でずっと続くのか、と思いました。
    しかし、さにあらず、本編にはいるとちょっとぶっ飛びました。
    標題作のタイトル「ペンギン村」を見て解る通り、前編、いわゆる漫画を下敷きにした作品。Dr.スランプはじめ、サザエさん+ウルトラマン、ガラスの仮面、キン肉マン、ドラえもん、の6作品。原作通りの登場人物がとんでもないことになっています。
    子どもに見せたいTV番組で上位に入っている、サザエさん、ドラえもんがここではちょっと口にできないような内容の物語に。PTAの方々がみたら気絶しそうです。
    きれい事ではないこの世の中、人間の性を、考えさせられる、おかしくも悲しい物語たち、一読の価値はあります。

  • ドラえもんやアラレちゃん、キンニクマン、サザエさんなどの漫画のキャラクターが小説にお引越し。そうするとこんなにグロテスクな世界が立ち上がるのだ!どのお話もこわくて、悲しくて…なんだかいやになっちゃった。

  • 評価高くてびっくり。

    既存のものを破壊している、というレビューに「なるほど」と思いはしたが、
    購入時にそんなものを期待していなかったので・・・・・・。
    あらすじで「息子の宿題(小説を書く)を手伝う父(小説家)の話」だと思った。

    めちゃくちゃ過ぎる、タイトルしか知らない漫画の話、途中に入る著者の独り言?、下ネタ・・・

    とにかく、全部読みきった後にクッションに投げつけさせていただきました。
    途中何度も舌打ちをしたり、投げつけたりした作品は初めてです。


    大体、あんな終わり方なら序文のくだり要る?


    私にとって「小説を読む」ということは「簡単に楽しく」だと改めて実感。
    あんな色々ぶっ壊れた読みにくい作品から、何かを読み取るなんて私には無理でした。
    個人的にはすごくイライラして読みにくかったです。

    読んでて想像し、印象に残ったこと
    ・ウルトラマンたちと体格がそう変わらないサザエさん(たぶんセクシー系)
    ・カンガルーが服着てカーチェイス辺り・・・カンガルー=人間
    ・読み進めるほどに、8頭身に近づいていくドラえもん(青)

  • 途中で断念。
    ごめんなさい、私には理解不可能でした。
    物語がそれぞれヤマなし・オチなしでなんだコレ。というのが感想です。
    一番楽しみにしていたサザエさんとドラえもんなんて酷かった…。
    これは随分前に初版が発売されたようですね。(1992年とありました)この時代ではこういった作風が人気あったのでしょうか。
    なんにせよ、現代の方々には受け付けない一冊だと思います。

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ペンギン村に陽は落ちて (ポプラ文庫)の作品紹介

「ぼく、『しょうせつ』を書かなくちゃいけないの」。息子の宿題を引き受けた父が、テレビと漫画の世界に大胆ワープ!?ニコチャン大王、サザエさん、北島マヤetc…、彼らが自由気ままに行動を開始した!たえず文学へ挑戦してきた著者の、代表的初期小説。

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