- Amazon.co.jp ・本 (139ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591118993
作品紹介・あらすじ
並はずれた美男子と結婚した「私」は、夫が夜ふけになると床をぬけ土蔵に行くことを怪しみはじめる。闇の中、手探りで梯子段をのぼっていくと-。隠さねばならなかったこの世ならぬ歓楽と哀しみ(江戸川乱歩『人でなしの恋』)。自信に満ちた裕福な学者が、ベッドの下に光る二つの目に神経をかき乱されてゆく(ビアス『人間と蛇』)。放蕩の限りをつくす名門一族の「私」が、同姓同名の同級生に追われる恐怖を描いたポーの『ウィリアム・ウィルスン』。背筋のさむくなる三篇。
感想・レビュー・書評
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現代のホラーの原型がすでにここにあると言えるだろうか。しかしまた原型は原型なので、刺激という部分ではやや物足りない気もする。特に『人間と蛇』については何故そういう結末に至るのか、今ならよほどの追加材料で説得力を持たせない限り成立しないプロットだと思う。95/100
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一箱古本市
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乱歩作品に乱歩訳のポーと言う贅沢な取り合わせ。
告白もののこの二作品は次の展開が気になり頁を捲るのももどかしく読みました。
ビアス作品は思い込みの力と言うか人間の想像力の怖さを感じました。 -
ポーの作品は乱歩訳
んー、どれも印象が薄いな