(018)森 (百年文庫)

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  • ポプラ社 (2010年10月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591119006

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(018)森 (百年文庫)の感想・レビュー・書評

  • 全体的にロマンチック。メルヘン。

    モンゴメリー 「ロイド老嬢」 ☆4つ 読んでいてメイフラワーとかが出てきて…「赤毛のアン」っぽい世界観だなぁ…と思っていたら、モンゴメリー作品でこの作品は1912年出版された「アンの友だち」に収録されているそうです。(注・アンは登場しません) 父が甥に騙されて財産をすべて失くし、ひっそりと質素倹約に(周囲に貧しいと知られないように)暮らす、プライドの高いロイド老嬢が昔の恋人の忘れ形見(娘)に出会ってから、自分の心の鎧を少しずつ脱ぎ村に溶け込んでゆく、心があたたまるストーリー。足長おじさんならぬ「妖精の対母さま」。若い頃の恋は春。年老いて生活を切り詰めやさぐれる冬。その冬に突然現れた娘が刺激になってロイド老嬢が変わっていく。「愛情は偉大な奇跡を引き起こす=90ページ=」まさにその通りなのだ。大団円で楽しかった。


    ジョルジュ・サンド 「花のささやき」 ☆3つ 男装の麗人。ググりつつ読みました。肖像画を見ると本当に美しい。作品は花々が擬人化して(? ごめんなさい、こういう表現しかできない…)薔薇がいかに特別なのか、たくさんの花々が入り乱れて我こそは!と言い合う崇高なお話。ただ薔薇がどうして棘があるのか神話的なものも合わさって、そこは少し面白かった。「あなた方がバラの言うことを聞いたことが全然ないとはお気の毒ね。私はそれを聞いた頃が懐かしい。子供の能力なんですね。能力と病気を混同しないように注意してくださいね」で終わる。子供の頃の感受性ってやはり特別なんだよね。


    タゴール 「カブリワラ」 ☆4つ これも検索しつつ読んだ。やっぱり外国文学って取っつきにくいなぁ…。だけど世界観が独特で、純粋無垢で何も知らない娘ミニーと事件を起こし、連行されるカブールの果物売りのラームンのやり取りが苦しくって、読んでいるうちに涙が。。。「身分」なんて単語は一つもないのだけれども、読んでいても目に見えない分厚い壁がドーンと立ちはだかって…切なかった。インドって不思議な国だと思った。最後の旦那様とラームンの会話にも涙がにじんだ。親心。

  • ここ一年気になっていた「百年文庫」。
    気分転換に読みたくて、ポプラ社HPで内容を確認して、これを借りた。

    モンゴメリー、掛川恭子 訳「ロイド老嬢」
    ジョルジュ・サンド、小椋順子 訳「花のささやき」
    タゴール、野間宏 訳「カブリワラ」

    良かった。
    心がふわふわ、ここではないどこかに。
    長編だといろいろ具体的なので、この感覚は味わえないんじゃないかな。
    そんなことを、今初めて思いました。
    どの作家も読んだことがなかったので、新鮮だった。
    「ロイド老嬢」、ボタンの掛け違いのように物事がおかしくなってしまうこと、遠い日の甘酸っぱい想いを大切に生きること、生まれかわることができること……。
    私も少し年を重ねたからこそ、響いてきた。
    「花のささやき」、こういう狂いに最近触れていなかったから、おもしろかった。
    「カブリワラ」、読んでいると映像が目に浮かんでくるような、心のひだをよく描いた作品だと感じた。

  • ロイド老嬢『モンゴメリー』
    涙や感動を誘うストーリーなのに、不思議にいやらしさはなく、透明、純粋。ふしぎだな。

    『花のささやき』ジョルジュ•サンド
    フランス人らしく幻想的。でも花壇の花を蹴り散らしたのは驚いた。

    『カブリワラ』タゴール
    インド人。切ない貧富の差。

  • ロイド老嬢は、何度読んでも感動する。
    赤毛のアンシリーズを読み返したくなる。
    プライドとか、こだわりとか、そういったものを超越できたときに、本当の幸せや穏やかさが得られるのかもしれない。

    花のささやきは、面白い伝説のようなお話だ。
    花壇の花々のねたみやエゴが面白かった。

    カブリワラも印象的なお話だ。
    身分を越えた共感の部分が、胸を打つ。
    やっぱり、私は、人間に後付されたフィルターを外していった後に見えるものが描かれている作品が好きだ。
    そういうものが、長く読み続けられる作品なのかもしれない、と思う。

  • タゴールの「カブリワラ」が一番印象に残りました。身分の差別も、経済力の格差も、国境も、自分の置かれた境遇を全て捨てて、一つの想いを共感できた時、そこに信頼関係と友情が芽生えるのだなぁと思える良いお話でした。

  • モンゴメリー『ロイド老嬢』 ◎お気に入り
    ジョルジュ・サンド『花のささやき』
    タゴール『カブリワラ』

  • ロイド老嬢/モンゴメリー
    泣いたね。。
    まさかウルウルくるとは思わなかった。
    だけど、冒頭からお話に吸い込まれて、ロイド老嬢がどんどん好きになりました。
    不器用なのだよね。
    だけど、シルビアに対する愛情に胸打たれました。最後は、病にかかり、隠したかった自分を自然とさらけ出し、元気になると、スッキリとした生まれ変わったかのような人格に。
    カッコ悪いところは隠したい、、というところがシンクロしました。
    やっぱりモンゴメリーのおはなし好きだな。赤毛のアンはすごく好きだったのだけど再読したくなったし、他の本も読んでみたくなりました。制覇したいな〜。

  • 『ロイド老嬢』のような平和でおとなしい話はいくら読んでもいい。

  • 3つの短編が収録。どれも言葉が織りなす世界がとても素敵でした。

  • モンゴメリー『ロイド老嬢』
    ジョルジュ・サンド『花のささやき』
    タゴール『カブリワラ』

  • 色んな作家が読めるのが結構いい。私の名前だから買ったというのはナイショ。

  • 3篇とも好もしい珠玉の作品。読めたことに感謝。
    特にタゴール「カブリワラ」は感動して不覚にも涙した。ジョルジュ・サンド「花のささやき」は鏡の国のアリスの話をする花たちみたい。こんなに美しい想像する人だったのか。モンゴメリは読んでる間は感動するのだけど、善意と善人しか見当たらないので読み終わってからいつもなんだかなぁという気になる。

  • モンゴメリー『ロイド老嬢』
    ジョルジュ・サンド『花のささやき』
    タゴール『カブリワラ』
    の三作品。

    一番はやっぱりロイド老嬢。
    ロイド老嬢の愛情の深さにずっと号泣しっぱなしで何度も中断してしまいました。なんでこんなに涙が出るのか自分でも不思議…

    それから意外と好みだったのがサンド。
    読むまでは「あぁ、ショパンのね…」くらいにしか思ってなかったですが、こんな素敵なお話を書いてたんですね。ひきこまれました。

  • 優しい童話のような3編。
    「森」だからブレないし自然と人間の純粋さの話。ヨーロッパらしい。
    「ロイド老嬢」どこかで読んだ記憶あるけど、良かった。

  • ずばりおすすめはモンゴメリーの『ロイド老嬢』です。
    私はあの『赤毛のアン』すら読んだことがありません。
    この本を読んで初めてモンゴメリーのすばらしさが分かりました。
    風景描写が美しいです。
    気に入った方には、『青い城』もおすすめです。

    【熊本県立大学】ペンネーム:はな

  • 111004読了

    花のささやきがファンタジックで好きです
    こういうしゃれた世界を外国の作家さんはぽんぽん書くよね…

  • モンゴメリの「ロイド老嬢」が好きです。

  • モンゴメリ、タゴール、サンドの短編集。 モンゴメリの「ロイド老嬢」もタゴールの「カブリワラ」も素敵だったけど、一番はサンドの「花のささやき」がロマンチックで好き。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、2階文庫本コーナー 請求記号908.3/H99/18

  • 和図書 908/H99/18
    資料ID 2010200694

  • 「ロイド老嬢」
    まず題名に惹かれた。
    老嬢という訳し方、何か良いですね…
    いいお話だったが、良くも悪くも「モンゴメリー」だな、と思った。
    赤毛のアンに出てくる「ラベンダー母さん」を少し思い出した。
    読み進めるにつれ、だんだんロイド老嬢を好きになっていった。

    「花のささやき」
    まさにメルヒェン。
    この雰囲気は結構好きです。

    「カブリワラ」
    読みやすくて、没頭した。
    果物売りと少女の交流の、何と言う微笑ましさ!
    そっと心が温まる…素敵な短編でした。

  • 百年文庫、何冊か読みましたが、
    今のところベストです。
    モンゴメリ「ロイド老嬢」はすごくよかった。
    ジョルジュ・サンドはファンタジー
    タゴールは少女と果物売りの交流をえがいています(映画みたいに視覚で感じる物語)

    ゆっくり読んで2時間。
    百年文庫、気が向いたらまた読み進めようと思います。

  • やられた・・・・
    モンゴメリー・・・
    大嫌いな「赤毛のアン」の作者と知り、ケッ!と思いながら読み始めたけど・・・・

    すいません!!めちゃめちゃ面白いっす!!ごめんなさい!!
    これは、生徒にもすすめたいな~・・

    ちなみに、アンは、おおげさすぎるくらいのオーバーリアクションが苦手です。はい、関係ないです。

  • 百年文庫、デザインがドツボで、とりあえず8冊ほどがばっと買ってきました。
    まず読んだのがこの「森」。
    これは当たりでした^^

  • ケチで気難しい人物と思われながらも、生来のプライドが邪魔をして、幸せに目をそむけ、世間から心を閉ざしてしまった老女。しかしある出会いが、かたくなな老女の心を溶かしていき…。モンゴメリーの「ロイド老女」良かったです。読んだ後、ほっこりと温かな気持ちになりました。他、ジョルジュ・サンドの「花のささやき」、タゴールの「カブリワラ」所収。百年文庫、他にも気になったものを数冊購入しましたが、良い企画だと思います。

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(018)森 (百年文庫)の作品紹介

森が朝の美しい光に染まり始めると老嬢はつぶやく。「新しい日なんか、大きらいだ」-。近隣から「けちな金持ち」と誤解されながらもプライドが高く助けを求められない女性が、ついに心開くまでを描いたモンゴメリーの『ロイド老嬢』。子どもの澄み切った眼差しと自然の神秘が織りなすメルヒェン『花のささやき』(ジョルジュ・サンド)。果物売りの大男と小さな女の子の心の交流を美しくつづった『カブリワラ』(タゴール)。人生の厳しい現実も、詩心と優しさで包みこむ感動の三篇。

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