(035)灰 (百年文庫)

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  • ポプラ社 (2010年10月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (148ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591119174

(035)灰 (百年文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 『かめれおん日記』は好みではなかったものの、『明月珠』『アスファルトと蜘蛛の子ら』は十分に楽しめた。
    とはいえ、少し物足りない感じがしたのもまた事実。多分、期待が大きすぎたのだろう。(この3人で期待するなってのが無理な話なわけで)

  • 2013.12.15
    中島敦『カメレオン日記』
    なかなかよかったような

    石川淳『明日珠』
    覚えてない

    島尾敏雄『アスファルトと蜘蛛の子ら』
    ふわふわした終戦日のはなし。恐怖狂いなかなかいい。

  • 中島敦『かめれおん日記』
    石川淳『明月珠』
    島尾敏雄『アスファルトと蜘蛛の子ら』

  • 私が何事かについて予想をする時には、いつも最悪の場合を考える。それには、実際の結果が予想より良かった時、ホッとして卑小な嬉しさを感じようという、極めて小心な策略もあるにはあるようだ。 p.33『かめれおん日記』中島敦

  • こういう時代があったということが印象に残った。
    どれも割合読みやすくすんなり読了。
    自転車に憧れる時代があったんだな、と。
    長靴がなきゃぬかるんでて歩けない道が都内にあったんだな、と。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、2階文庫本コーナー 請求記号908.3/H99/35

  • 和図書 908/H99/35
    資料ID 2010200711

  • ポプラ社百年文庫のうちのひとつ。「灰」の中には中島敦、石川淳、島尾敏雄の3名の作家による太平洋戦争前後に書かれた作品が一つずつ収められています。

    それぞれ、時代背景がとても色濃く表現されていて、石川淳の「名月珠」などは、戦争中の作品で、石川淳本人と思われる「わたし」の夢は中古の自転車と長靴を手に入れること。

    まだ自転車に乗れない「わたし」は近所の自転車屋からボロボロの中古の自転車を借り受けて、練習を始めます。

    自転車に乗れないのを理由に就職試験に落ちたりします。自転車に乗れればどこへでも自由にいける、長靴があれば、どんなにぬかるんだ道でも自由に歩ける。

    東京の「山の手」でも雨が降れば長靴無しではまともに歩けない時代があった。

    ボロボロの自転車と長靴を手に入れるのが夢だった時代が日本にもあったということです。

  • 中島敦の「カメレオン日記」所収。橫浜の女子校の教員時代のまだ何ものでもない焦りがほの見える。
    他には自転車の練習をする小品印象に残った。

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「俺というものは、俺が考えている程、俺ではない。俺の代りに習慣や環境やが行動しているのだ」-。衰弱してゆくカメレオンをアパートで世話しながら、人間社会の現実と自己の乖離をみつめた中島敦の『かめれおん日記』。少女に教えを乞い自転車の練習をはじめた「わたし」。空襲にあっても深夜の月は皓々と車輪を照らす(石川淳『明月珠』)。敗戦の日の出来事をリアルな生命感覚で描いた島尾敏雄の『アスファルトと蜘蛛の子ら』。灰色の世界を突き抜けようとした人間の真摯さ。

(035)灰 (百年文庫)はこんな本です

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