(042)夢 (百年文庫)

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  • ポプラ社 (2010年10月12日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591119242

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(042)夢 (百年文庫)の感想・レビュー・書評

  • いずれも初めて作者。
    最終的にポルガーのが一番面白かったかな。
    三島由紀夫のは主人公が中二病です。
    ××したいから○○して△△しただとぅ!?不愉快な!!
    最近三島リバイバル中なので気になってますが、私でも読める奴はあるのか怪しい雲行き……
    谷崎も手紙本を読んでから変態め!ってなって読む気が失せているので、まだまだ無理かもしれない……20年くらい放置してみようかな。
    ヘミングウェイは面白いかと言われると微妙だけど、そうきましたか、という結末。
    わたしに釣りや狩猟の趣味があれば、他の作品も楽しめるのかなぁ。

    装画 / 安井 寿磨子
    装幀・題字 / 緒方 修一
    底本 / 『ウィーン世紀末文学選』(岩波文庫)、『決定版三島由紀夫全集20』(新潮社)、『ヘミングウェイ全短編2 勝者に報酬はない・キリマンジャロの雪』(新潮文庫)

  • 三島由紀夫はキモい。女嫌いが全面に出ている。
    女嫌いの作家に女性ファンが多いのは、フェミニズムによって女が男とおなじようになろうとする流れから生まれる自己嫌悪なのである……

  • 夢を追った人たちの、おかしくてちょっぴり苦い物語3編。
    生きた時代も、場所も違う3人の著名な作家たちの話を集めたものです。
    2番目に収録されている、三島由紀夫の「雨のなかの噴水」
    20ページ足らずの短編ですが、梅雨の雨の降る中、ナルシストの少年がこの年代に有りがちな残酷な言葉を自分の彼女に吐き、傷つけ、泣かせることで満足感をえようとしていたが、実は彼女が泣き止まなかったのは、その言葉が原因ではなかったというオチがつきます。彼女の目から止まることなく落ち続ける涙と公園の噴水と降り続く梅雨の雨との湿度がじんわり伝わってくるような文章です。

    ↓利用状況はこちらから↓
    http://mlib.nit.ac.jp/webopac/BB00515319

  • 様々な言葉を軸に古今東西の短編作品を集めたシリーズ、初読。
    三島とヘミングウェイが同じ本に入るとか!
    小品ではあるけれど、どれもさすがの上手さ。
    三島の噴水の描写の美しさは圧倒的。
    三作品とも、主人公の男性を失笑して終わるのは意図的に集めたんだろうなー。
    それで夢、というのがなかなか世知辛い。
    しかし、本文レイアウトがちょっと私には合わなかった…。
    読みにくい。
    残念。

  • ・ポルガー「すみれの君」◎
    オーストリア。
    おもしろい。武士はくわねど高楊枝って感じか。
    ギャンブル好きで気風がよく、どんなに落ちぶれようとも貴族としての信条は失わない。女性を助けるためというより、高貴さと信条のためには不正もいとわず活路をひらく。まあおしゃれな話であること。

    ・三島由紀夫「雨のなかの噴水」○
    少年は「別れ話」をしたいがために、別れを切り出すその一瞬のためだけに彼女を口説き一緒に寝、あるいは愛したという。なんていう倒置だろう。
    「弓から放たれた矢のように一直線に的をめがけて天翔ける、世界中でもっとも英雄的な、もっとも光り輝く言葉。人間のなかの人間、男のなかの男にだけ、口にすることをゆるされている秘符のような言葉。すなわち、
    『別れよう!』」
    このドライヴ感。ただのくそやろーのはずなのに、三島由紀夫が書くとたしかに英雄的で美しいことのように思えてしまうナ。
    三島由紀夫って「嚏」すんの好きね。

    ・ヘミングウェイ「フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯」△
    百年文庫の外人作家は翻訳ちょっとどうにかならんかな、ていうのが多々。新たに訳してるわけでもないのだろうし、仕方ないか。
    ヘミングウェイのサファリもの。ライオンを前に逃げてしまった弱虫マカンバーとそれをなじる妻マーガレット。
    ガイドのウィルソンはヘミングウェイそのものって感じなのだが、本当に「男」になった瞬間というのがあるらしい。それははじめてセックスを経験した時ではなく、恐怖を退けたときに訪れるのだとか。
    んーまあなんていうかちと説教くさいし、瑞々しくないヘミングウェイはあまり好きじゃない。あとサファリものは今読むと単純に動物がかわいそうだよ。

  • ポルガー『すみれの君』
    三島由紀夫『雨のなかの噴水』
    ヘミングウェイ『フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯』

  • 雨の中の噴水の主人公の、「別れよう」という言葉への執着とSっぷりに圧倒された。
    確かにこれを言われた女はとっても惨めになりますから。
    最後は痛快でした。女子としてはざまみろでした(笑)

    すみれの君は男ってどうしようもないなと思う反面、
    自分の美学を貫くところは現代にはあまり見られない素敵なところでもあると思った。

    どれも読みやすくて、先に読んだ百年文庫2冊よりはタイトルに沿っている内容だということが分かりやすかった。

    ・すみれの君 ボルガー(訳:池内紀)
    ・雨の中の噴水 三島由紀夫
    ・フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯 ヘミングウェイ(訳:高見浩)

  • ポルガー「すみれの君」が良かった。好きな話。

  • 恋人や夫婦間の心情。結婚は、必ずしも愛があるものではないということでしょうか?

  • ポルガー:「すみれの君」
    あくまで彼自身の貴族たらんとした男。かわいいひと。

    三島由紀夫:「雨の中の噴水」
    世界のなかで自分しか見ていない男。女は強し。

    ヘミングウェイ「フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯」
    短い、短い人生。題名が一番好き。ライオンと自尊心。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、2階文庫本コーナー 請求記号908.3/H99/42

  • 和図書 908/H99/42
    資料ID 2010200718

  • Lotusで見た夢の本見つけなきゃ

  • ポルガーの描く落ちぶれ貴族も、三島由紀夫の描く少年も、バカだなと思うけどかわいかった。ヘミングウェイのマッチョな男たちは苦手だけれど、全体のバランスがよくて最後まで面白く読んだ。テーマは「夢」だけど「男のロマン」(女から見たら理解に苦しむこともある)といったところ。

  • ◎ヘミングウェイ「フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯」

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(042)夢 (百年文庫)の作品紹介

女友達に高価な贈り物をし、湯水のように金を使う貴族ルドルフ。借金を重ねて落ちぶれても、プライドは老いてなお高く-(ポルガー『すみれの君』)。「人生で最初の別れ話」を切り出す少年の高揚感をユーモラスに描いた三島由紀夫の『雨のなかの噴水』。料理人や世話係を連れ狩猟のテントを張るマカンバーは、妻に勇姿をみせようとライオン狩りに向かうが…(ヘミングウェイ『フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯』)。夢を追った人たちの、おかしくてちょっぴり苦い物語。

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