(P[か]4-1)誕生日のできごと (ポプラ文庫ピュアフル)

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著者 : 加藤千恵
  • ポプラ社 (2010年9月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591120613

(P[か]4-1)誕生日のできごと (ポプラ文庫ピュアフル)の感想・レビュー・書評

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  • なんだか、携帯小説みたい。
    読みやすいといえば読みやすいけども。

    恋愛小説としては、ありそうな話。

  • 1人の女性の18歳から25歳までの1年に1度の瞬間・誕生日を切り取り、
    1冊にまとめた作品。
    誕生日=ディナー(夕ご飯って意味で)なイメージがすごく強いんだけど、
    しっかりディナーにその主人公が送ってきた1年っていうのが現れているなぁと関心。

    自分も今ちょうど25の誕生日を終え、この小説の主人公より読んだ時点では同い年・もしくは年上で、
    あー、こんなことあったなぁとか、何歳の誕生日は何してたなぁって思った。
    でも、色んな人に色んなシチュエーションで祝われている主人公はとってもリア充!って感じで
    (1人の年あるけどさ)ちょっとうらやましく、子どもはこんな品行方正っぽく、仲間に恵まれた子になって欲しいなって思った。

    主人公女の子でうちのは息子ですがw

    *引用文は、瞬間瞬間で日々が繋がっていっているんだなぁと感じた一文。
     日々の貴重な一瞬を大事にしたり、その一瞬に気付けるようになりたいと思いました。

  • 18歳から25歳までの誕生日を描いた小説。恋愛要素もまざりながら、一人の女性の成長物語にもなっていました。心情の描写がすごい。誰しも経験したことのある切なさを掘り下げて、誰もが理解できる言葉で表現されています。加藤先生の文才に改めて惚れました。

  • 自分の誕生日が近づくと、毎年読み返してる小説。
    18~25歳の誕生日のできごと。
    自分が大人になるにつれ、過去のことは若いな~って思うようになれました。
    辛いことも、悲しいこともあるけど、歳を取って大人になれば大したこと無かったなと思える。
    でも若いころの些細な気持ちも大事にしたい。
    そういう風に毎年思える作品。
    でももうすぐ26歳になってしまうのでもう読み返すことはないかも。

  • 普通の女の子、恵里の18歳から25歳までの“誕生日”を舞台にした連作。誕生日という日の定点観測だけど、冒頭の一文でこの1年間で主人公に起こったと思われる変化が垣間見える。受験、恋、別離、新しい恋、友情、就職……主人公を取り巻く出来事があまりにもありふれていて自分と重ねたくなるシーンもある。何気ない日常描写を切り取るのが改めて上手いと感じた。好きなバンドの解散ライブに行った話はどっかで見たエピソードな気もするけど。現在私は26歳なので過ぎ去った過去を思い出しながら読んだ。2012/514

  •  主人公の18〜25歳までの「誕生日」のできごとを展開する小説。この年齢って、確かに色んな事がめまぐるしく起こって、人生が決まっていく時期だから色濃いよなぁ…

  • 恵里の18歳から25歳までの誕生日とその周辺の日々を描いた小説。

    誕生日というのは一年に一回しかない節目の日。
    その誕生日に食べたものが印象的に描かれる。

    ステキなことが起きたり、
    彼氏とうまくいかなくなったり、
    就活に苦戦したり。


    恵里自身の成長はもちろん、気持ちの変化も丁寧に描写されていました。

    やっぱり、加藤さんの心理描写はリアルで共感できます◎


    最後に収録されていた柴崎友香さんとの対談もよかったな。柴崎さんも好きな作家さんなので。

    ―今の自分は、全部自分で選んできたものからできている―


    まさに恵里もそう気づくんだ。

    今の自分を作っているのは過去にたくさんあった選択で、「たとえば」とか「もし」をいくら言っても
    その時そう思ったことは、きっと正解だった。


    いくつもの選択肢の中から
    自分で選んだことに間違いないなんてない
    そう、自分を信じてあげること。


    それが大事。


    まだまだ人生これからの恵里。
    この後も何度も選択の場に立たされると思う。

    そんなラスト。

    亘とどうなったかはあえて書かれていない。


    それは読者の想像、
    そして、恵里の毎日が続くことを予感させるラスト。

    こういう余韻を残したような感じ、とても好きでした。

  • こちらも枡野浩一さんプロデュースで女子高生歌人としてデビュー、
    小説・詩・エッセイなど最近も立て続けに著書刊行されています。

    この本は、18歳から25歳までの一人の主人公の
    女性の誕生日のできごとが描かれた短編集です。

    どれも好きな加藤さんの著書の中で
    どれを選ぼうか最後まで悩んだのですが、
    最近課外活動で漫画「サプリ」(おかざき真里)読書会に参加して
    最後の一部に共通点を発見したので、こちらにしました。

    ネタバレにはならないと思うのでそれぞれ最後の一部を引用します。

    "大丈夫 私たちは 未来を選べる。"
    -「サプリ」10巻 より

    "わたしはきっと、自分で思っているよりもずっと多くのことを選べるし、
    決められる。今までだって選んできたし、決めてきたのだ。"
    -「誕生日のできごと」第七章 誕生日おめでとう より

    後者はこの文章より2ページくらい前の部分から最後までの文章が
    とても好きです。

    年齢や経験、選択を重ねていくと、
    なんだか選択肢が狭まってしまうような気がした時がありました。
    でもそんなことないんだな、っていうことに気がつかせてくれました。
    将来のことや恋愛で悩んだり、そしてそのたびに
    そのときの主人公なりに最善と考えた選択を決断していく姿に
    励まされ、背筋が伸びる気持ちになります。

    ちなみに、加藤千恵さんもツイッターやってらっしゃいます。
    https://twitter.com/katochie1110



    もっと端的にまとめようと思ったのに、なんだか長くなってしまいました…

  • ひとりの少女の日々を誕生日ごとに定点観測していった記録。
    人生の進め方を大きく決める時期の、誰にでもある小さな激動の日々がリアルで、胸がつまりました。
    離散的な観測点に、1年間にしてきたたくさんの選択の結果がある。それが各章の最初数行で伝わってくる。素敵な構成だと思います。

    毎年誕生日に食べる食事に焦点が当たります。
    「お母さんの味」からはじまり「ひとりで食べるカップ麺」や「東京に出て知ったおしゃれな食べ物」、そして6章に再び現れるハヤシライス。
    「その桃は、桃の味しかしない」を読んだときも感じましたが、筆者の食べ物の選び方がとても効果的で、すきです。

  • 251124
    この本を今読めてよかったな、と思う。ああ、あるなぁっていう描写がたくさんあって、いい意味で胸がざわざわしました。

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