マイナークラブハウスの恋わずらい―minor club house Side-B (ポプラ文庫ピュアフル)

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  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591120620

感想・レビュー・書評

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  • 木地雅映子のマイナークラブハウスの恋わずらいを読みました。学園コメディマイナークラブハウスへようこそシリーズの番外編でした。5つの短編と後日談の構成で、有名私立大学の附属高校の、弱小文化部に所属する変人たちの恋物語がコメディタッチで描かれています。今回は天野とぴりかの不思議な関係を中心に「恋」をテーマにした事件が起きます。しかし、その物語の裏にはそれぞれの登場人物が抱える家庭事情や悩みが隠れているのでした。高橋奈緒志郎のお母さん、徹子が登場する5つめの短編で「眩しい光の中に投げ込まれたような感じ」が描かれています。私はいま、この時を充実して生きているという実感を持つことができているかなあ、と胸に手を当てて考えてしまいました。

  • 読み返し。
    全編通じて、楽しくて理想でありながら、泣けてきてしまいますわ、くそう。
    今年は再開するかも、とのことで、是非ともお願いします!とえあリツイート。

著者プロフィール

1971年石川県生まれ。作家。
日本大学芸術学部演劇学科卒業。1993年「氷の海のガレオン」(群像新人文学賞優秀作)でデビュー。作品に『ねこの小児科医ローベルト』『悦楽の園』「マイナークラブハウス」シリーズ、『あたたかい水の出るところ』『夢界拾遺物語』『ぼくらは、まだ少し期待している』などがある。

「2023年 『ステイホーム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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