絶対安全少年 (ポプラ文庫 な 4-1)

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591120934

感想・レビュー・書評

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  • 内容(「BOOK」データベースより)
    多額の借金を背負ってしまった学生の緑朗は、
    多額の報酬を謳った求人に応募する。
    衣頼人は緑朗を見て
    「君ならば私を愉しませてくれそうだ」と笑う(「遊郭の少年」)。

    短篇にエッセイ、特製『豆蔵辞典』に読み違え
    「少年」詩歌集…著者の世界観満載の名著が待望の文庫化。

    +++++++++++++++++

  • まぜこぜって言うか、チャンポンって言うか、そんな感じて、総じては物足りない。 最初の短篇位しか印象に残らない。 ホントにファン向けってヤツだと思う。

  • 2011/01/11
    単行本版を読んでから文庫化を楽しみにしていた。内容は忘れてしまっていたが、この世界が好きだと感じだとことは覚えていて、こちらでも楽しめた。勝手なことをいうと強い開き直りというか、著者が遠慮なしに少年のことだけ書いたという印象。どれほど著者が“少年”という存在にこだわっているのかが伝わってきておもしろい。男性作家がいつでも少年に戻れると考えている、甚だふてぶてしい思考に突っ込んだくだりは爽快で、おもわず何度も肯いていた。読み違えの章が大好きで、何度も呟いては舌の上で味わった。好きなひとにはたまらない本。

  • 密やかな感じがすきなんだけど、ちょっと露骨で幻滅。
    全くの趣味の本だな。

  • エッセイと短編小説と辞典が収録されてます。永久保存版。長野ファンにはかなりおススメ。

  • 「少年」が好きな人って確固たる理想像があるよね、と。
    自分はショタからおっさんまでなんでも来いなもので。

  • 『豆蔵辞典』『読み違え「少年」詩歌集』が良い。
    「ひかがみ」…ですね!

  • 一応自分的には小説のカテゴリには入れているけど雰囲気重視の為か、内容が短いためか小説としては面白みに欠ける。
    『豆蔵辞典』に関しては、どっかで聞いたことある様な無い様なカタカナのカッコイイ語句について辞典の様に書かれているので好きではあるが・・・それでも『面白い!』とする根拠にかける。
    また作者の少年観については分る部分も有り、また思い込みすぎだろという部分も有り・・・;
    全編において趣味の本。
    まぁ、そんな考え方もあるんだなと、人生の勉強にはなりました。

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著者プロフィール

長野まゆみ(ながの・まゆみ)東京都生まれ。一九八八年「少年アリス」で第25回文藝賞を受賞しデビュー。二〇一五年『冥途あり』で第四三回泉鏡花文学賞、第六八回野間文芸賞を受賞。『野ばら』『天体議会』『新世界』『テレヴィジョン・シティ』『超少年』『野川』『デカルコマニア』『チマチマ記』『45°ここだけの話』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』「左近の桜」シリーズなど著書多数。


「2022年 『ゴッホの犬と耳とひまわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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