([あ]6-1)学校のセンセイ (ポプラ文庫)

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著者 : 飛鳥井千砂
  • ポプラ社 (2010年10月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591120989

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([あ]6-1)学校のセンセイ (ポプラ文庫)の感想・レビュー・書評

  • 面倒くさがりな桐原先生。面倒くさがりなわりに仕事はそつなくこなすし、
    案外生徒のことをよく観察している。
    熱血な先生もいいけど、こんなクールな先生もいいかも。

    桐原先生の心の声を聞いているみたいで、案外面白かった。

  • うん、これは面白かった。やる気はないが、仕事はそつなくこなす高校教師の話。熱血教師物語でもなく、大人の汚い事情でもなく、本当に何もない感じなのがいい。独り言っぽい地の文が妙にツボにはまる。主人公の考え方が面白い。それを先輩教師に見透かされているのが良し。少しだけ前に進んだのも良し。良作。お薦めです。

  • なんとなく先生になってしまった青年が、教師としての使命に目覚め、成長していく物語…

    …なのかな?と思って読み始めたらちょっと違った!!!

    そうですよね~
    先生だって、プライベートでもずっと先生、生活のどこを切っても金太郎飴みたいに先生…
    なわけ無いですよね?
    いつも演じていなきゃならないのかな?大変。
    みたいにふと思った事がある。
    接客業とか営業もそうかもしれないけど、なんだか“学校の先生”というと、“聖職”とか言われて特別扱いされがち。

    でも、“学校の先生”も、数ある職業の一つ、と考えて、今時の若者のお仕事とプライベート、という描き方をするとこんな感じになるのかな?
    ラノベっぽい感じもしますね。
    アニメにしても面白いかも。
    主人公のセリフが大変なことになってしまうけれど。

    そうです、何が面白いって、モノローグで突っ込みまくる主人公のセリフ。
    相手にも、自分にも。
    誰でもふだん、いろいろ心の中で考えている。
    突っ込みや感想、感情。
    まずいなと思ったことは相手に言わないし、一人の時はもちろん話さない。
    それが全て、心の声ダダ洩れみたいな感じでモノローグになっている。

    …面倒くさいし。
    あ、また面倒くさいって言っちゃってる、俺。

    といった具合に。

  • やっぱり飛鳥井さんの小説、好きだ♪
    読んでると、なんだかホッとする。
    人間観察が趣味の私にとって、飛鳥井さんの小説に出てくる人達は興味をそそられる。

    主人公の桐原は、なんとなく私立高校の社会科教師になってしまったが、行動原理はすべて「面倒くさい」。
    しかし、日常の周りの人達との関わりの中で、少しずつ変わっていく桐原がリアルで良い。

    「クイーンオブ面倒くさい」を自負する私には、桐原の呟きが手に取るように解る。だけど、大人になるって事は、面倒くさい事もこなしていかないとならない。

    この小説には、アッと驚くような大きな出来事は書いてない。けれど、本当の現実や生活が書かれている。

  • 一生懸命な学生、同僚を一歩引いて見ている主人公。
    その主人公が一生懸命枠に入っていく感じ。
    本人もそれを心地よく感じてる。
    真剣に取り組めるものがある方が、楽しいよなって思いました。

  • 買って数ヶ月なんとなく読めなかった本。主人公は高校教諭。熱血ではなくて生徒にポイントつけたり面倒くさいと適当にやりすごしてばかり。あー、多分私に近いな。けれど主人公がちょっと変わろうとするラストはじんわり?くるかも。私も年のせいにせず今からでも変われるかしら…
    内容自体は軽いし特に感銘を受けたわけではないけれど自身を省みる機会にはなったかな。

  • 採用試験を受けたら受かったから学校の先生になった主人公の話。

    誰とも距離を取って、なんでも面倒かどうかで判断する。
    よくある判断基準だと思った。自分もそうだからでしょうね。
    カタカナで「センセイ」と書きたくなる、いわゆる先生キャラじゃないところが読みやすくて良かったです。

    この主人公には「面倒くさい」と言って踏み込まない癖が付くきっかけがあったのだけど、遠ざけてばかりじゃ前に進めない、周りにいるイイ奴らに気まずいって感じで頑張ってみる。

    だいたいキレイに話がまとまって、恋人も出来そうで、良いラストでした。

  • 面倒くさがりのやる気の無い高校の社会科教師の物語ということだが、普通です。一生懸命やっていると思う。そして、みんながそんな思いでいるじゃんて感じです。

  • 行動原理がめんどくせー、テキトーな感じのセンセイの話
    先生になる人は、情熱とか夢とかなんかアツイものを持ってるんだと思ってたけどこんな感じのゆるい感じの先生もいいのかもね先生って特別な感じがしてたけど普通なんだね〜

  • 飛鳥井さんの本を久しぶりに読んだ。
    最初は動きがないなあ、って思ったけど。
    そういうことじゃない、この本は。
    誰でも思ってることを、いや違うなあ、とか、そうだよねえ、とか思いながら読める本。
    大人になってから自分を変えるのは難しい。
    だけど、少しずつ、ひとつずつなら変えられるのだ。
    自分のダメなところを受け入れる。

  • 学校の先生の私生活や実は本当はこんなこと思ってたんだ(笑)と先生も人間なんだなと感じる本。(もも)

  • (「BOOK」データベースより)
    なんとなく高校の社会科教師になってしまった桐原。行動原理はすべて「面倒くさい」。適当に“センセイ”をやろうとするものの、なぜか問題を抱えた生徒や教師、そして友人たちが面倒ごとを持ち込んできて…小説すばる新人賞作家が描く、新しい青春小説の誕生。

    これはなかなかの拾い物でした。学校物はそもそも好きですが、熱血よりもちょっと温度の低めの、普通の人感のあるものが好きなので、この主人公のめんどくさがりっぷりが結構いい感じ。自分の中にもある事なかれ主義と相通ずるものが。でも少しずつ人と関わりたい、関わらなければならないというその進行方向も共感する部分です。なかなか気に入りました。

  • 2016年05月29日読了。

  • 当たり前だけど、センセイも、先生である前にただの一人の男なんだなと。それだけを感じた作品。
    たんたんと出来事が過ぎていく。感動はあまりない、まさに日常を描いている。

  • 普通なんだけど・・・なんか、分かる・・・!うまく話が通ってる。

  • 最近気になるあの人に「(出会いの為には)もうパンくわえて走るか、ハンカチ落としながら歩くしかないでござるな」と言われ、このやるせなさをどこにぶつけるべきかと悩んだ結果…ランボー怒りの乱読part2『学校のセンセイ』。飛鳥井先生の文章は小気味良くてたまらん。劇的な展開や強烈なキャラはないけど、それがかえってリアル。「面倒くさい」という言葉で自分を騙し熱くなろうとしない主人公が、周りの人達の各々の熱さに感化されて、変わろうとする話。人はそう簡単には変われないけど不可能な訳ではないよね。成長の物語大好物です。

  • この物語の舞台が名古屋で、出てくる地名がすべてローカル。名古屋駅地下街とか、栄のクリスタル広場…待ち合わせ場所で有名で、昨日も友人と待ち合わせしたとか、おなじみすぎてどこのお店かな?なんてそっちに気を取られ過ぎてました。
    特に、主人公が住んでるところが、総合駅から一駅で、名古屋市外という設定。総合駅というと金山なんだけど、一駅で名古屋市外に絶対にならないから、ずっと悩みながら読んでました。
    最後の最後に、地下鉄が地上に上がって、次が名鉄になる。
    この文章でその疑問は解決されました。
    総合駅って上小田井、名古屋では総合駅なんていわない。って突っ込みましたが、それ以上に、次の駅は私がいつも通勤につかっている駅、つまり主人公と同じところに住んでる訳で、近くのスーパーとか、「ハヤシライスとオムライスが美味しいお店」やヴェスバが止まっていたアパート探したくなってしまいました(^^ゞ

    本の内容は、全国の教員採用試験をダメ元でうけまくって、名古屋の私立高校に受かり、勤務2年目の主人公の桐原先生。
    頭の中では「面倒くさい」って思ってるけど、表には出さず、人間関係等もうまくこなしてる。
    でも、そんな自分を内心では卑下していて、熱血な教師や生徒の事を凄いと思っている。
    そんな桐原先生が、さまざまな出来事を通して、どんどん人とかかわっていく中で、素敵な先生になっていくのが良かった。

  • 主人公のめんどくさがりっぷりがいっそ清々しい。とても楽しく読めた。飛鳥井さんの作品をもっと読みたいと思った。

  • 私もわりと冷めてるし、桐原先生と似てるかなと。でも、それじゃいけないんだろうなぁ。
    変わっていかなきゃですね。

  • 温度の低い主人公が面白かった。というか、その設定が無かったら本当にありきたりなストーリーと言ってしまってもいいと思うし。

    桐のキャラが良かったので軽く楽しく読めました、ということで、3つにしときます。

  • なんとなく高校の社会科教師になってしまった桐原。行動原理はすべて「面倒くさい」。
    適当に“センセイ”をやろうとするものの、なぜか問題を抱えた生徒や教師、そして友人たちが面倒ごとを持ち込んできて…

    小説すばる新人賞作家が描く、新しい青春小説の誕生。

  • すげー。自分かと思った。
    めんどくさいもん。死ねとか言われる職場って常識的におかしいっしょ
    まー情熱ねー
    あたしのなかでは情熱が完璧主義を産み、そして鬱に至る道しか見えないから、踏み込むのが嫌だ
    違うルートがわかんないんだよね

  • 熱意も志もなく、持ち前の器用さで
    それなりに教師をやっている主人公。
    静かな日常に転がるほんの小さな非日常から、
    動きはじめる人間関係と心情の変化が
    主人公の視点で語られます。
    刺激的な事件や謎ときがあるわけではないのに
    最初から引き込まれて続きが気になり、
    あっという間に読めてしまう不思議な作品。
    淡泊な主人公の感覚が当身代で、
    こちらも自然体で読めるから心地良いのかも。
    読後感爽やかで、とても楽しめました。

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