(P[あ]1-12)光と闇の旅人II 時空の彼方へ (ポプラ文庫ピュアフル)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591121344

感想・レビュー・書評

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  • 2巻といってもいきなり外伝のような感触。
    丸々1巻のとあるキャラについてなので、そのキャラ
    以外はほぼ出てきません。
    こちらも面白かった、のですが、
    1巻に同じです…続き…読みたい…
    しかもクライマックスっぽいのに

  • 『暗き夢に閉ざされた街』に続くシリーズ第二弾。一作目では白猫として登場したおゆきが人間の女の子として生きていた江戸の世を舞台とする今作。一作目のラストでおゆきが語り始めた過去がそのまま一冊にまとめられていておゆきと闇の蔵人との因縁の物語になっている。おゆきや今作では登場しない結祈に課せられた宿命やその能力が明らかにされ、一巻では謎だった香楽の正体にも見当がつく。しかし話は進まず、闇の蔵人との戦いは再び現代へと話を戻して進められることになるはずだが、シリーズ第三弾はまだ世に出ていない模様。続巻が発表されることを願う。

  • 光と闇、好きなテーマでおもしろかったけど、今一つ私の心に刺さらない

  • 前巻にて猫の姿で登場したおゆきの物語。前巻とは打って変わり江戸時代が舞台となり、闇の蔵人の位置付けがはっきりして面白かったです。「しゃばけ」シリーズ然り、江戸と怪異の相性はいいな。ただ闇の蔵人がなぜ人を食らうようになったのかは謎のまま。次巻に期待します。

  • 猫は長生きではなく、スリップもので、ちょっと軽い。

  • 舞台は、いよいよ江戸へ―。母とふたり、貧しいながらも平穏無事に暮らしていた少女・おゆきの周囲に、不思議な出来事が続出する。長屋での変死事件に続き、仕立師として働く母の得意先である商家でも、おゆきと同年代の娘の様子がおかしいという。そんななか、母の口から、自らの特殊な出目を聞いた彼女は…。江戸時代と現代、時空を超えて繰り広げられる青春エンターテイメント・シリーズ、待望の第二弾(「BOOK」データベースより)

    一巻目より、こっちの方が話がストレートで楽しめるなー。
    次巻で過去と現在の話をどうまとめるか、楽しみに待ってます。

  • “「おっかさん、逃げてばかりじゃだめ」
    おひさの顔がこわばる。唇が、ひくりと動いた。
    「いつまでも逃げてばかりじゃだめなんだよ、おっかさん。おっかさんが、何を怖がってるのかわかんないけど、怖がって逃げてばかりじゃだめ。おはるさんは重い病なんだよ。今、なんにもしないで、万が一、おはるさんが亡くなりでもしたら、あたしもおっかさんも、一生、公開するよ。あたし、そんなの嫌」
    「おゆき……」
    「あたし、逃げたくない。後悔したくない。おふみちゃんのときみたいになんにもできないで、泣くだけなんて、そんなの嫌。あたしに今できることを……できることを力いっぱいやりたい」
    おっかさん。あたしを信じて。あたしを頼って。一人で怖がったり、怯えたりしないで。あたしは、もう一人前だよ。いつまでも、おっかさんに守られている子どもじゃなくて、おっかさんを守ることだってできるから、できるようになりたいから、だから、信じて。”

    普通かなぁ…。
    江戸時代のおゆきの話。

    “「薫子どの。今宵、わすが御身の元にまいったのは……由々しき事態とあいなったからじゃ。わしら闇の者にとっても、御身たち光に住む者にとってもな」
    闇が濃くなったからか、声はくっきりと強くなり、比沙子の耳でも聞くことができた。その分、声に含まれる困惑や苦悩も感じとれる。薫子が身じろぎする。
    「長どの、まさか」
    「さよう。その、まさかでござる。闇の蔵人が再び、現れた」
    「なんと」
    「あやつは、光の世界も闇の世も自由に行き来できる。わしらのように、闇がなければ動けぬ者とは違う。しかも……」
    「人を糧として食らう」
    薫子の言葉に、比沙子は思わず、腰をうかせていた。”

  • 舞台は、いよいよ江戸へ――。母とふたり、貧しいながらも平穏無事に暮らしていた少女・おゆきの周囲に、不思議な出来事が続出する。長屋での変死事件に続き、仕立師として働く母の得意先である商家でも、おゆきと同年代の娘、おはるの様子がおかしいという。頼み込まれたおゆきはおはるを救うために彼女の枕元へいく。夜中に彼女から現れたのは闇の蔵人だった・・・。そんな中、母の口から、自らの特殊な出目を聞いた彼女は敵を追って現代へと飛ぶ。

    これでようやく魔布家とおゆきのつながりが見えました。しかしまあ闇の蔵人っていうのは厄介ですよね。人間が夜の闇を少なくしすぎてしまったことが原因で生まれたようにも思えるし、死なないものだからいったいどうすればいいんだって気はする。憎しみを抱かないまっすぐな心の持ち主がその光で何とか遠ざけるしかないのかな・・・リライトする前に読んだのがここまでだったので、結末がどうなるのか気になる。現代の魔布兄弟がやらかしてくれるといいな!

  • おゆきの江戸編。
    3巻が楽しみ。

著者プロフィール

岡山県生まれ。1997年、『バッテリー』(教育画劇)で第35回野間児童文芸賞、2005年、『バッテリー』全6巻で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。著書に『テレパシー少女「蘭」事件ノート』シリーズ、『THE MANZAI』シリーズ、『白兎』シリーズなど多数。児童小説から時代劇まで意欲的な執筆活動で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『NO.6〔ナンバーシックス〕(8)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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