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- Amazon.co.jp ・本 (169ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591121504
感想・レビュー・書評
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これとは全く別の魯迅の本にエロシェンコのことが書いてあり、エロシェンコに少し興味を持った。
そんな頃、「ある孤独な魂」に出会った。いやはや面白い。子供たちの素朴な疑問が痛快だった。まともに太刀打ちできず「愚問だから」と体罰を与えることしかできない教師が、むしろ滑稽である。偏見のバカバカしさがよく伝わった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
好みのお話ばかりでとても満足できました。
どれも詩的で美しくて、少し淋しい余韻がただようお話です。
今までエロシェンコという作家を知らずに来たことを残念に思いました。
『せまい檻』は盲目の作家から紡ぎ出される、色彩溢れるインドの情景に圧倒されました。
また一つ一つの童話の醸し出す温かくも淋しい余韻にため息がもれました。
秋田雨雀はエロシェンコの童話を「美しい悪夢のよう」と評したとのこと。
そのとおりだと感じます。
しかし恐怖にふるえる夢ではなく、孤独で淋しくて泣き出したくなるような夢。
作家の純真な眼差しを通して描かれた物語、さてそこに綴られるのは嘘か真か…
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◆収録作品◆
宮沢 賢治 『革トランク』『ガドルフの百合』
与謝野 晶子 『嘘』『狐の子供』
エロシェンコ 『ある孤独な魂』ほか3編
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