泪 (百年文庫 92)

  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591121801

感想・レビュー・書評

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  • 色川武大「連笑」 弟との心のやり取り、影響し、影響され、互いに自己を形成していく途上にある者としての関係が描かれる。「絆」なんていう安っぽい言葉が持て囃される時代だからこそ読まれてほしい。
    深沢七郎「おくま嘘歌」 庶民列伝は既読だが、この話は記憶から抜け落ちていた。
    島尾ミホ「洗骨」 このような風習があることを初めて知ったが、南国の強い日差しや生命力と死のイメージの対比が素晴らしい。

著者プロフィール

大正三年(一九一四)、山梨県に生まれる。旧制日川中学校を卒業。中学生のころからギターに熱中、のちにリサイタルをしばしば開いた。昭和三十一年、「楢山節考」で第一回中央公論新人賞を受賞。『中央公論』三十五年十二月号に発表した「風流夢譚」により翌年二月、事件が起こり、以後、放浪生活に入った。四十年、埼玉県にラブミー農場を、四十六年、東京下町に今川焼屋を、五十一年には団子屋を開業して話題となる。五十六年『みちのくの人形たち』により谷崎潤一郎賞を受賞。他に『笛吹川』『甲州子守唄』『庶民烈伝』など著書多数。六十二年(一九八七)八月没。

「2018年 『書かなければよかったのに日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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