秘密のスイーツ (ノベルズ・エクスプレス)

著者 :
  • ポプラ社
3.90
  • (18)
  • (28)
  • (20)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 215
感想 : 30
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591122044

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • まさか神社の岩で、タイムトリップが起きてしまうなんて‼️携帯で知り合った昭和と平成の2人の
    女の子

  • 林真理子さんは本当に読みやすい。
    娘が小学生の時に読ませかったですね。

  • 林真理子さんが児童書を書いていたなんて知らなかった!表紙もいくえみりょうさんで、母親世代がまず手に取りそうだ。
    神社のとある場所が手のひらサイズのタイムトンネルになっているという設定で、現代に生きるちょっとぽっちゃりした少女と戦時中に生きる食うや食わずの少女が、お互いの姿は見えないけれど、お菓子や手紙を通して交流し、戦時中の困難を生きる子どもの姿を知る話。
    戦争の話は怖くて最後まで読めない、という子どもも結構いるが、こういった話から入れば戦争が子どもにもたらすむごさを感じることができると思う。2016

  • 時空を超えて友情が芽生える女の子同士。わがままで共感できない理沙が戦時中でしっかりした雪子と交流することで、変わっていく様がよかった。

  • このお話は、現代の女の子と、戦争がおこる前に住んでいた女の子の2人が、1つのあなを通して、会話したり、おたがいのことを教え合って、仲よくなるお話です。でも最後には、2人にとって悲しい出来事がおこってしまいます。

  • 昭和と平成の女の子同士でおやつを交換するのが面白い♪

  • 小学生の頃読んで印象に残った。

  • 小学生高学年向け

  • 図書館の児童書コーナーで発見。
    はやしまりこ と いくえみ綾(絵)という組み合わせに興味を持ち借りた。

    昭和19年を生きる雪子と、現代を生きる理沙が、神社の石柱の小さな穴を通じてつながり、やりとりするお話。

    理沙は肥満をからかわれてから不登校になっていたが、雪子とやりとりするうちに「雪子のためにお菓子をあげよう。」と友達と協力してクッキーを作ったりと気持ちが変わっていく。

    また、理沙の食べ物を大事にしようと思う気持ちも芽生える。それは、雪子がくれた戦時中の蒸しパンがまずくて食べられなかったことや、雪子がポッキーなどに心から感謝してまわりの子供たちにも少しずつ分けている姿などからだ。

    最後に雪子の街が空襲に合い、神社も工事が行われたことから二人のやりとりは途絶えてしまうが…

    その後、理沙の友達の大叔母が雪子という名で顔もそっくりだと分かり理沙はブラジルへ手紙を書く。

    やはりそれは雪子本人だった。

    ……児童書ということもあり、一気に読破。涙が出た。
    借りて良かったと思った。

  • 児童書なので、活字が大きくて平易な文章です。
    いじめにあって不登校の理沙さんと、66年前戦争中に生きている雪子さんがお友達になるお話です。
    時空を繋ぐトンネルは月雲神社の石の柱の穴。
    そこから理沙さんは雪子さんのためにお菓子を作って送っていました。
    ちょっと不思議な心暖まる作品です。

全30件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

林真理子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
辻村 深月
濱野 京子
有川 浩
三浦 しをん
湊 かなえ
夏川 草介
三浦 しをん
角田 光代
瀬尾 まいこ
東野 圭吾
有川 浩
柏葉 幸子
森 絵都
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×