- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591122341
作品紹介・あらすじ
赤星中学内で対立する運動部と文化部の架け橋となり、学内に平和をもたらす存在"ピースメーカー"。その実態は、放送部の良平とケンちゃん-知恵と愛嬌の凸凹コンビだ。ハートフルでちょっとノスタルジックな青春エンターテイメント。
感想・レビュー・書評
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学校の文化部と運動部の確執を取り持つ話。
サクッと読める読みやすさはいいが、全体的に単調で、キャラづくりもイマイチなので、読んでて退屈。
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小路幸也だね。楽しく一気に読めました。
小路幸也の作品という安心感で、期待通りのストーリー展開なんて、やはり素晴らしい。
学園もの。学校の中で対立する運動部と文化部を、ビーズメーカーとして主人公のいる伝説の放送部が活躍するというもの。
作中で放送中に流す曲が懐かしく感じました。 -
伝統ある文武両道を誇る中間一貫校の赤星中学校。古株の顧問の代理戦争のごとく確執を増す運動部と文化部の仲を取り持ったのが、放送部の一人の女生徒だった。
伝説の『ピースメーカー』の弟である『良平』は、再び対立を深めた両部の問題を解決すべく、2代目として仲間と奮闘する。
人並み外れた容姿と美しい声、ちょっと変わった性格ながら成績優秀で誰からも好かれるという、正に非の打ち所のない有名な姉。普通なら劣等感を持ったり反発したりしそうなものだけど、良平は全くそれがない。と言うことは、よっぽど両親や周りの人に恵まれているのだろうな。
YAらしい主人公の成長ものではなく、単純に仲間と共に、それぞれの能力を活かして問題を解決していく。大事なのはその過程なので、解決後はさっくりとしか書かれていないが、特に嫌な人も出ないし暖かい話なので、ほっこりできることは間違いなし。 -
舞台が70年台なので、古い作品かなと思ったら意外と最近のものだった。
時代が時代なので、今の感覚で読むとちょっと人と人の関係に踏み込み過ぎで、あれという感じはした。
図書館のヤングコーナーで借りたので、対象年齢が低めなのかもしれない。
いくつかのエピソードから成り立っており、問題提起と解決に向けて動くところに焦点をあてている。
解決からクライマックスが省略されているので、物足りなさが残るかもしれない。
(良い方に向かうとわかりきっているので、敢えて読者の想像にまかせているのかもしれない?
エグみがまったくなく爽やかで悪者もいないので、安心して読める。
中学生の話ですが、小学生の頃に読んでいたらいろいろと見る部分も違ったかもしれない。 -
僕らが通う、中高一貫教育で知られた伝統ある〈赤星学園中等部・高等部〉は、今は〈赤星中学校〉と〈赤星高校〉という名前になってる。
赤い星っていうのは火星のことで、戦いの神様らしい。そのせいじゃないだろうけど、何故か伝統的に文化部と運動部の戦いが続いているんだ。
放送部の顧問の先生、コウモリは言う。
「放送部が唯一、運動部と文化部を結び付けられる平和の使者〈ピースメーカー〉になれると僕は思ってる。部の活動を把握して、取材から現場の仕切りから放送まで、すべてにおいて彼らを結べるのが、放送部だ」
運動部と文化部を繋ぐ架け橋となって平和をもたらすもの。
まさしく、ピースメーカー―― -
この作家さんの家族を書いた話が好き。学生モノは普通だった。
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2015/5/2
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東京バンドワゴンがすきなので。
うーん、ちょっとうまく行き過ぎ感だなぁ。
若いときの作品なのかなって思ったけど、そうでもなし。
若めの読者を想定してわかりやすくしてるのかもしれないけど。
ちょっと期待はずれだったな。 -
軽い。ぬるま湯。子供向けなのかも…