- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591122457
作品紹介・あらすじ
第5回ポプラ社小説大賞受賞作。『KAGEROU』-儚く不確かなもの。廃墟と化したデパートの屋上遊園地のフェンス。「かげろう」のような己の人生を閉じようとする、絶望を抱えた男。そこに突如現れた不気味に冷笑する黒服の男。命の十字路で二人は、ある契約を交わす。肉体と魂を分かつものとは何か?人を人たらしめているものは何か?深い苦悩を抱え、主人公は終末の場所へと向かう。そこで、彼は一つの儚き「命」と出逢い、かつて抱いたことのない愛することの切なさを知る。水嶋ヒロの処女作、哀切かつ峻烈な「命」の物語。
感想・レビュー・書評
-
思ったより良かったし、おもしろかったです。文章の拙さや賞について色々言われているようですが 未熟だろうと何だろうと新たな分野にチャレンジする。挑戦しようとする。その精神に 心からの拍手を送りたいです。人は わかっていてもズルズルやらずに過ごしてしまう人の方が大半です。夢をもつ事は誰にでもできるけど、夢を叶えられる人はほんの一握り。やりたい事 挑戦したい事に真っ向から取り組み それを一つの形にした。それはそれでやっぱり誰にも出来る事ではないから、やっぱりスゴイ事なんだなぁとあらためて感じました。酷評も応援も糧にして2作目も頑張って欲しいな。。今後の活躍も期待しています。
-
母が購入したので読ませてもらいました。
命がテーマらしいですが、ちゃんちゃらおかしいです。初めて小説に評価1を付けます。こういった行為は本来は爆笑問題太田さんが言うように、人が一生懸命作ったものを足で踏みつけるような行為なので、小説などには絶対にしてはいけないと思いますが、一連の流れを抜きにしても評価2以下、ポプラ社の行為を考えれば小説の評価を付けるなら1以外はありえません。
前半は中高生が作文の文字数を増やすために多用するレベルの比喩が多すぎて、幼稚で薄っぺらい自己中心的な登場人物(これで41歳設定はいくらなんでも異常で10代の思考と言葉遣い)、直前まで自殺を考えた人間の思考とは程遠い思考(水嶋さんは自殺を考えたことがあると聞いたが嘘のようだ)、命に対する浅い考え方(ストーリーのギミックとして一つの命がいとも簡単に失われてます)などなど、批判しろというなら小一時間語り続ける自信があるほど自分からみたら駄作です。話題作でなかったらchapter2で100%読むの止めてます。新人のコメディーとしてはまあ妥当なのかもしれませんが、2000万の大賞受賞と聞いていたのでどうしてもそれなりの期待はするため、読後感としては小説としては過去最低のものとなりました。ライトノベルや携帯小説として出してたら恋空も売れたしね、、、と言った感じで特に感想はなかったでしょうが、大賞受賞作でメディアでも褒めてる人が結構いた作品ですからね、、、
もちろんこれらは趣向の問題です。自分は合わなかっただけです。よい社会勉強になりました。若い頃ズッコケ三人組が大好きだったのですが、今後はポプラ社さんの「商品」は読まないでしょう、しっかり謝罪してまたしっかりした「本」を出してくれたら今回の件は水に流します。名作も多い出版社でしたからね、、、 -
TVやなんやで興味を持って、読んでみたいと思ったら、本屋で目にしてすぐにレジへ持って行かず、先ずは立ち読みしてみたらどうでしょう?
15分もあれば読めます。
1ページ開いただけで判るとおり、無駄に文字を大きくして行間と余白をたくさんとって…そこまでして紙の無駄遣いしなくてもいいと思った。
内容についても、全くの駄作と言う訳ではないけれども、よくある話。
文章は無駄が多くて読んでてだれてくる。
特に目に新しい展開や表現があるわけでなく、ナナメ読みで十分内容は把握できるかと。
いくら話題性目当てに出版するにしたって、担当と作家で相談してもっと推敲したり、話膨らませたりくらいはできるでしょ?
個人的には、世にも奇○な物語なんかで設定の甘さに散々ツッコミ入れた挙句、「…で?」っていう感想を抱くお話でした。
文学作品にしちゃうよりは、ラノベでもっと面白く書いた方がよかったような。 -
話題性たっぷりだったので買って読んだ!
この私が、仕事行き帰りのバス&電車、家でちょっと読んだら2時間で読めた笑
本の感想は…
読みやすかった!笑
本当最初の感想はこれかも。実際2時間で読めたしね。
でもこれは良いことの一つでもあるよね!
まわりくどいことがなかったってことで。
でも逆に言っちゃえば読んでいる時に何かを思うとか、そういうのがなかったってことかも。
というか、説明?が長い!というか、話し言葉がくどい?笑
ヒロさんが思ってることを全部文字にしてて、私たちはそれを読んでる、というか読まされてる感じ。
うだうだ説明してる感じ。あ、私もどっちかといえばそっちだけど笑
あの水嶋ヒロの完璧な人具合とか口調とか見てたから少し期待はしてたけど、何も余韻は残らなかった。
こんなに余韻が残らない本初めてかもってぐらい。
内容に対して何かを思うことが難しい。
というか、あの水嶋ヒロの感じから全く想像できない内容で、がっかりした。ぺらいよ〜って。
命の話ですって言ってた。
確かに命の話だった、むしろストレートに。
それになんとなく言いたいこともわからなくもないような気もするんだけど、それでも何かを思うことが難しい。
ある意味すごい。
題材としては悪くはない気もするんだけど…なんかよくわかんない感じ。本読んで、こんな感想がよくわかんない感じ初めてだよ。
…ってことは結局何を言いたかったのかわからなかったんだな。うん。わかりません笑
この本に対してテレビに出てる人が言ってるコメントの意味、本当にそうだと思った。
ヒロインが絢香だとか、そうかも〜って思った。
一つ確信をもって言えることは、次また本だしたとしてももう買うことはないでしょう。
一度でも客観的に自分が書いた本を読んでみることをお薦めしたいと思った。
今、色々評価でて、今後どんなアクションを起こすんだろう。それがきになる〜。
さっ!また違う本読もう!!! -
表現力は置いておくとして、思っていたよりもストーリー展開のテンポが良かった気がします(*^_^*)
ある意味とても分かりやすい小説だと感じました。 -
いちいちあげ足取りをするのも、どうかという話。
というより、そこまでのひどさを私は特に感じなかった。
この本の内容よりもアマゾンの書評の数々の方が私はどうかとおもう。
内容としては、名前は忘れたが死神のポジションにいた男に最後になって途端に比重が増えたのには、正直唐突感が否めなかったが、映画とかにするのなら悪くはないのだろうかとも思う。
おもしろい・おもしろくないで判断するのならば普通。凝ったところもなかなかあったと思う。文章もフランクで、言うなれば漫画のような小説だ。
ただ、ギャグなタッチが私の好みではない。
辻人成が好きなようだけど、目指すなら町田康の方が無難だろうと思う。
あこがれるならばタダ、というのを前提としてね。
あくまで個人的な意見だと前置きさせてもらうが、やらせだかできれーすだか知らないが、斎藤君を叩くのはお門違いだと私は思う。
彼は書いた。それは誰がなんと言おうが彼の自由だし、そのできもおそらく彼が現状できうる限りの力を尽くされているのだろうから、それはそれでいい。
しかし、だ。出版社はそうはいかない。
彼らはプロだ。それも新興でなく長年本に携わってきたような出版社だ。
なのに、この本に自分たちがもうけた賞の大賞を取らせた。
私は正直最近の本をあまり読まないので比較基準が古いやもしれないが、素人の私から見ても違和感はぬぐえない。もう、此処でくどくど難癖付けるのも煩わしいというものだ。
百歩譲って、せめてもう少し手直しをさせることもできただろう。いやしなければいけなかった。
はっきり言ってプロとしてはあまりにも残念な仕事をしたといえる。
そう思わない方がどうかしているってものだ。
しかし、先に言った様な出来レースとしての可能性を考えた時、つまり商業ベースで金のために行った仕事と仮定した場合。
それはそれであまりにもこのシナリオは陳腐だ。
バレバレだろう。そりゃぼこぼこに叩かれる。
とは言っても、結局私も含めてみなが興味本位でこれにのっかってしまっている。
そうして結局、一番残念なはずのポプラ社が勝ったのだからおかしな話。
名誉よりも金を取ったとしか思えない。
残念だ、あまりにも残念。
恥を知れ、と言ってやりたいぐらいだ。
だからこそ、私は斎藤君を気の毒だと思う。
私に同情されるなんて本人は望んじゃいないだろうが、そう思ってしまう。
彼はもっと良い出版社とともに”ただ”本を出すべきだった。同時期に出したから名前を挙げるが、太田光のように。そうなればどんな作品であろうとも、こんな状況にさらされることはなかっただろう。今だけの問題では終わらない話だから私は言うのだ。ちゃんとした作家としてこれからもありたいのならば、断ってでも彼はそうすべきだった。
長々と説得したが、ここまでしても仮に「無理だ」なんて言うのならば、汚い言葉だが、あんたも含めてクソくらいだ。
あーあ、冷静に書きたかったのに結局熱くなっちゃったよ。
結局、私も含めてみんな踊らされているんだ。世話ないってはなし。
そういう意味でこの本はカゲロウのようにはならず、記録に残る一冊となったのだろう。
さて、ポプラ社と斎藤さんはこの本をこの先どういう位置付けで扱って行くのか。
いや、ポプラ社にはがっかりしたのでどうでもいい。
しかし、もし斎藤さんが本気ならば、私は彼にぜひとも追々はこの本をカゲロウのように幻だったと一蹴してほしい。
うむ、イマイチうまいこと言えないな。
ところで陽炎と蜻蛉どっちのことさしてんの? -
話題だったので読んでみた。
「命」がテーマと聞いていたけど、読んでみると意外と軽いノリだと思う。メッセージ性の強いテーマなわりに、あっさりとした内容だった。
若干ファンタジーとかSFっぽい。
思ったよりよかったけど、文章が合わなかったのかどうも読むのがかったるいと感じてしまった。
大賞作品となると?と思う。必要以上に見る目が厳しくなってたかもしれない。次の作品がどんな感じかは気になる。
この本、気になりつつまだ読めていないのですが
「やりたい事挑戦し...
この本、気になりつつまだ読めていないのですが
「やりたい事挑戦したい事に真っ向から取り組み
それを一つの形にした」ことを
素直に評価してあげようとするmizuironosoraさんの姿勢、すばらしいと思います。
彼の2作目のみならず、mizuironosoraさんのレビューも楽しみにしていますので
今後ともどうぞよろしくお願いします(*^_^*)
まろんさんのレビュー・本棚を参考にさせて頂きながら 世界観を広げていけたらいいなと思います。
これからもどうぞ よろしくお願いいたします(*^o^)