- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591123997
感想・レビュー・書評
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若きチェリスト・津島サトルは芸高受験に失敗し不本意ながら新生学園大学附属高校音楽科に進む。
そこでフルート専攻の伊藤慧やヴァイオリン専攻の南枝里子と出会った津島は夏休みのオーケストラ合宿、初舞台、ピアノの北島先生と南とのトリオ結成、文化祭、オーケストラ発表会と、慌しい一年を過ごし……詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
若い子特有の、そのときならではの真剣さがすごく好き。帯に「2009年の話題の本」とあるので、物語の中心が音楽だとしても何かにのめり込んだことのある人、のめり込みたかった人にとって共感できるところが多いんだろう。もちろん音楽をかじった人は言わずもがな。
なんで今まで読んでいなかったんだろう?もったいないことをした。 -
早熟だった高校生が恋に落ち、恋に破れ、
自分の才能の限界を思い知らされ、
と青春のほろ苦さや痛々しさを
自伝的な味わいで飾らずに描いた作品。
甘さも苦さも両方をきちんと書こうとしているので
リアルで心に響いてくるものがあって、
引き込まれる読み応えがあった。
小説的な魅力というよりも、
身近であり特異でもある体験談の魅力に溢れていた。 -
専門用語バンバンでてくる。
分からなくても、だいじょうぶ。 -
音楽には多少携わってはきたけれど、クラシックや管・弦楽器に関しては全くの知識なし。そんなあたしでも難なくどっぷり物語に浸ることができました。
高校生という目線でかかれた話なのにどこか客観的であったり、そうかとおもえば初々しい恋の話が織り込まれていたりと緩急の付け方が絶妙。Ⅱ、Ⅲと続いていくのが楽しみでしょうがない♪ -
音楽好きにはたまらない♫
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『船に乗れ!』特設ページ | ポプラビーチ
http://www.poplarbeech.com/pureful_pickup/005598.html -
高校生がチェロに青春をぶつける
音楽と真摯に向き合い、恋愛もする
音を奏でる難しさが良く伝わってくる。
特に、オーケストラのような多人数での演奏の難しさ。クラシック音楽に感動できる人になりたいと思った。