- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591124468
感想・レビュー・書評
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印象に残ったフレーズ
<b>「1票の重さはだいたい1万円」</b>
私はハマコーさんの現役時代を知りません。
バラエティに出ているハマコーさん、Twitterで「だう」と言っているハマコーさん。
そういったハマコーさんしか知りませんでした。
なので、書かれている時代背景で知らないものも多く、本当に「すべてを明かしているか」は判断がつきません。
ただ全体を通して思ったのは、政治は「カネ」なんだなということ。
幾度と無く出てくるカネというフレーズ。話のキーになるのがカネであることがほとんど。
ああ政治ってそういうものなんだなぁと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ヤクザから政治家へ。ハマコーの幼少期から現在に至るまでの歩みを書いた本。ハマコーを知るには重要な一冊だが、言うほど情報量が多くはない印象。まだまだ、本当に言いたいことがあったのでは?…。ただ、本文でも述べられていたが、「昨日の友は、今日の敵」とは、まさしく信頼、裏切りの中で生きてきたハマコーの人生そのものを如実に表していると思う。戦後日本政治は長い間、完全に腐敗していたことがうかがえる。
読むに当たり、本書の中でたびたび登場する時の有力者の人物像の理解が難しい。所々に説明があるのだが…。少しでも、日本政治に興味を抱けた一冊であることに異論はない。少しずつではあるが、日本政治が良くなっている事実もまた見逃せないと思う。 -
遺言と名乗るには伏せたことが多い本。若者向けにこんな本を残すのが彼の責任感なのか。戦後の政治体制入門に良い。