必ず復興する日本のシナリオ

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  • ポプラ社 (2011年6月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591125267

必ず復興する日本のシナリオの感想・レビュー・書評

  • 長谷川氏は毎年、時々問題についての評論を書籍により、公のものとしてきた。今回は、大震災のちに書かれたもので、私個人的に大いに期待してよんだ。しかしながら、内容は主として日本国民に対する信頼について述べており、不透明感は拭えなかった。幸福実現党のほうが、より具体的な政策を主張していると感じました。

  • 東北大震災が起きてからもうすぐ半年になりますが、私が良く読む識者の本を総合すると、東北には大企業に代替のできない重要な部品を提供している企業が多くあり、それゆえ東北の復興支援がなされたようです。

    私の業界においても、ある部品を生産している工場が相馬地区にありましたが、驚くほどのスピードで復興したのを目の当たりにしています。

    この本は、製造業や軍事関係に詳しい長谷川氏によって書かれたもので、東北地方の底力を具体的な例を挙げて解説しています。日本の底力を見たようで、読んでいて元気づけられました。

    今回の被害は大変なものだったとは思いますが、戦後の焼け野原に比べれば被害は小さかったということを長谷川氏は述べていて、必ず短期間に復興できるだろうと結論しています。

    以下は気になったポイントです。

    ・阪神大震災において当時の兵庫県知事はアメリカの航空母艦の支援を断った、それは、当時の阪神地区の工業地帯が東北地方のそれよりもグローバリゼーションの中に組み込まれていなかったから(p18)

    ・東北の復興を世界が待っているのは、東北が持つ「高品質」「信頼性」「納期」である、これは津波によって吹き飛ぶものではない、大事なのはこの中に「価格」という要素は無いということ(p22)

    ・円高で輸出額が減ることは無い、理由は輸出商品の8割が、生産財や資本財であり、企業の経営者を相手にしているものであるから(p23)

    ・信越化学の白河工場はシリコン生産で世界の20%を占めていて、それが無ければ困るのが、韓国の半導体工業や中国で、材料をすべて日本に依存している(p31)

    ・日本のロボットは、燃えさかる火の中を通るのが前提で、放射能には対応していなかったので、フランスからロボットの提供を受けた(p37)

    ・アメリカの高額所得者の水準は、年間5万ドル(400万円程度)、日本は世界一給料が高い国(p40)

    ・海兵隊のグアム移転計画がなくなる可能性がでてきた、有事の際にすぐ展開できるのは北京まで1500キロの沖縄しかない(p47)

    ・2010年11月23日の北朝鮮からの砲撃には、金正日総書記は驚いたことだろう、25日には平壌で南北赤十字会談を開く予定だったから(p57)

    ・戦後の日本をはじめ、アジアで農地改革を行ったのは他に2か国(韓国と台湾)のみ、例外的にヨーロッパではロシア(p61)

    ・ブラジル農園で最近目立つのは、コーヒーをやめて、大豆・とうもろこし・サトウキビに代えてしまう、コーヒーがなるまでに7年かかるが、大豆等は1年作であり、小作人も交換可能(p65)

    ・放射性物質の発生量、拡散量は今のところチェルノブイリと比べて10分の1以下である、それをレベル7とひとくくりにするのは問題だ(p85)

    ・超電導ケーブルの開発がもっとも進んでいるのが住友電工、2011年中には超電導ケーブルの生産能力を年間1000キロに倍増させて、世界に先駆けて量産する(p96)

    ・アメリカは世界最大の天然ガスの生産および消費国、ガス田が枯渇するといわれていたが、2009年ころからシェールガスが使えるようになったので、自給国へ完全に変貌した、そのため天然ガスの価格は上昇しなくなった(p107)

    ・世界で一番効率が高い発電所は、東京電力の横浜火力発電所である、天然ガスを燃やしてガスタービンを回して、高温の排ガスで蒸気を立てて、それでタービンを動かす、排熱と蒸気の両方を使うので熱効率は52%(通常は38%)である(p113)

    ・2009年に釜石湾に完成した世界最深の防潮堤(2キロ、高さ8メートル、厚さ20メートル、再伸63メートル)はギネスブックにも認定されたが、そこへ30メートルの津波が来た(p1... 続きを読む

  • 2011/8/3:読了
    さすがに原発も徐々になくす方向と書いてある。
    次はガスタービン。
    2011/11/10:二度目
    一度目は、飛ばし読み。二度目はじっくり読んだ。
    原発も、動かすものは動かすという方向になってきた。
    もう少したったら、もう一度読み直してみよう

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