君たちはどう生きるか (ポプラポケット文庫 日本の名作)

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著者 : 吉野源三郎
  • ポプラ社 (2011年8月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591125403

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君たちはどう生きるか (ポプラポケット文庫 日本の名作)の感想・レビュー・書評

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  • 児童書と侮ってはいけない。
    コペルニクス的発想とでも言うべきか、自然科学、社会学、人生論、歴史、倫理、人して生きるすべての事柄が少年目線で分かりやすく描いてある。中学生だけでなく、今の時代の人たちにぜひ読んでいただいて欲しい!

  • 若者に向けて、不易のメッセージ。

    最初に出されたのは1937年だという。内容は少々削られたところもあるらしいが、軍靴の足音が聞こえるその頃に、少年少女たちにヒューマニズムの考え方を、と書かれた本が、長いときを経て読み継がれている。時代の変化に耐え、読み継がれているものは、本当に大切な物語なのだ。

    コペル君は中学二年生です。冒頭の文章が重要。14歳は、社会に批判的だったり、自分が大人に変わっていく頃だったり、変化の時期。その時に考えたい、自分のこと、友人のこと、社会のこと。勇気とは、正義とは。そして、どう生きるか。立ち止まって、考えて。

    各章で、何か生き方を考えるヒントがある。どのテーマかひとつふたつは、ひっかかるはず。中高生に薦めたいな、と思う本だった。大人になってから読んだけど、中学生だったり高校生だったりした私は、どう読んだんだろうか。

  • 中学生のコペル君とそのおじさんとのコミュニケーションを中心に、人はどう生きるべきかを問う作品。
    80年前に書かれた作品で、小学校高学年から中学生あたりを対象に置いている。表現が古かったり、ジェンダー的な面から現代と少々合わない表記もあるが、今でも十分通用するし、大人が読むにも十分耐えうると思う。
    小学校では道徳の時間が復活したとの話を聞いた気がするが、もしそうであれば、高学年の授業では本書をテキストに使ったらよいのでは、と感じた。

  • 良著だと思います。若者だけでなく、歳を経て今、読んで見ても良かった。

  • 2017年1月22日に開催されたビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「リョウ」。

  • 戦前の言論統制させた時代に書かれたという社会背景を知った上で読むと、著者の苦労がよく分かる。自分で考えて立派な人として生きて欲しいという願いが伝わってくる。

  • 自尊心をもって。

    子どもたちは夏休みを迎えましたね。
    楽しい思い出を残してくれたらと思いつつ。
    と同時に、この2,3年で戦争の足音が近づいてきました。メディアの言論の自由もだいぶ奪われましたし、学校の教育でも中立を求めるかのように密告されている報告が。

    吉野さんの原作(岩波)は、1937年に出版されたものであり、日中戦争が既に始まり、彼も1度は治安維持法で逮捕されています。出版業界の人たちにとって、最後の訴えだったというのが見えてきます。

    また同じような時代になってきまして、危惧を感じたので、このレビューを少年少女が見つけてくれることを願って、あえて読みやすいポプラ社のポケット文庫のほうを選びました。

    肝心のレビューを。
    これが80年も前に書かれたものかと思うほど、子どもの世界は、今とそんなに変わらないこと。ポケット版は吉野さんが少し時代を変え昭和30年前後みたいです。

    コペル君(純一少年)と学校の仲間たちとのやりとり、その報告を叔父さんに告げ、回答していくパターン。
    人間分子という、生活していく中で消費しかない立場であったとしても何らかの形で、世界の中に組まれていること。
    ニュートンの重力の法則という科学的な見解をとっても、発見をしても世間に認知されるまでの苦労。
    そして世間の目より何よりも、自分自身がまず、人間の立派さがどこにあるのか、それを本当に自分の魂で知ること。

    一生の財産になる本だと思いますので、是非とも手元に置いてほしい1冊です。また、吉野さんのこの作品をオマージュした梨木香歩さんの「僕は、そして僕たちはどう生きるか」も読んでほしい想いです。

    これから本当に大変な時代になっていくでしょう。ですが、苦しくても凛とした大人になってくれれば。

  • 小中学生を対象にしたよい生き方とは何だろうと考える本で、コペル君の日常とそれに対しておじさんがノートに書いたメッセージで構成されている。
    ファシズムがあちこちで強い影響を持ち始めた1930年代に書かれていて、自分の中では第二次大戦前後は考え方や社会のあり方等に大きな断絶があると思っていたんだけど、この本は今読んでもまるでつい最近書かれたかのように違和感がなかった。

  • 様々、学べることが多かった。
    ナポレオンの話や仏像の話など、世界の歴史についても知れた。
    コペル君はきっといい青年になる。
    世界が君を待っている 2015.8.24

  • 伝えにくいことを、できるだけわかりやすく書いてあるのが有り難かった。伝えたいことはたくさんあるけれど、ポイントをしぼって丁寧に書いている。生きていると、何かしらのきっかけとなる出来事によって考えさせれられて、気づきとともにわかることが多くある。それがなければ知らないまま歳をとっていくことになる。経験によって人が作られているとも言える。時代によって変化はあるが、誰でも体験したことがあるようなことを挙げているのも親しみやすい。
    意識を強く向けないとなかなか入っていきにくいことは親しみやすさや取っつきやすさが大事だ。その手法は学びたい。自分の興味を別な角度から見せてくれた。私にはこれからも知りたいことややりたいことがたくさんある。その有り難さを噛み締めて、生きていこうと思う。

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「どう生きてゆこうか」と考えたり、「どう生きてゆくのが正しいのだろうか」と疑ったりするのは、人間が人間であるという証拠ともいえることなのです。

君たちはどう生きるか (ポプラポケット文庫 日本の名作)の単行本

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