君たちはどう生きるか (ポプラポケット文庫 日本の名作)

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著者 : 吉野源三郎
  • ポプラ社 (2011年8月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591125403

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君たちはどう生きるか (ポプラポケット文庫 日本の名作)の感想・レビュー・書評

  • 児童書と侮ってはいけない。
    コペルニクス的発想とでも言うべきか、自然科学、社会学、人生論、歴史、倫理、人して生きるすべての事柄が少年目線で分かりやすく描いてある。中学生だけでなく、今の時代の人たちにぜひ読んでいただいて欲しい!

  • 良著だと思います。若者だけでなく、歳を経て今、読んで見ても良かった。

  • 2017年1月22日に開催されたビブリオバトルinいこまで発表された本です。テーマは「リョウ」。

  • 戦前の言論統制させた時代に書かれたという社会背景を知った上で読むと、著者の苦労がよく分かる。自分で考えて立派な人として生きて欲しいという願いが伝わってくる。

  • 自尊心をもって。

    子どもたちは夏休みを迎えましたね。
    楽しい思い出を残してくれたらと思いつつ。
    と同時に、この2,3年で戦争の足音が近づいてきました。メディアの言論の自由もだいぶ奪われましたし、学校の教育でも中立を求めるかのように密告されている報告が。

    吉野さんの原作(岩波)は、1937年に出版されたものであり、日中戦争が既に始まり、彼も1度は治安維持法で逮捕されています。出版業界の人たちにとって、最後の訴えだったというのが見えてきます。

    また同じような時代になってきまして、危惧を感じたので、このレビューを少年少女が見つけてくれることを願って、あえて読みやすいポプラ社のポケット文庫のほうを選びました。

    肝心のレビューを。
    これが80年も前に書かれたものかと思うほど、子どもの世界は、今とそんなに変わらないこと。ポケット版は吉野さんが少し時代を変え昭和30年前後みたいです。

    コペル君(純一少年)と学校の仲間たちとのやりとり、その報告を叔父さんに告げ、回答していくパターン。
    人間分子という、生活していく中で消費しかない立場であったとしても何らかの形で、世界の中に組まれていること。
    ニュートンの重力の法則という科学的な見解をとっても、発見をしても世間に認知されるまでの苦労。
    そして世間の目より何よりも、自分自身がまず、人間の立派さがどこにあるのか、それを本当に自分の魂で知ること。

    一生の財産になる本だと思いますので、是非とも手元に置いてほしい1冊です。また、吉野さんのこの作品をオマージュした梨木香歩さんの「僕は、そして僕たちはどう生きるか」も読んでほしい想いです。

    これから本当に大変な時代になっていくでしょう。ですが、苦しくても凛とした大人になってくれれば。

  • 小中学生を対象にしたよい生き方とは何だろうと考える本で、コペル君の日常とそれに対しておじさんがノートに書いたメッセージで構成されている。
    ファシズムがあちこちで強い影響を持ち始めた1930年代に書かれていて、自分の中では第二次大戦前後は考え方や社会のあり方等に大きな断絶があると思っていたんだけど、この本は今読んでもまるでつい最近書かれたかのように違和感がなかった。

  • 様々、学べることが多かった。
    ナポレオンの話や仏像の話など、世界の歴史についても知れた。
    コペル君はきっといい青年になる。
    世界が君を待っている 2015.8.24

  • 伝えにくいことを、できるだけわかりやすく書いてあるのが有り難かった。伝えたいことはたくさんあるけれど、ポイントをしぼって丁寧に書いている。生きていると、何かしらのきっかけとなる出来事によって考えさせれられて、気づきとともにわかることが多くある。それがなければ知らないまま歳をとっていくことになる。経験によって人が作られているとも言える。時代によって変化はあるが、誰でも体験したことがあるようなことを挙げているのも親しみやすい。
    意識を強く向けないとなかなか入っていきにくいことは親しみやすさや取っつきやすさが大事だ。その手法は学びたい。自分の興味を別な角度から見せてくれた。私にはこれからも知りたいことややりたいことがたくさんある。その有り難さを噛み締めて、生きていこうと思う。

  • 2015.7

    戦前に書かれたものとは思えない読みやすさ。そして、大人の今だから考えさせられる。いかに自分が未熟か思い知らされる。10代で読んでいたらどう思ったかな。

    印象に残ったこと。
    自分の心が感じたことを正直に誤魔化さずに。それから出発して、自分で考え、自分のものにする。
    消費と生産。自分は消費するばっかりになっていないか。生産(貢献)しているか。
    広い世界の一分子。天動説と地動説。

  • 戦前に書かれたものとはいえ、今でも有効なメッセージ。
    道徳や正義といったものを教えてくれる。

  • 中学生のコペル君が、おじさんや友人たちとの関わりの中で成長していくお話。
    テーマが「どう生きていこうか」「どう生きていくことが正しいのか」ということだけあって、派手さはないが哲学的な小説。
    この本に限らず良い本を読むと、もっと若い頃にこの本に出会っていたら・・・と思ったりする。
    でも今だからこそ良い本だと感じられるのだろう、と前向きに捉えている。

  • 少年少女向けの倫理、道徳の内容。

  • 【5分間執筆レビュー】
    現在、大学生で絶賛モラトリアム期間中の学生。
    今更ながら、中学生が主人公の(しかもこの単行本は中学生向けで書かれている口調だった)内容にもかかわらず、まぁ遅いなんてことはないから読もうと思い立って、図書館で借りた。

    コペル君という子の葛藤が主に中心。誰もが通ったであろう道を上手く描かれた内容。
    例えば、実は自分はすごい発見をしたのではないか?と思いつつ、なあんだやっぱりもう誰かが発明とか発見したのか。とがっかり。
    以前より自分自身の体裁を気にして、思ってる事と違う事をしてしまう自分、言ってしまう自分。それに戸惑う自分。
    ふと、知ってるのに、分かっていないような事が気になってみたり、幼いながらも哲学めいた事を考えてみたり。

    今子供の子にも、昔子供だった人も読んでもらいたいと素直に思えた。
    強いて言うなら、うんちくをかたらずに、もうちょっとコペル君の成長のみに焦点をあててもよかったかなーと個人的に思った次第。

  • 天動説、地動説のお話は、とても感動しました。

    子供のうちは、自分が中心で周りが動いているように思いますが、大人になるにつれて、世の中に対して自分が動くように物事を考えるようになるのですね。

    また、心の苦痛や取り返しのつかないあやまちを認めて立て直すことが出来るのが人間であることを知りました。

  • コペル君がいろんなことに悩み、考えるお話。

  • 立派な人になって欲しい、という父の遺言。その後の友達との出来事と、叔父さんとの言葉のやり取りの中で、心が成長していく中学生の姿が描かれています。いま、反抗期の息子とは、これほど心の奥深くまで考えさせるようなコミュニケーションがとれていません。息子もこの本を読んで、視野を広げて人としてどう生きるかを考えるきっかけにして欲しいです。

  • 書かれた時代を考えるとしょうがないのかもしれないけど、随分とエリート主義的に感じる。豆腐屋は豆腐屋であってそれ以外のものになることはない、的な。ナポレオンの下りなどは面白い。頭で思っても行動に移せないこととそれへの後悔はリアルだ。

  • 本書は、日中戦争中に書かれた少年少女向けの倫理の本。中学生のコペル君が友達との学校生活や叔父とのやり取りを通じて物事の考え方を学んでいくスタイルで、今読んでも全く色褪せない内容です。子どもが小学校高学年になったら、ぜひ読ませたいおススメの一冊です。

    <ポイント>
    ・自分を世の中の一分子と感じることは、天動説(自分達が世界の中心)から地道説(自分を離れて正しく判断)に変わるぐらいの大きなもの。大人になっても忘れずに。
    ・「立派な人」と「立派そうに見える人」の違いは、心の底からそうありたいと願い、誰がなんと言ってもという心の張りを持って、正しいことを正しいと自分で判断できるようになること。心から感じたことやしみじみと心を動かされたことは、いつまでに大切に。
    ・本当の発見とは、人類がはじめて知る偉大な発見。このためには、今の学問の頂上に上って、その頂上で仕事をすることが大切。
    ・貧乏だからと言って引け目を感じることはない。その自尊心を傷つけることは絶対してはならない。貧乏でないことの「ありがたさ」。その労働なしに文明もなければ進歩もないこと。
    ・英雄とか偉人といわれている人々の中でほんとうに尊敬できるのは人類の進歩に役立った人だけ。彼らの非凡な事業のうち、真に値打ちのあるものは、ただ人類の歴史の流れに沿って行われた事業だけ。
    ・英雄的な気迫を欠いた善良さも、人類の進歩と結びつかない英雄的精神同様に空しいもの。
    ・自分のあやまちを認めることはつらい。しかし、あやまちをつらく感じることの中に、人間の立派さもあり、あやまちから立ち直ることもできる。
    ・学問や芸術に国境はない。遠い異国の文物でも、優れたものには心から感心して、それを取り入れ、文明を高めていくことができる。

  • 宮崎駿おすすめ

  • 東大京大教授が薦めるリスト100選抜

  •  この作品が1937年に配本されたものだと知っておどろいた。今から70年前ほどの本田が、現代にも十分通用する内容である。それほど、人が生きるということは悩みや疑問生じると言うことだろう。主人公である中学2年生のコペルくんが、様々な日常の中で思ったり、感じたりすることを、大人であるおじさんが紳士に受け取ってノートでかわすやり取りが印象的である。おじさんのノートには人生で大切なことがたくさん語られている。今の現代社会に必要なものばかりだと感心させられた。

  • 自分というものを大事にしていくこと、と、自分を取り巻くものを理解して生きていくこと。後者については、私が宇宙だったり経済だったりに興味を持った理由に近いものがあるなと感じた。
    それから、ちょっと「社会の役に立ってなんぼ」というような主義があって怖いなと思った(でもそれは、社会のなかで生きていくにあたってはあたりまえのことでもあるのかな)。

    それにしても、かなり昔(戦前)にかかれた本だということを感じさせない。改訂が何度かあったようだけど、、ぐぐってみて驚いた。

    とりあえず、28歳、「君たちはどう生きるか」というよりも「どう生きてきたか」という問いに聞こえてしまって、少し苦しい本でした。

    その他メモ、
    ・素直さを取り戻したい。
    ・ああすればよかった、ああしなければよかった、というような後悔は今でもまだたくさんあって(うまれていて)、それは、成長していない、ということなのだろうか…。
    ・役に立つ、立派な仕事をする、と言うことに対して、実は少し偏ってる内容では?友思った。
    ・私がコペル君的な気づきをしたのは、小学校後半と、中学校に上がって引越しをした後の2回だったと思う。
    小学校のときは、阪神大震災があって、隣の県のことがずっと放送されていて、見えない世界も時間がたえず動いているんだということを感じたこと。
    中学校のときは、小学校卒業後に関東に引っ越してくる前には年に一度会っていたいとこたちが年に一度成長するような感覚だったけど、会う間隔が狭くなってから、時間に比例していとこたちが(自分もだよなw)大きくなっているのを見て、「あたりまえだけど、自分が知らないところで時間がずっと動いているんだな」と。

  • 胸に響くところがたくさんありました。
    1937年刊行にして今なお広く読みつがれる作品。その普遍性に納得。
    遅すぎることはないけれど、もっと昔に読んでおきたかったなーと思います。

  • 中学生の主人公が、友人や家族との日々の生活を通して、自分と社会との関わりを考えていく。

    その思考を引っ張っていくのは「おじさん」だ。

    「後悔」や「痛み」についての考察は、とても面白かった。

    "正しい理性の声にしたがって行動するだけの力が、もしぼくたちにないのだったら、なんで後悔の苦しみなんか味わうことがあろう。"

  • 日本が太平洋戦争に向かう時代にこの本が書かれたことに驚かされる。
    父親を亡くした中学生が主人公で、叔父さんがしにあてて生きていく中で大切なことをノートに書き記す形をとる。
    やはり時代が古い感は否めないが、扱っている題材は時代が変わっても普遍的なものであるため、学ぶことは多い。
    中学生になったら読むことをオススメする。もちろん大人になっても、普段見過ごしていた大事なことに気づかせてくれる本。

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君たちはどう生きるか (ポプラポケット文庫 日本の名作)の作品紹介

「どう生きてゆこうか」と考えたり、「どう生きてゆくのが正しいのだろうか」と疑ったりするのは、人間が人間であるという証拠ともいえることなのです。

君たちはどう生きるか (ポプラポケット文庫 日本の名作)はこんな本です

君たちはどう生きるか (ポプラポケット文庫 日本の名作)の単行本

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