([し]4-2)COW HOUSE カウハウス (ポプラ文庫)

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著者 : 小路幸也
  • ポプラ社 (2011年8月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591125458

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([し]4-2)COW HOUSE カウハウス (ポプラ文庫)の感想・レビュー・書評

  • ある事情から左遷同然に鎌倉へやってきた
    主人公の仕事は、今日からお屋敷の管理人。

    会社所有の大豪邸で、家賃水道光熱費無料にて
    可愛くて気の利く恋人と2人での新生活が始まる。

    しかし、あれよあれよという間に屋敷に集っていく
    人、人、人。

    予定外ばかりなのに、それでも気が付けば楽しく
    過ぎていく日常。
    その中で、主人公が立てた計画とは?


    希望を描いて何が悪い!と言わんばかりの
    楽しく前向きなお話。


    登場するそれぞれの人物に、それぞれの事情が
    あり、それぞれがどうしようも難しい問題ばかり。

    問題を抱えていても、みんな自分なりに楽しく
    生きようとしているのがまた素敵なんだよなぁ。

    なによりもそれを、正義感やら偽善だったりじゃなく
    なんとかしようとしてしまう主人公が好き。


    それにしても、作中を通してなーんもしていないと
    言っても過言ではない部長の存在感は不思議だ。
    何故こんなに何もしていないのに格好良いんだろう。
    謎だ。頭も薄くなりかかっているっていうのに。謎だ。


    いつ読んでも、ほんわかと幸せになる本。
    こんなお屋敷でこんな面々に囲まれて暮らしたいなぁ。
    部長ズルすぎ。

  • 一緒にいたいと思えるようなやわらかーい人たちの話。
    小路さんの作品はそんな人たちがたくさん出てくる。

    周りからそんな風に思われる、物腰柔らかい人になりたい。
    って、いつも思ってはいるんだけどね。

  • 【あらすじ】
    飛ばされて会社所有の大豪邸の住み込み管理人となった25歳の「僕」は、無人のはずの屋敷に次々と現れるワケありの人々に戸惑いつつも任務をまっとうしようと奮闘する。仕事とは、誰かを大切にすることとは―まっすぐな想いが心にしみるハートフル・ストーリー。

    【感想】

  • いつもながら小路さんの描く物語は優しくあたたかい。
    「家族」をテーマに、不器用な生き方しかできない善良な人たちが共に過ごすひとときが、軽いタッチで丁寧に描かれている。
    「僕」は中学生のときから心にある決心をし、それを守って生きてきた。
    何かというと困っている人に救いの手を差し延べてしまうのも、他者を冷たくあしらうことができないのも、すべては中学生のときのある経験に基づいている。
    ある意味「僕」の生き方を決定したもとを、多くの人が苦難を強いられたあの災害に設定したことが良かったのかはわからない。
    当事者でなければわからない哀しみや辛さが、いまも深く胸に刻まれている人も多いと思うからだ。
    もしかしたら、こんなふうに物語に取り上げられることを良しとしない人もいるかもしれない。
    「COW HOUSE」はどこか歪んだ物語だ。
    悪い人はどこにも登場せずに、善人だけが住む世界で構成されている。
    善人ゆえの悩みも哀しみも後悔も、人との関わりの中で浄化され新たな道が示される。
    どこを探しても悪意のない世界。
    それが「COW HOUSE」を取り巻く世界だ。

    現実社会は嫌になるほど悪意が垂れ流されている。
    テレビをつければ正義を振りかざすメディアが有名人のスキャンダルを糾弾している。
    群がる標的を毎日変えながら、それでも厭きることなく正義漢を気取り続ける。
    だが、この物語は悪意など存在しないかのようだ。
    善意に思い切り偏った世界。
    それは、歪んではいてもきっと果てしなく優しい世界なのだろう。
    小路さんの物語は、その優しい世界を味わわせてくれる。
    たとえリアル感はないとしても、たとえ虚構の世界ではあっても、やはり優しくあたたかな物語はいい。

  • どう生きるかを考えさせられる。立ちどまり前を向くために必要な一冊。

  • 森の豪邸の静かな日常から、だんだんと出入りする人の数が増えて、登場人物たちの過去が少しずつ明かされてきて、退屈しない物語でした。
    小路さんの作品には、よく「親のいない子」とか、様々な家庭の事情を抱えた人たちが出てきて、あぁそうだよね、こういう人たちは周りにもいるんだよね、と思い出させてくれると同時に、登場人物たちに皆、愛があって穏やかな気持ちになれます。

  • 久々の東京バンドワゴン以外の小路さん。
    予想通りのハッピーエンドで満足。
    うまいなぁ。

  • 夢があって、ほのぼのしてて、小路氏らしい作品でした。
    それにしても、相変わらずものすごいペースで作品を出しますね。シリーズが少ないのにこのペースは驚異的だと思います。基本的にハズレがないから見つけるたびに買っていると、とても読むのが追いつかないです。

  • まあまあ良い。

  • 登場人物それぞれのドラマを、一つの物語の中に溶け込ませるのがとても巧み。

    温かい。
    仕事に対するモチベーションなんかも柔らかく上げてくれる。

    爽やかな読了感。

    小路氏らしい一冊でした。

  • 日常がとても長い
    最後にむけてリズムが良くなる

  • ほっとする、心穏やかに優しくなれる本です。
    特に大きな事件が起きるわけでもなく、でも読む手は止まらず。。
    移動中に読んだからか、イマイチ伏線が回収しきれていないような。。

  • 東京バンドワゴン同様、登場人物みんなに好意を持って読めた。
    優しい気持ちになれる本でした。

  • ゆっくり進むストーリーと、優しい言葉の並びがほっとさせてくれました。心に入れて持ち歩いていたい、こんな物語のような気持ちでいたいと思えるお話しでした。

  • のんびりした進みなのに、ドキドキワクワク。
    あっという間に読めちゃった。続き書いてくれないかなー。

  • 東京バンドワゴンシリーズ以外を読んだのは始めて。

    この人のテーマは家族なのかな。
    東京バンドワゴンは大家族の物語だったけど、こっちは(血のつながりはないけど)大きな家族を作ろうとしているかのような人の話だった。

    早くに家族を亡くした二人が、再生していく。
    大事なものをなくして罪滅ぼしのように人生を送ってきた人が、最初の場所にもどろうとする。
    あたたかいお話だった。

  • みんながハッピーになってよかった。
    それぞれに悩みや辛い過去をもちながらも、特技を活かしつつ前進。
    元気になれる本。
    部長、カッコよすぎでは?
    クロちゃんもかなりイケメンを想像して読んだ。

  • 丑年生まれの集まる豪邸の話。

    大企業だからできる企画。
    いい人ばかりなのも気にはなるけど
    類は友を呼ぶなのかな。

    素敵な空間で好きな人達と過ごせる時間はいいな。

  • とても平和なお話でした。

  • ストーリー的には特に何かあるというわけではないのですが、暖かい話。
    色々もう少し深い所を描いて欲しかったなぁと思う部分も多々ありますが、さらっと読めます。

  • 田舎の豪邸の管理人として左遷された若手社員が、カウハウスを立ち上げる。
    おじいちゃんも天才少女も調律師も彼女も、闇を抱えつつバリバリ仕事するけど実はゆるい部長も、みんな魅力的です。

    くすくす笑いつつ、安心して読めるお話でした。

  • この物語の中の時間は現実よりもはるかに穏やかに流れていて、
    登場人物はみんな優しくてギスギスしてない。

    すごく小路さんらしいお話だなーと思いました。

    読んだあと絶対心が温かくなるお話です。

  • 分厚めの文庫本。

    メモしたいくらいの名言が散りばめられて
    います。ほんわかした気持ちで読めました。

    大豪邸の管理業務に左遷ってとこから可笑しかった
    です。愛情を持って厳しく部下に接する上司の
    有難さも感じました。

    COW HOUSEから沢山の若い才能が開花しますように。

    小路さんの作品のゆる~い感じがなんだか心地いいです

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