黒薔薇姫と７人の仲間たち (ポプラポケット文庫　児童文学・上級?)

著者 : 藤咲あゆな

• ポプラ社 (2011年9月8日発売)

作品紹介・あらすじ

異世界からやってきた、超高飛車なお嬢様、黒川緋那。
異世界での王位継承争いのため、７人の従者を集めることに。
なぜか、従者第１号になってしまった、商店街の餃子屋「餃子王女」の娘、野山杏。

こうして始まった、黒薔薇姫（緋那）と杏の従者探しも、いよいよ７人目が決まるときが──
メガネで知的な倉石君が、７人目になるの？？？
７人そろったら、本当にみんなで異世界に行くの？？

そして、緋那のライバル、リュートへの気持ちに気づいた杏。
杏の恋はどうなるの？？？

驚きと感動の完結巻、堂々のクライマックス！！
巻末に「これからのお話」を収録。

感想・レビュー・書評

[noopy23さんの感想 · 2017年7月10日]

10歳の娘のお気に入りで、ぜひ読んでほしいと言うので読んでみました。全9巻ありけっこう長い。
表紙からしてどうなの？と思いましたが、これがけっこう面白かった。確かに漫画みたいな感じはあるけど、テンポが良くてどんどん読み進められます。
7人の従者がだんだん揃っていき、最後はどうなるのかと気になる。それぞれのキャラクターがかなり個性的で楽しいです。
終盤は恋要素もけっこう出てきて、こちらもどうなるのかと気になる展開でした。個人的には倉石くんが良かったなぁ。

[葉月さんの感想 · 2014年10月11日]

７人目の従者は予想通りだったけれど、なり方がえっっちょっと…。な感じです。
でもずっと明かされていなかった黒い血をひく姫という言葉や、フィーナが何故この町を選んだのかとういうことまで書かれていてよかった。

著者プロフィール

◎藤咲 あゆなジュニアノベル作家。駒澤大学法学部政治学科卒業。日本脚本家連盟ライターズスクール所属中に、集英社の青年漫画大賞（現 YJ青年漫画大賞）原作部門で準入選し、漫画原作者としてデビュー。1994年には女性向け小説誌「Cobalt」ノベル大賞において、1994年下期コバルト読者大賞を受賞し、小説家としても活躍。おもな代表作『戦国姫』シリーズ、『新島八重ものがたり -桜舞う風のように-』（集英社みらい文庫）、『新・歴史人物伝　土方歳三』（駒草出版）ほか多数。

「2018年 『新・歴史人物伝　織田信長』 で使われていた紹介文から引用しています。」