坂の上の坂

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著者 : 藤原和博
  • ポプラ社 (2011年11月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591126578

坂の上の坂の感想・レビュー・書評

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  • フォトリーディング
    坂の上の坂

  • みんなで一緒に「上手く生きる」から、それぞれ一人一人が豊かさを楽しむライフスタイルへの移行

    自分自身が設計した「幸福」のスタイルで「家」づくりをすること

    あなたの価値観を柔らかく多様にすること 価値観の違う他者を認めてリスペクトすること

    自分の過去を整理し、どの方向に進みたいのかを考え続ける態度が大事です。

    会社のなすがままにされること。そして人生の後半を形づくるベースになる大事な中盤戦で、誰かの価値観に振り回されることです。

    生きた証は会社でなく、家族に記憶される
    自由な思索の時間と、家族で過ごせる時間こそ、いかに大事であるか。

    Yes,but.... の思考

    「会社」ではなく「社会」へ、さらには「家族との人生」への意識をシフトすること。

  • 最近、20代にやっておきたい事などなど、年代別のノウハウ本がありますが、なかなか50を過ぎると手遅れなのか、そんな本はありませんでしたが、この本の副題には「55歳までにやっておきたい55のこと」ってあり、すでに55歳になったばかりの私としてはいささか手遅れですが読んでみました(でも、55もあるのか、5つくらいに絞ってよ(笑))

    でも、作者の個人の思い入れが強い部分も多々見られ、これをみんながやったから幸せかと言うとまた別問題。本当の意味は、モノの見方を少し変えてみたり、自分なりの価値観を見出して生きるという例だと捉えました。いずれにしても坂の上には「まだ坂」が続くと言う事で、徳川家康じゃないけど人生とは「重荷を負うて、遠き道を行くがごとし 急ぐべからず 不自由を、常と思えば不足なし・・・」なんだろうなあ。

  • 『坂の上の雲』の愛読者であればだれでもこのタイトルは気になる。中学の娘でさえも『坂の上の坂?』といって食いついた。非常にうまいネーミング。
    著者の名前は知らなかったものの、『民間人が初めて公立中学の校長になった』、『地域の塾の先生が公立中学で時間外に教えている土曜寺子屋』など、藤原和博氏の活動は以前からテレビのニュースでよく取り上げられていることもあり知っていた。明治時代、誰もがロマンをもち、坂の上をみればそこには目指す雲があった。90年代半ばまで続いてきた成長の時代には、誰もが同じ方向に進んでいれば、みんなで幸せになることができた。成長社会の拡大し続ける市場がそれを受け入れてきた。しかし成熟の時代にはいった今の日本では、坂の上にあるのは雲ではなく次の坂。坂の上の坂に備えて、画一的な成功モデルではなく、それぞれの幸せにむかって、どういった備えが必要なのか、すでにそれを経験してきているヨーロッパと対比しながら書かれている。とにかくサラリーマンには頭が痛くなるような指摘がいっぱい。パートナーとの関係の見直しや、地域社会との関係の強化などの重要性について丁寧に述べられている点は、吉越浩一郎氏の『老後が楽しみになる生き方』を思い出させる。

  • ”「資本を投じる」のではなく、「気持ちをこめる」”
    ーーー藤原和博『坂の上の坂』ポプラ社, 2011年
    リクルート出身、初の民間人校長で一躍有名になった藤原和博さんの本。
    人生80年。55歳からの20〜30年を、どう生きるのか?
    後半戦の生き方を踏まえて、55歳になるまでにやっておきたい55のことについて、仕事、家族との関係、お金の使い方etc.の点から書いています。
    *
    愛情のこもった買い物は、人を豊かにする、と藤原氏は言う。
    たとえば、玄関に飾る絵を買う行為。どこかで市販品を買うのは、ただの消費。
    しかし、展覧会で出会った画家に描いてもらえば、そこに思いが入り、物語が生まれる。
    特別な情熱がこもったものを買えば、大事に扱うようになる。大事にする中で、また新たな物語が生まれる。それは何にも代え難い価値になる。
    *
    私は、会いたい人に、お金を使う。
    5年近くお世話になっている美容師さん、6年近い付き合いになる整体師さん、人生の節目と思った時に会いに行く足もみ師さん……
    定期的にサービスを受ける動機には、彼らの技術のみならず、人柄への信頼がある。
    お会いする度に、何かしら恩恵を受ける。
    自分で稼いで貯めたお金。せっかく使うなら、コンビニ飯ではなく、心の豊かになる消費に回したいなぁとしみじみ思いました。

  • ◆本からの抜粋◆
    これから必要なことは、「会社」ではなく「社会」へ。さらには「家族との人生」へ意識をシフトすること。
    自分自身で自分の人生を一度棚卸する。自分の過去を整理し、どの方向に進みたいのかを考え続ける態度が大事。
    ⇒横軸右に「経済的な報酬を肥大化したい」左に、「経済的ではない価値を大事にしたい」
    縦軸上に「組織的なパワーが欲しい」下に、「個人的なパワーが欲しい」要するに、権力を求めるか、個人の仕事能力を求めるのかのバランスをどう配分したいか?

    ①どうしても求めたいという「経済的ではない価値」(使命感や名誉、ブランド、仲間、コミュニケーション、子育てへの優遇メリット、家族との時間、社会貢献、趣味、友人などの価値)を、自分なりに具体的にリストアップする。

    ◆本から得た気づきと今後の行動指針◆
    上記の①に関して棚卸。
    お金と同等か、むしろそれより大事なものを10個以上挙げ、そのうえで3つだけ、他を捨てても取りたいというベストスリーを選んでおく。さらに最後に1個だけ、たとえ報酬が下がっても、これだけは失いたくないというものをチョイスしておく。
    ⇒人生に関わる複雑な思考が整理できる。

  • 司馬遼太郎の名著『坂の上の雲』の舞台となった
    明治維新直後の日本は、平均寿命が今の約半分。

    今は多くの人が80代~90代まで生きます。
    仕事人生をひと山超えても、まだまだ長い人生があります。

    坂の上にあるのは「雲」ではなく、「坂の上の坂」

    本日ご紹介する本は、
    今後ますます私たちにとって重要になる
    人生の後半戦についての考え方を紹介した1冊。


    ポイントは
    「組織内自営業者」

    会社にだけ埋没していると、会社に人生を委ねていることになります。
    会社というコミュニティには将来、自分の居場所はありません。

    ただし、会社の中で自営業者として過ごせると、
    坂の上の坂に入ったとき、大いに役だつ可能性があります。

    そのためには、会社と自分はパートナーという感覚をもつこと。

    組織で個人の力を発揮し、伸ばせる仕事ができれば
    会社を辞めてからも、その力を発揮できる
    というのが本書で主張されています。



    「1冊本を出す」

    実際に出版しなくても
    自分のやってきたことについて
    本1冊書けるくらいのコンテンツを
    蓄積する気持ちで仕事に取り組む。

    そうすれば、お金を貰いながら
    自分の能力を伸ばすことができ、
    会社を辞めてからも、蓄積した分野で
    一目置かれる存在になれる可能性があります。


    「体の資産作り」

    将来のための資産を作っておくことも大事ですが、
    健康という資産を日々蓄積しておくことも大事。

    お金は一度に大金を入手できることもありますが、
    健康は急には手に入れられません。

    前半戦の日々の体作りが、後半戦に効いてきます。

    ぜひ、読んでみてください。

    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    仕事をリタイヤしても死ぬまでの時間は相当にある
    組織では仕事ができる人ほど偉くなる。すると皮肉なことに本来の仕事をする時間がどんどん減る
    組織に棚卸される前に、自分で自分を棚卸しておくこと
    組織に埋没するとは組織に人生を委ねてしまうこと
    企業内自営業者として過ごせると、坂の上の坂に入ったとき、大いに役だつ可能性が高い
    お金をもらわない仕事も、実は投資のうち
    体を動かし、体の資産作りをする
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    第一章 世の中を信じる
    第二章 幸せは自分の中にある
    第三章 ”いい子”は、もうやめる
    第四章 会社を利用し尽くす
    第五章 消費の作法
    第六章 コミュニティをシフトする
    第七章 パートナーと向き合う
    第八章 死とお金を考える
    第九章 本当に必要な備えをする
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • 夫と年の差があるので、自分よりも夫の方が目先の話だと思って読み始めたら、とんでもなかった。
    いまの自分の生活とか、未来に対するビジョンの無さに危機感を覚えた。
    自由って意外と難しいことで、ある程度の安定を築いてからじゃないとできない。
    そんな風に思っているうちに年を取ってしまうってことか。

  • 要するに、長い老後を充実したものにするための指南書です。

    人は、生きて行く上で、いろんなことを前提にしていますが、それらに対して疑問を持ち、前提が崩れたときのための対応を考え、備えておきましょう、ということだと思います。

    自分も、ある程度は備えていますが、まだまだ無意識のうちに前提としていることがたくさんあると思うので、できるだけいろんな可能性を考える姿勢を身につけたいと思います。

  • これも読みやすい文章で、2,3時間で読み終わってしまった。頭がよくて行動力がある人がこのようにして、いろんな世界を切り開いていってるんだなぁと思いました。自分にどの程度の事ができるのかは分からないが、自分も、坂の上の坂を上っていかなければならない時代が来ることも考えると、十分に準備しておかなければならないと思った。

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