坂の上の坂

著者 :
  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591126578

感想・レビュー・書評

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  • 2016 9 24

  • 個人の感想や自慢話も多いのだが、今考えていたことと合致してタイムリーだった。「過去の実績を捨てるほどの冒険を行う」「生きた証は会社ではなく家族に記憶さられる」「投じるのは資本ではなく気持ち」など。ヨーロッパではビジネスの関係性を構築するにもまずはお互いパートナーとペアで、次はファミリーぐるみでと関係性を築くがそれは人間性を見る意味でも合理的。また社会的活動を行っている必要がある。自分の形成するグループを見られている、とも言えそう。自分が何を欲しているかをチェックする「報酬マトリクス」では、組織的パワー(権力)←→個人的パワー/非経済的報酬←→経済的報酬 に区分。自分は組織的で、非経済的な報酬を望んでる模様。

  • 50代からの”三十年間”をどう過ごすか。坂を登れど登れど、先には また坂ばかり…坂を下り坂にしないための心構えを、経験など様々に説いている。

  • あなたの人生の後半戦、この一冊が分かれ道。

    司馬遼太郎の名著『坂の上の雲』の舞台となった明治維新直後の日本は、平均寿命が今の約半分でした。一仕事終えた後は自然に枯れていき、隠居生活の後に奇麗に死ぬことができました。でも、多くの人が80代まで生き延びる現代では、仕事をひとやま超えたからといって、余生を慣性だけで生きるのは無理があります。
    いまや50代から70代くらいまでの30年間は、単純な「老後」ではなくなりました。坂の上にあるのは「雲」ではなく、「坂の上の坂」なのです。この事実を、いったいどれほどの人が本当に理解して人生設計しているでしょうか? 
    この本では、上り調子に坂を上る人生を歩むために50代までに何を準備しておけばいいのか、本当に必要なことを提案します。

  • とあるレクチャーを聴く機会が有り、非常に共感させて致しました。

    住まいも近所の為バッタリお逢いしそうです。

    レクチャーの後、質問コーナーが有りこの方は人の話を聴く事が非常に上手いと感じました。

    本の内容は、私にとってごもっともと感じ

    機会が有れば又読み直したいと思います。

  • 新聞広告が出たときから読みたかった1冊。普段は行かない、駅東口の図書館で借りました。
    サラリーマンには一度手にとってほしい作品。
    「会社を利用し尽くす」「パートナーと向き合う」など示唆に富みます。もっともっと、今後のことを考えねばなぁ。

  • サブタイトルの”55歳までにやっておきたい55のこと”に納得。大まかにまとめると、会社以外のコミュニティーを早めに構築しておかないと退職してからの人生が貧しくなってしまうということ。そのためのプロセスを読みやすくまとめてあり、オススメの1冊。

  • やるべきこと
    ・自分にとって「何が幸福なのか」を定義
    ・社会的活動
    ・自分で本を出し、講演できるスキルを身につける
     これは難しそうかなぁ
    ・二人主義で行動する癖づくり
    ・救命医療はして欲しいが、延命医療は不要と伝える

  • 会社員の自立が主題ではないかと思う。
    世界標準で「過労死」が異常なことであるのは、やはり他国の会社員が自立しているからだというのが、海外勤務経験者の私感である。「自分にとって大切なこと」を物差しに自身で戦線離脱に至らないような判断が成されているということではないか。

  • 新規分野への取り組みや、人生の考え方などが、とても参考になり、前から気になっているお方。
    会社人間では無く、コミュニティーと関わる重要性、私はどちらも苦手(笑)なので、色々参考にして行きたい(;^_^A

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著者プロフィール

藤原和博(ふじはら・かずひろ)
「朝礼だけの学校」校長。1955年東京生まれ。1978年東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任。メディアファクトリーの創業も手がける。1993年よりヨーロッパ駐在、1996年同社フェローとなる。2003~08年、杉並区立和田中学校で義務教育初の民間校長を務める。2008~11年、橋下大阪府知事の特別顧問。2014年から佐賀県武雄市特別顧問。2016~18年、奈良市立一条高等学校校長を務める。

「2021年 『「人生の教科書」コレクション全10冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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