([い]4-2)四十九日のレシピ (ポプラ文庫)

  • 1789人登録
  • 4.03評価
    • (230)
    • (314)
    • (167)
    • (18)
    • (1)
  • 289レビュー
著者 : 伊吹有喜
  • ポプラ社 (2011年11月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591126653

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
有川 浩
有効な右矢印 無効な右矢印

([い]4-2)四十九日のレシピ (ポプラ文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 人生の岐路に立った時に死んでしまった継母。
    その母親の遺言どおり四十九日に大宴会を開こうとする。

    手伝いに来てくれたイモちゃんやハルミ君。
    互助施設のリボンハウスの皆。思い返せば苦労ばかりかけたけれど幸せだったかもしれない人生。

    継母だけれど、乙母は本当に百合子の母親だったのだと思う。家族に恵まれず、境遇にも容姿にも恵まれなかった乙美だけれど、父親に会って、そして娘の百合子に会って報われた。

    別れはいつも唐突で寂しいものだから、後悔のない生き方をしたい。そんな風に強く思った。

    しかし彼女の残した「あしあと帳」読んでみたいですね。
    ユーモラスな文章と可愛らしいイラストで綴られた物語はさぞ楽しく心躍るものでしょう。

    最後に笑って去って行ったみんな。
    また笑って出会えますように。

  • NHKのドラマを見て、やられた。
    こんなに心温まるドラマなら原作も是非読みたいと思って、一気に読み切った。

    ドラマで泣き、本でも泣き。
    心に沁みる言葉が多すぎて収まりきれない。

    電話があっても面倒くさいと思ってほったらかしにしたり全然連絡を取っていない家族に、
    「ごめんなさい」と「ありがとう」を言わなきゃな。
    たったの5文字。
    素直な気持ちを伝えよう。

  • 妻の乙美を亡くし気力を失った熱田のもとに、謎の金髪娘イモトがやってきた。嫁いでいった娘の百合子も心に傷を抱えて帰ってきて。。。

    外見や言動から当初警戒されたイモトだが彼女にはある使命があった。乙美が残した四十九日のレシピの実践、、、
    台風娘のようなイモトに翻弄されながら熱田も百合子も乙美の人生を見つめなおして。。百合子の傷についても明らかになっていく。

    心にじわっとくるお話でした。後半の展開は少し無理やりな気もするけど、ハッピーエンドでなにより。

  • いい本だった。
    読後感もすてき。
    人が人を思う気持ち。
    正しい道を教えてくれるひと。
    困って、迷ってしまったときには、誰かが教えてくれる

  • 初めて読む作家さんだけど、好きな感じ(*´ω`)

    私も乙母が書いた暮らしのレシピが欲しいなぁ。
    井本とハルミの異質(いい意味で)な空気感が和む。

    出てくる食べ物がめちゃめちゃおいしそうだよー!
    今の季節なら豚まんかな。あー食べたい!

    乙母の希望通り、四十九日の法要はお経もお坊さんもなくして、大宴会を開くことに。
    そこで乙母の一生を年表にして壁にぐるっと貼ってあるんだけど、空白部分に写真を貼ったり、メッセージを書いていくところがとてもいい!
    私の人生も空白がないくらい、みんなが覚えていてくれるかなぁ?

    最後の方は泣きっぱなし。
    井本とハルミの存在……乙母が起こした奇跡かな?


    四十九日のレシピ…四十九日の暮らしの処方箋(レシピ)。

  • なんとなしに読み始めたものの途中からは引き込まれるかのように一気に読みました。
    河を境にあの世とこの世が近付き時に交差もしていて何だか不思議。
    私もコロッケパン、豚まん食べたいな。

  • 何気なく選んだ本なのですが、読後感が素晴らしかった。じわっと胸の奥が熱くなって、ハラッと涙が落ちてきそうになりました。
    父の後妻・乙美母さんを亡くした百合子。
    子供のできない百合子は夫にふりんされ、よそに子供をつくられて、実家に帰ってくる。
    父の了以もまた、妻の乙美を亡くし気力を失ってしまっていた。そこにやってきたのは、ガングロ金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は、荒れた家をきれいにし、料理を作り始める。
    乙美は自分の四十九日の法要を、パーティーのように明るくしてほしいこと、そして生活の知恵の数々を書き残し、井本に預けていた。
    最初は戸惑う百合子・良平親子だったが、奇抜な見た目とは裏腹に面倒見がよく明るい井本や、彼女の友達の外国人男性・ハルミと関わるうちに、次第に心の傷を癒し、乙美の最後の願いをかなえようと思いはじめる。

    百合子の夫や不倫相手のシーンは読んでいて胸に詰まった。
    結局不倫相手の子は夫の子ではなく、元サヤに収まるんだけど、私としては分かれても良かったような気もしなくもない。

    それから「テイクオフ・ボード」という言葉を初めて知った。
    テイクオフ・ボードとはロイター版のことで、踏み切って飛び越えたら後は忘れてしまっていいもののこと。児童養護施設やシェルターなどのセュリティネットはその典型で、ひとたびそこから出て自立したら、お世話になった人のことも忘れて構わない。嫌なことは全部忘れて自由に生きるための施設であるということ。
    そういう施設でお世話をする側の人は、世話した人に忘れられることも承知のうえで働いている。感謝されることもなく、見返りも何もないけど、それが助けになる。
    乙美はこういう施設の出身で、井本もそうだった。

    ラスト。四十九日の法要はうまく行く。しかし法要の前に、親しくなったハルミは親子の前から去り、最後は井本も去る。
    二人がいなくても、乙美のレシピを引き継いだ親子はしっかり自分の道を歩けるようになっていた。

  • 過去、現在、未来。
    サヨナラは、それを大きく意識する瞬間。
    前向きで、ほっこりするサヨウナラは
    取り戻せない過去を受け入れ、不安定な現在に根を張り、見えない未来への1歩を踏み出すきっかけになる。

    悲しく、切ない、でも最後も涙。

    「四九日のレシピ」はそんな気持ちにさせてくれました。

  • 乙美さんが、初めて熱田さんに会いに来るシーンがとても切なく、純粋で素直で、じわじわっと来た。
    人を思い、明るくまっすぐに生きた乙美さんの生き方がとても素敵。その周りの家族や生徒にも優しさや思いやりと暖かな心が伝染してる。

    素直に生きたい。

  • 読み終わったらなんとなく、掃除とかしっかりやりたくなってしまう。その上、
    カツサンド、食べたくなります。

全289件中 1 - 10件を表示

([い]4-2)四十九日のレシピ (ポプラ文庫)に関連するまとめ

([い]4-2)四十九日のレシピ (ポプラ文庫)を本棚に登録しているひと

([い]4-2)四十九日のレシピ (ポプラ文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

([い]4-2)四十九日のレシピ (ポプラ文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

([い]4-2)四十九日のレシピ (ポプラ文庫)の作品紹介

妻の乙美を亡くし気力を失ってしまった良平のもとへ、娘の百合子もまた傷心を抱え出戻ってきた。そこにやってきたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を伝えにきたのだった。

([い]4-2)四十九日のレシピ (ポプラ文庫)の単行本

ツイートする