(P[お]2-1)ROCKER (ポプラ文庫ピュアフル お 2-1)

著者 :
  • ポプラ社
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本棚登録 : 202
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591127247

作品紹介・あらすじ

プチ不登校の女子高生ミミといいかげんな高校教師・永生。ふたりは、元いとこ同士。ミミは、ある事件をきっかけに友だちをつくらず、学校ではひとりで過ごしているが、永生のアパートにはよく遊びに行く。そんなある日、ミミのことが好きだという高校生が現れる。彼は、永生が教える学校の生徒で、ロック部の創設を目論むのだが――第3回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞した、傑作青春小説。

「巧い、ニクイ、面白い!いや、シンプルに、すごく”いい”。思わずアンコールを叫びたくなるような、心に響く物語である」(書評家・藤田香織 帯より)

感想・レビュー・書評

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  • ☆4

    第3回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞した青春小説。

    登場人物のキャラクターがみんな個性豊かなのですが、憎めないキャラばかりで楽しく読ませていただきました!
    会話のテンポもよく、登場人物たちが生き生きと描かれているのもとても良かったです❁⃘*.゚

    これからも小野寺史宣さんの作品をどんどん制覇していきたいと思います(*´˘`*)

  • なかなかページが進まなかった。
    女子高生の主人公と従兄弟の先生の性格が、どうも受け入れられなくて、話に入り込めなかった。
    主人公の女子高生は、周りと上手くやって行けていないのに、本人が飄々としているところが理解できず。
    従兄弟の先生は、こんな何でも分かってるような人居ないでしょって思えてしまって。
    最後の方の意外な展開と、小野寺さんらしい爽やかな終わり方は良かったです。

  • 主人公の女子高生ミミはある出来事がきっかけで友達がいなくて、学校も不登校気味。
    最初、何事も惰性で熱量の感じられなかったミミが個性豊かな人々と出会い、色々な考えに触れながら、熱を持ち始める。
    その変化が感じ取れる描写が良かった。
    やりたいことなんてわからないと言う人の背中を押すような青春物語。

    特にいとこのエイくんの掴み所が無いけど、そっとミミを見守る高校教師らしからぬキャラクターもが良かった。

  • 最低限の日数しか学校に行かず、彼氏のいる母の元から適当な高校教師で元従兄の永生のアパートに通う高二の美実と、音楽に励む男子高校生達や格闘家のウエイトレス、ミュージシャンな永生の父等のユニークな人達。壁を作っていると言われる美実だけれど頑なな感じはしなくて相手を自然体で受け止める様子に安心感があった。

  • 一言で言ってしまえば青春小説。思春期独特の悩みをうまく表現した作品だと思う。

  • Playing この高鳴りをなんと呼ぶ

  • 昨日の三時過ぎに読んで(夕方)いま読み終わった。ストーリー的に読みやすくてよかったんじゃないかな~とは思うけれど、再読するまでのものでもないかな~って感じの話。

    登場人物については個性豊かでよかったけれど、一人ひとりの話は薄っぺらいものだった・・・結局この二人はミミとエイくんはどんな関係なのかがいまいち(一応従兄弟なんだけれど)もっとそこを追求してくれてもよかったんではないだろうか

    青春小説??って感じだったかな~

  • 爽やかさ満載の青春小説。高校生の女の子が主人公だけどあまり色恋どうとかの甘さもなく、30代の私でもギリギリ読めた。主人公のイトコが教師なんだけど、ちっともマジメじゃなくてゆる~い先生でいそうでいない感じ。でも、なぜだかカッコよくて頼れるアニキ的な感じで主人公の女の子やいろんな人が彼のまわりに集まってくる。サクサク読めて爽快になれるお話

  • 自分の青春時代、コピーバンドを演っていた。その時、この本に出会っていたら良かったのに、今の時代、こんな先生居たりするのかなぁ

  • 今後作家買いしてしまいそうだ。いい作品だった。何がよかったんだろう。この話の良さをどう説明すればいいんだろう。いろんな場面で永生がいう言葉がその場しのぎっぽかったり適当だったりするのに何故かその場面にぴったりハマるみたいな感じで・・・その気軽な調子が逆に「それでいいんだなぁ」って思わせてくれる。上手く言えないけれど、そんな感じでずっと続いて行けばいいなぁって思える。

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著者プロフィール

一九六八年千葉県生まれ。二〇〇八年『ROCKER』で第三回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞し同作で単行本デビュー。著書に「みつばの郵便屋さん」シリーズ、『ひと』『ミニシアターの六人』『レジデンス』『タクジョ!』『銀座に住むのはまだ早い』『君に光射す』などがある。

「2023年 『片見里荒川コネクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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