真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒 (ポプラ文庫) (ポプラ文庫 お 7-2)
- ポプラ社 (2012年2月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591127513
作品紹介・あらすじ
真夜中にだけ開く不思議なパン屋さん「ブランジェリークレバヤシ」に現れたのは、美人で妖しい恋泥棒-。謎だらけの彼女がもたらすのは、チョコレートのように甘くてほろ苦い事件だった…。不器用な人たちの、切なく愛おしい恋愛模様を描き出す"まよパン"シリーズ第2弾。
感想・レビュー・書評
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いつも穏やかに微笑み、誰にも寛容なオーナーの暮林、
パンには限りなく優しいのに、人には乱暴な口を叩くブランジェの弘基。
見た目も性格も、まるっきり白と黒のオセロのようなふたりが営む
深夜営業のパン屋、ブランジェリークレバヤシに
母親に見放された希実が加わって、やっと落ち着ついたところに
2作めの今回は、弘基がサインした婚姻届を手に、謎の美女が闖入して。。。
1作めでは、母親のあまりの無関心・無責任のせいとはいえ
屈折しまくって解けない知恵の輪のように頑なだった希実がちょっと苦手だったけれど
クレバヤシでの生活にすっかり馴染んでずいぶん丸くなり、
弘基そっちのけで暮林べったりの佳乃にやきもきしているのが可愛い。
迷える男子たちの理想をすべて具現化したような容貌と言動で
一躍、真夜中のパン屋さんのアイドルとなる佳乃も
前作の登場人物たち同様、見た目にそぐわぬ深い闇を抱えていて
その闇を、いつもは直情型で、なんでも一刀両断☆な弘基が
めずらしくじっくり時間をかけて晴らしていく今回、
きっと弘基ファンが倍増したにちがいありません♪
でも、私がいちばんきゅん♪ としたのは、
何を隠そう、覗き魔のヘンタイを自認する、あの斑目!
佳乃を救うため、結婚詐欺の網に自ら引っかかって
屈折した自分の脚本が好きだと言うような女の子が
あんなに性格がいいはずはないんだ、と俯く背中を抱きしめたくなってしまって。
そんな斑目にふってわいたようなハッピーエンドもうれしく
(覗きのための精密望遠鏡卒業、おめでとう♪)
血の繋がりはないはずの美和子さんと希実を繋ぐ線もうっすらと見えてきて
なかなか図書館に入ってこない3作目が気になる、
『真夜中のパン屋さん』2作目なのでした。 -
シリーズ2作目。
「ブランジェリークレバヤシ」に突如現れた美女。
彼女を中心に起こる様々な出来事に翻弄される3人。
しかも彼女は更なる秘密も抱えていて…。
チョコレートのように甘くほろ苦く。
そんな恋愛模様が今回綴られていました。
とは言っても少しハードなものもありましたけどね。
事件に振り回されつつもクレバヤシファミリーの結束は堅いですね。
また次回も読んでみます。 -
シリーズ2作目。
弘基の元カノ、佳乃が結婚詐欺になっていて、ブランジェリークレバヤシのみんなで、彼女を救おうとするストーリー。
その過程で、弘基の過去や暮林の亡き妻、美和子のことも少しずつ明らかにされていき、益々登場人物に感情移入してしまう。。
少しミステリーっぽい展開もありながら、最後は、心優しい変態、斑目氏と、佳乃の双子の姉である綾乃が付き合うことになったり、暮林さんが妻の死後、初めて未来の約束をできるようになったりと、主要メンバーが少しずつよい方向に進んでいて、自分まで嬉しくなった。 -
今回の事件は結婚詐欺です。
変態の斑目氏が不覚にもカッコよく見えてしまいました。
『パン屋さん』を取り巻く人々がやさしいパンとチョコレートの香りに癒される様子が読んでて、心地いいです。 -
作中に出てくるパンが美味しそう〜〜〜!!!
食べたくなる〜〜〜!!!
常連さんも一致団結して事件を解決していくところが好きだなぁ。
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『真夜中のパン屋さん』TVドラマ 地上波放送決定!! | ポプラ社
4月にBSプレミアムで放送したプレミアムドラマ「真夜中のパン屋さん」が好評につき、11月から総合テレビ「ドラマ10」(毎週火曜よる10時)で再び放送することが決定しました!
http://www.poplar.co.jp/info/news/007613.html
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「おかげさまでシリーズ累計30万部突破!!
大反響のベストセラー
“まよパン”シリーズ第2弾!
パン屋さんに、恋の嵐到来!!
どうなるバレンタイン!?
真夜中にだけ開く不思議なパン屋さん「ブランジェリークレバヤシ」に
現れたのは、美人で妖しい恋泥棒――。
謎だらけの彼女がもたらすのは、チョコレートのように
甘くてほろ苦い事件だった・・・・・・。
不器用な人たちの、切なく愛おしい恋愛模様を描き出す
“まよパン”シリーズ第2弾!!」 -
同じ女を愛した二人の男と、その彼女に導かれるようにしてやって来た一人の少女。そんな三人が集い、真夜中にだけ開店するパン屋に、またしてもとんでもない客が来る。
どんなに嫌な人間もそれはほんの一面にすぎず、奥底では深い闇を抱え、そこから抜け出したいと願っている。そして、闇から救われた人間は、やはり誰かを助けたいと願って走る。幸せになれなくても、救われたい、救いたい。そんな気持ちが自分の中にもあることを思い出させてくれる。 -
シリーズ2作目。
章により、いろいろな人の視点で書かれているのが面白い。男性陣が何だかんだみんな優しい。
赤の他人だったはずの希実と美和子が、過去にも会ったことがあったという終わり方。どういう繋がりがあったんだろう?
2作目では、多賀田(飲食店経営)。
名がない!
2作目では、多賀田(飲食店経営)。
名がない!
おお、そういえば多賀田さんって下の名前が出てきませんでしたっけ!
でも、登場シーンが少ないわりに、いいところをさらっていきまし...
おお、そういえば多賀田さんって下の名前が出てきませんでしたっけ!
でも、登場シーンが少ないわりに、いいところをさらっていきましたよね(笑)
4月からドラマ化されるそうですけれど、とりあえず1作目だけなのかなぁ?