みつばの郵便屋さん (一般書)

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著者 : 小野寺史宜
  • ポプラ社 (2012年5月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591128831

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みつばの郵便屋さん (一般書)の感想・レビュー・書評

  • ちいさな男の子は、消防車とかショベルカーとかタンクローリーとか
    「はたらくくるま」を見るのが大好きだったりしますが、
    ちいさくもなくて、男の子でもない私は、「働いている人」を見るのが大好きです。
    きびきびテキパキ働いている人も、丁寧にじっくり仕事をしている人も。

    いつも家にいて、「生徒とおしゃべりしてる時間のほうが長いんじゃない?」
    と娘につっこまれるようなレッスンをしているか、
    猫に囲まれて本を読んでいるかのどちらかだからでしょうか。

    この本の主人公の平本くんは、「丁寧にじっくり型」の郵便屋さん。
    同じ配達コースを回っても、テキパキ型の先輩にくらべると
    必ず1時間くらいは遅くなってしまう。

    でもそれは、要領が悪くてモタモタしているからでも、サボっているからでもなくて
    元気に飛び出してくる子どもを万が一にもはねないよう
    しつこいくらい安全確認して、スピードを上げ過ぎないようバイクを走らせ、
    大切な郵便物を誤配しないよう、何度も宛先確認してから郵便受けに入れるから。

    アパートのベランダから女性の下着が飛ばされたのを見て、
    そのまま走り去ることもできたのにわざわざUターンし、
    モノがモノだけに、素手で触って持っていくのもためらわれて、
    配達物もないのに階段を駆け上がって、経緯を説明しに行ったり

    「誤配された!」と烈火のごとく怒って呼びつけられた郵便物が
    他社のメール便だったことがわかっても、怒るどころか相手を気の毒に思ったり

    お昼休みの時間をまるごと使って、配達先のおじいさんの身の上話に耳を傾け
    郵便局に届いた転入届を見て、そのおじいさんの孤独が解消されたことに気づき
    ほっと胸を撫で下ろしたり。

    「町は生きている」と、ちいさな変化も見落とさず、心のこもった配達をすることで
    ささやかだけど優しい奇跡を起こす平本くんを、好きにならずにはいられません。

    手紙をもらうのは、いくつになってもとてもうれしいことですが
    その手紙を運んでくれるのが、こんな郵便屋さんだったら
    うれしい気持ちも何倍にもふわふわとふくれあがりそうで、素敵です♪

  • 今の時代は、本当に便利で遠くに離れた相手にでもすぐ、ケータイ電話片手に「メール」をすれば手紙も届く。
    インターネットにつなげば、世界中の人と繋がることができる。

    それでも、なくならない文化はある。

                『年賀状』

    いつもはメールでやり取りする人もこの時ばかりは、年賀はがきに一年の思いを託しポストに入れる。

    それを大切に郵便屋さんが届けてくれる。
    そんな郵便屋さんのお話です。

    帯に書かれた「町の住人達の証言」には主人公の郵便屋さんについて面白おかしく書かれていてその人の人柄が出ているなあ・・・と感心。


    いい本を読んだ気がする。


    この本を読み終わったときに、きっと思うだろう。

          「誰かに、手紙を出したい。」

    その大事な手紙を大切に郵便屋さんが届けてくれるのだから。

  • 主人公が誠実でとても好青年な物語。
    郵便配達を通して垣間見る人間模様。
    表紙をめくると地図が現れ、物語を想像するヒントを得ることができ、小学生でも楽しく読める作品だと思いました。

  • 初めましての作家さん。
    まったく知らない作家さんでした(ごめんなさい!)
    図書館の書棚に目をやったとき、何だか背表紙が呼んでいるようで~(笑)

    さらさら~っと読める軽い本ですが、楽しめました。
    今の私にはこの軽さが良いのかなぁ…

  • 個人的にはかなり好きな分類。
    郵便配達員の視点がなかなかにおもしろい。
    それと、主人公の拍子抜けするくらいの真面目さと、いそうだーって思わせる雰囲気、舞台設定も楽しい。

  • こういう仕事に誇りを持って、一生懸命にしている人の話し、大好きです!
    郵便配達の人の苦労が少しわかった気がします。
    確かに雨の日とか夏の暑い日、冬の寒い日などは大変だろうし、交通事故や誤配、遅配などにも気を使わないといけないでしょうし。
    でも、毎日同じ地区を回るため、その地区の住人との交流が生まれるところは素敵ですね。
    郵便配達員に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

    そして、どちらかと言えば地味な配達員と、そっくりな兄は芸能界での有名人というギャップが、私は好きでした。
    地道に地味に自分の使命を全うしたいタイプと、派手に今できることをいまするタイプ。
    全く逆の性格のように見えるのに、お互い理解しあっているのが素敵でした。

  • 郵便配達という仕事に真面目に取り組むこの青年が出くわす、みつばという町のちょっとした出来事が物語の中心。

    何かすごいことが起きるわけでもないし、仕事柄たまたま遭遇するささやかな出来事がたんたんと描かれる。まあ例外といえば、主人公の兄が売れっ子芸能人ということくらいか。

    日常の謎を語るわけでもなければ、ラブ・コメディでもない。世の中の草食系男子を代表するかのような主人公で、内容t系にもどこがどう面白いのか良く分からない小説だ。

  • 郵便屋さんの株が急上昇する。

    超がつくほど生真面目な配達員・平本。
    春一番の風に乗って思わぬ物が飛んできたり、誤配と勘違いされ理不尽なクレームを受けたり。配達先で起こる様々な出来事に、彼なりの誠実さで向き合っていく。

    もちろん郵便屋さん皆が皆彼のような好感の持てる人物だとは思わないけど、それでも我が家にやってくる郵便屋さんや、街中でバイクを走らせる配達員を心から応援したくなった。

    ただ最後の方の恋愛描写は蛇足かな。
    あと表紙もうちょっとどうにかならなかったのか?好みの問題かもしれないけど。

  • たまには手紙を書いてみようかなと思える一冊でした。

  • 普段本を読まない、読書に苦手意識のある人に読みやすい文章、重さだと思う。ほのぼの。
    読んだ後に配達地区の地図を眺めると楽しい。

  • 郵便配達の話だと聞いたので
    もっと話が膨らむかと思ったけれど
    膨らみそうなところは平板なままだった。
    残念。

    なんか、普通。普通がいいのだけれど、
    普通すぎるよー。

    もうちょっと
    スパイスがほしいかなぁ。

  • ほっこりするお話。いつも当たり前に配達してくれる町の郵便屋さんにありがとうって言いたくなりました。

  • 郵便屋さんが配達中に関わった、小さな奇跡の終わりと始まりのお話。売れっ子芸能人の弟という立場ながらいたって地味な主人公の、配達先の人々とのふれあう様子が真面目で真摯なところがとてもよかった。だれかに手紙を書きたくなりました。

  • ちいさな町の人のつながりがあったかく描かれていますが
    秋宏が志を高くして郵便屋さんになった!っていうんだったら、話の感じ方はまた変わったんやろうなと思います。
    ただなんとなく郵便屋さんになって、でもこの仕事が嫌いじゃない、ってところがいい。

    「自分あっての地球」は名言。

  • 2014年9月西宮図書館

  • イケメン郵便配達員の立春からの一年間のお話。郵便配達は寒い日も暑い日も雨の日も風の日も郵便物があれば必ず来てくれる。彼が街の人たちに郵便物と一緒にやさしさや勇気も届けてくれる。誰かに何かを伝えたくなる。幸せな気分になれる。

  • とある町の郵便屋さんが主人公で、小さな日常から人々の暮らしがほの見えるハートウォーミングなお話。好きな部類の話なので穏やかに読みました。

  • 郵便局員の秋宏は25歳。年子の兄はTVタレントの春行。

  • 非常に好きな感じ☆
    私自身がお手紙をよく出すので、郵便屋さんに興味津々。
    地域の方々とのつながりが素敵に思えた。
    実際にはなかなかありえないだろうけど(・。・;
    それにしても秋宏くんって、25歳にしては本当にしっかりしてるな~。
    もっともっと、読んでいたいと思える本でした。

  • 小さな町を舞台に、ごくごく普通の郵便屋さんと住人たちの交流物語。

    前半はあまり面白さを感じられなかったけれど、住人たちとのつながりが点から線になった後半は、面白かった。
    ご都合主義なところもチラホラあったけれど、最後は静かな感動。
    ほっこりしました。

    ただ、「あの人、似てない?」が、抽象的な意味合いで使われているのかと思ったら、郵便屋さんの兄である芸能人だったというのは、ヘンに現実的で残念でした。

  • 町の人達と郵便配達員の平本秋宏が織り成す小さな物語。

  • 2013.3.24 市立図書館

    ほのぼの~。
    さわやかで、読みやすくて、あったかくて、かなり好きなタイプの小説でした。
    おもしろかった。

  • 小さな町で働く郵便屋さんのお話。地域の人との交流がほのぼのと温かく描かれている。
    2013/03/05

  • なんだかホッとする、そんな話

  • 郵便配達大変なんだなーと、素直に思えた。
    心温まる素敵な作品だけど、ちょっと物足りないかな。

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みつばの郵便屋さん (一般書)の作品紹介

「あの人、似てない?」郵便受けにコトンと手紙を入れていくあの配達員、どこかで見たことがあるような…。「カーサみつば」の三好さん、「メゾンしおさい」の片岡さん、「みつば第二公園」の不思議な男女、郵便会社のアルバイトの園田くん等、町の人たちと配達員・平本秋宏がおりなしてゆく小さな奇蹟-。

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