([か]8-1)北里大学獣医学部 犬部! (ポプラ文庫)

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著者 : 片野ゆか
  • ポプラ社 (2012年4月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591129166

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([か]8-1)北里大学獣医学部 犬部! (ポプラ文庫)の感想・レビュー・書評

  • 飼い主に見捨てられたペットや、野良犬、野良猫、その他の小動物を保護し、新しい飼い主を見つけてあげる、それが〝犬部〟の活動です。中には怪我をしたり、大病を患った瀕死の犬や猫もいます。北里大学獣医学部の学生たちが運営するサークルではありますが、大学の支援はいっさいありません。犬部の学生たちは、自分の下宿にたくさんの動物たちを同時に住まわせ、自費を投じて世話をしながら、動物たちが幸せな環境で暮らせるよう、一生懸命新しい飼い主を探します。本書は、そんな学生たちの悪戦苦闘振りを綴ったノンフィクションです。
    動物愛護というのは、命や社会に関わるいろんな問題を含んでいますから、生半可な気持ちでできるものではありません。ここに登場する学生たちも、ときには大きな矛盾にぶち当たり、自問自答し、葛藤を繰り返しながら活動を続けています。けっして奇麗事ばかりではないはずですが、それでも本書を読むと、やっぱり感動せずにはいられません。日本の学生も、まだまだ捨てたものではありませんネ。
    ペットの最期を看取ってあげるのは、飼い主に課せられた最も重要な責任です。ペットたちは、それ以上のものをわたしたちに与えてくれるのですから。

  • 一つの組織を維持していこうとするとき、一人ひとりの信念の差によって生まれる齟齬をどう処理していけば良いのかは、特にこういった活動だとかなり直結してくるだろう難しい問題だと思う。動物愛護はどうあるべきか、という問題と共に真摯に向かい合う学生たちの姿。青春というにはちょっと重くてきついかもしれないけど、学生たちはきらきらして見えた。

  • 北里大学にあるサークル「犬部」の活躍を描いたノンフィクション。

    全国津々浦々の動物好き(とくに「自称」)のヒトビトは、今すぐ本書を読むべし!

    今日から我が家の駄犬にも優しくしよう。

  • 犬も猫も大好きなので読んでいて面白かったし、部員の熱い思いには感動した。一生懸命助けようとしていた動物が死んでしまったときの辛さなんかを想像すると、それでもまだ救える命を救おうとする部員には頭が下がる。
    しかし、連載ものだからかもしれないが、話がいったりきたりしているような感じがするし、文章があまりあわないのか読みにくい。

  • 東北の青森にある北里大学獣医学部に通う学生がやってる動物愛護活動のお話です。 かなり噛み砕いて書かれているので、中学生でも理解できるかと・・・ 『イヌ、ネコって可愛いなぁ』なんて、その場だけでなく、もっと深いトコを考えさせられる一冊です。

  • 学生たちの行動力に舌を巻きました。

  • 【状態】
    展示中

    【内容紹介】
    広大な自然にかこまれた青森県十和田で、行き場を失った犬や猫を救うために奔走する若者たちがいた。大学のサークル活動で、心も体も傷ついた動物を保護し、辛抱強く新しい飼い主を探すのだ。部員たちの愛情と情熱、命と正面から向き合う姿が胸を打つノンフィクション。

    【キーワード】
    文庫・犬・動物・獣医・大学・ノンフィクション・動物愛護


    ++2+1

  • 北里の獣医学部は十和田市にあり,2年からで,4年制と六年制があるが,犬部は非公認団体として始まった~犬バカの5年生,太田快作は捨て犬・捨て猫に出会ってしまうタイプだ。アパートの部屋が保護動物で溢れ,非公認のサークルを立ち上げたが,大学側からは動物実験代替法を取り入れようという太田を煙たい存在と考えている。新入生勧誘をすると池田が入ってきた。譲渡会を開いている太田に共感したこともあるが,犬部員である先輩のハナコに学ぶことも多い。池田は犬部専用電話を手渡され渉外を任され,代表にもなった。ビーグル犬の愛犬ナナの許に来たのはてんかん持ちのホワイトだ。40頭以上も犬を飼っているおっちゃんが賽銭泥棒に手を染め,拘留中に避妊去勢手術を施すのは大変だった。2年目の春,ウサギもいるというチラシに吸い寄せられたのは,大学で土木を学んでノンバンクにも勤務した経験のある大山だった。4代目代表は市川育美で,猫の世話をし,大山の飼っている兎に飛びかかろうとしたコロを絵本に仕立てた。池田の愛犬ナナが血液の癌になり,ホワイトが部員から部員へ引き継がれる中で死亡した。部員が保護している犬ムックが人を咬み,代表の加護は活動を休止した。所帯が大きくなり情報の共有が出来ず,先輩から後輩への引き継ぎもできなくなったかだ。池田と大山は退部し,サークルも公認になり名も北里シッポの会と改め,新入部員の勧誘も始まる~大学が裏で手を廻してやらせている愛玩動物研究会,通称犬部かと思ったら大間違い。本当に自主的な活動で,最初は大学側からも困った存在だと思われ,一般の動物愛護団体からも,学生であるが故に甘やかされていると思われている。まあ,学生だから取り上げられる活動でもあるが・・・。今はどんななんでしょう? 大学の看板代わりに使われていませんか?

  • 北里大学獣医学部の動物愛護サークル「北里しっぽの会愛好会(旧・犬部)」の活動を追ったノンフィクション作品。2010年3月に単行本が発売され、2012年4月に文庫化された。2011年に小学館の人気雑誌『週刊少年サンデー』で漫画化されている。

    本作は本編18話で構成されている。基本的に1話完結になっていて、どこから読んでも十分楽しむことができる構成になっている。

    この作品の一番の魅力はなんといっても、登場する動物の愛くるしさである。

    しっぽの会に引き取られる動物たちはみな捨てられた、もしくは何らかの事情で飼えなくなった動物たちである。人を怖がる動物もいれば、動物を怖がる動物もいる。犬もいればうさぎもいる。
    個性あふれた多種多様な動物たちが、しっぽの会メンバーに温かく見守られ、イキイキしていく姿が描かれている。また挿絵写真の動物たちがとにかくかわいい。読んでいて顔がほころんでしまった。

    一方で、この作品は動物愛護の課題も浮き彫りにしている。動物のために自分を犠牲にしなければならない、そしてときには死と向き合うことも必要だ。そんな辛い現実とメンバーがどう向き合っていくかに注目してほしい。

    動物愛護には賛否両論の意見があるが、どちらの立場の人が読んでも十分満足できる内容だと思う。
    動物を飼っている人、動物好きの人におすすめしたい作品。

  • 子供のころ、所謂「出会ってしまう」タイプだったらしく、軒下にいたり、どこからか迷い込んでくるネコを飼っていたのを思い出した。獣医学部で勉強しながら、延々と里親探しとは好きなだけでは到底続けていけなさそうだ。部を運営する上で、いろいろ問題もあるようだけど、続けていってほしいなあ。最後の馳氏の解説も、生き物を飼う覚悟が伝わってよかった。

  • 犬好きなら読んでおくべき。

  • ドキュメントである。しかも実名。出てくる人々の現時での活動もわかってしまう。
    たかがペットという気持ちで飼いはじめ、家族として暮らし。
    命の重さを知ることができれば、いいのだが、大方それには気づかず。
    ペットと命を考えるうえで、いい本だと思う。自分の学生時代を思うと恥ずかしくなるほど、真摯な学生たちがここにいた。まだまだ捨てたものじゃない。

  • 青森にある北里大学獣医学部の一学生によって、目の前の動物を救いたいと個人的に始めた保護が大学のサークル活動となって保護の輪が広がるドキュメンタリー。保護活動には多額のお金と労力・時間がかかる。生半可な覚悟では出来ない事を学業と両立させながらがんばる姿に頭が下がりました。作者のあとがきが2010年3月付けだったので、東日本大震災の時期の彼らと動物達はどうしてたのか気になりました。文庫版のあとがきで登場人物のその後と震災の時期の事が多少わかりますが、もっと詳しく知りたいとも思いました。

  • 軽々しく感想を述べることが許されるのだろうか。彼らは言い訳を許されない、命の最前線で戦っているのに。

    目をそらさず、知ることが第一歩か。

  • 動物が好きな人にこそ読んで欲しいと思った。
    若者、という生き物に溜め息をついてる大人にも読んでほしいと思った。
    知らなければ知らないままだった話がたくさんある。
    これをリアルタイムに知ることができなかった自分を歯痒く思うくらいに、
    ここに書かれている皆はがんばっていた。

    久しぶりに、良いルポを読ませてもらった。

  • がんばってるワカモノにエールを送りたくなる一冊。命って難しいけど、愛しい!

  • 私自身、一人の人間という動物として生きている以上、他の動物に情けのようなものをかけることに無条件に賛意を示す資格はないので、言いづらいですが。

    動物保護や動物がかわいそう、という人は多くいますが、これに描かれているような汗や涙を流すような具体的な活動をしなければ、とやかくは言うことはできないような気がします。

  • 無性にさくらに会いたい。さくらが死ぬときを想像したら涙が止まらなくなった。犬はご主人さま命だから、裏切られたらすごくショックだろうね。動物愛護を振りかざして、行政やボランティアを簡単に批判する人達がたくさんいるけど、志しを持った犬部の若者達にたくさんの命が救われている現実を多くの人達に伝えることが必要だね。

  • 行き場をなくした犬や猫などの動物を、お見合いさせて新しい居場所を作っていくための苦難だったり感動だったり悩みだったりを綴っている。
    2012/12/23

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  • 学生でお金も時間も無い中で、動物を保護する活動は本当にえらいな〜と思う。一方で、なぜそんなに動物が好きなのか??と根本的に理解出来ない自分が残念

  • 誰かを持ち上げるために誰かを落とすのではなく、思い入れがありながらも敢えて第三者的な視点で綴ろうとされていると思う。そのため、えらい学生たちだね、で終わるスッキリした読後感はない。そこがいいと思う。

  • 犬好きなので、犬部のみさなさんの頑張りに胸熱くなりました。

    失礼ながら、私ならもう少し違った感じで書くだろうな、と。
    いい題材なだけに。
    淡々としたテイストは、あまり好みではなかったです。

  • 命の危険にさらされている動物たちの保護に
    全力で取り組む学生たちのノンフィクション。 
    私も犬が大好きだけど、この本風に言うならば「犬バカ」じゃなくて 
    ただの「犬好き」 とてもここまでの活動は出来ない。頭が下がる。 
    せめて、我が家にいる二頭のワンコを今まで通り愛し続けて、
    最後の最後まで大事にしたいと思う。 
    全ての飼い主がそうでありさえすれば、
    悲しい動物たちは存在しないはずなのに。

  • ノンフィクションは全く読まないが、こちらは比較的読みやすかった。
    可愛らしい表紙だが、中身は重みがあって感動する。

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([か]8-1)北里大学獣医学部 犬部! (ポプラ文庫)の作品紹介

広大な自然にかこまれた青森県十和田で、行き場を失った犬や猫を救うために奔走する若者たちがいた。大学のサークル活動で、心も体も傷ついた動物を保護し、辛抱強く新しい飼い主を探すのだ。部員たちの愛情と情熱、命と正面から向き合う姿が胸を打つノンフィクション。

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