- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591130025
感想・レビュー・書評
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(2013-07-13)
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曾祖父という、初めてその存在を知ったのが1ヶ月前。
そして1人で海を越えて、その人に会いに行かねばならない事に。
待ちうけていたのは、呼んだ曾祖父と親戚達。
代々当主に渡されてきた銀の本を探せ、というのが本筋。
そしてその間に語られる、たくさんの小話。
ぞっとしたのは、トランクの話でしたが…。
密室空間で、1人ではない状態。
考えるだけでも怖い怖いw
しかし、ひょっこり来た小学生に解けた謎が分からないとは…。
産まれた時からの現実が刷り込まれているせいなのか
額面通り受け取ってしまったせいなのか。 -
遂に舞台が日本から海外へ。
ヨーロッパの怖い話や都市伝説というよりは、妖精伝説や、UFO寄りの話が多い。
怖いと言えば怖いような気もするけれど、狼男や、中世の騎士の話とか、そこまで怖い話として馴染みがないせいか、日本の怖い話のように、夜中に読むと部屋の隅が気になってくるような怖さはなかった。
主人公の小林くんは、金の本の刑事さん。
ということは、悪魔のネックレスを持っていた金の本の主人公の女の子はあの女の子の子孫なのかなあ。
それよりも、山岸さんがどんどんと謎の存在になって行く…。
最初は刑事さんが子どものころにもいて、それから何年も経っている金の本でも、あまり年齢が変わっていなくて、どこの時代にもいれる存在なのかと思ったけれど、お城の初代当主の可能性(というかほぼ確定しているが)が…。
うーん、じゃあ初代当主は日本人だったのか…?
そろそろ日本の怖い話がネタ切れを起こしてきたのかは分らないけれど、キャラクターを追う話になって来ているのも事実。
最後まで山岸さんの謎が明かされない可能性もあるけれど。
次の本が出るのか、どういう手で来るのかが楽しみ。