- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591130025
作品紹介・あらすじ
「銀の本」にかかわったものは、ふしぎな運命をたどるという…。突然の招待状に、フランスにやってきたぼく。「『銀の本』を見つけたものに、城をゆずろう!」というひいおじいさんのことばに、なれない土地で、本さがしにのりだしたけれど、だれかにねらわれている気がする…。小学校上級から。
感想・レビュー・書評
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フランス貴族の曽祖父に会いに、初めて飛行機に乗ったサトル。城で歓待されるが、曽祖父の跡取りの話になり……。おお、ちゃんとストーリーがありつつ、怪談も関連があってとてもよかった。こういうのがあると、読み続けようかなーと思っちゃいます。いろいろな要素がかみあって、ラストも気持ちよかった。
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前に読んだ本なのでよく覚えていませんが、ある男の子が城に隠された『銀の本』を見つけて、守る話です。(もちろん怖い話も入ってます。)一番怖かった話は
ある家族の赤ちゃんが悪魔の赤ちゃんがすり替えられる話です。普通の赤ちゃんはミルクを飲むのですが、悪魔の赤ちゃんは、酒を飲むのです。想像したらとても怖いです。 -
(2013-07-13)
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曾祖父という、初めてその存在を知ったのが1ヶ月前。
そして1人で海を越えて、その人に会いに行かねばならない事に。
待ちうけていたのは、呼んだ曾祖父と親戚達。
代々当主に渡されてきた銀の本を探せ、というのが本筋。
そしてその間に語られる、たくさんの小話。
ぞっとしたのは、トランクの話でしたが…。
密室空間で、1人ではない状態。
考えるだけでも怖い怖いw
しかし、ひょっこり来た小学生に解けた謎が分からないとは…。
産まれた時からの現実が刷り込まれているせいなのか
額面通り受け取ってしまったせいなのか。 -
遂に舞台が日本から海外へ。
ヨーロッパの怖い話や都市伝説というよりは、妖精伝説や、UFO寄りの話が多い。
怖いと言えば怖いような気もするけれど、狼男や、中世の騎士の話とか、そこまで怖い話として馴染みがないせいか、日本の怖い話のように、夜中に読むと部屋の隅が気になってくるような怖さはなかった。
主人公の小林くんは、金の本の刑事さん。
ということは、悪魔のネックレスを持っていた金の本の主人公の女の子はあの女の子の子孫なのかなあ。
それよりも、山岸さんがどんどんと謎の存在になって行く…。
最初は刑事さんが子どものころにもいて、それから何年も経っている金の本でも、あまり年齢が変わっていなくて、どこの時代にもいれる存在なのかと思ったけれど、お城の初代当主の可能性(というかほぼ確定しているが)が…。
うーん、じゃあ初代当主は日本人だったのか…?
そろそろ日本の怖い話がネタ切れを起こしてきたのかは分らないけれど、キャラクターを追う話になって来ているのも事実。
最後まで山岸さんの謎が明かされない可能性もあるけれど。
次の本が出るのか、どういう手で来るのかが楽しみ。