([お]9-1)困ってるひと (ポプラ文庫 お 9-1)

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  • ポプラ社
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591130216

感想・レビュー・書評

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  • なんで、今までこの本に気が付かなかったんだ~!って反省するほど、この本の内容に衝撃を受けました。BSフジの「原宿ブックカフェ」にて大野さんが出演されている回を見て読みました。続編「シャバはつらいよ」もすぐに読みたいと思います。

  • いろいろな意味ですごい。
    読みながら泣き笑いになります。

  • 237ページ、「「救世主」は、どこにもいない。ひとを、誰かを救えるひとなど、存在しないんだ。わたしを助けられるのは、わたししかいないのだと、友人をとことん疲弊させてから、大事なものを失ってから、やっと気がついた。」という一文に逆の立場、つまり手話通訳をしながらずっと「助ける側」にいたと思っていた自分のことのように感じた。

  • おしりだいばくはつ

  • 軽妙な文章で、本当に大変な出来事を分かりやすく書いています。
    実際その立場にならないと気がつかない難問が、区によって福祉サービスの違いがあるなど、知らなかったです。
    彼女の生きるちからを感じました。

  • 面白かった。わくわくした。
    読者を仲間として扱う感覚に長けてる。
    皆、共に同時代を生きてるのだなという気持ちになる。

  • 突如、免疫系の難病を発症した女子大生による闘病エッセイ。
    軽快で明るい文章であるが、症状や辛い検査はもちろんのこと、著者の苦しみ、葛藤は大変なものであり、しばしば涙した。また「困ってるひと」というタイトルにあるように、自分がその立場に置かれて初めて知る社会的な困難のあれこれが大きなテーマとなっていて、とても考えさせられる。続編が楽しみ!

  • 天才だよ大野さん

  • 他の本を買おうと本屋をウロウロして、さてレジに向かおうとしたときに目に入ったこの本。

    表紙の雰囲気と(能町さんでしたか)、裏表紙の説明を読んで購入を決定しました。

    大野さんの辛さ、大変さは、体験してみないとわからないことなんだろう。
    一番わかってくれてるはずの先生も、時々遠い存在になるし。

    難病の入院体験記なんて、シリアスな場面しかないだろうと思いきや、時々クスリと笑える要素もあったり。

    この本のプロデューサー役が辺境作家、高野秀行さんだと知って驚き。

  • 何に困っているかというか難病です。闘病記ではないと断っていますが難病を通して日本の医療制度の谷間をユーモアを持った文体と視点で描いています。本当に困るんだろなぁという制度の谷間だとか怒涛の展開が...

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