つむじダブル

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  • ポプラ社 (2012年9月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591130698

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つむじダブルの感想・レビュー・書評

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  • 宮下奈都さんと小路幸也さんが合作した本が出ると知って
    「きゃー、aikoと秦基博がコラボするみたいな、その豪華さ♪」と
    わくわくしながら待ち構えていた私。

    心に蓄積した思いを、独特の言葉遣いで表現する宮下さんと
    衒いのない、やわらかな言葉で温かい世界を描く小路さんなら
    音楽界でいえば、まさにその組み合わせ!と思ったのだけれど

    読んでみると、予想は気持ちよく裏切られて、まるでひとりの作家の作品のよう!
    ことに、いつもの宮下節を封印して小路さんの作風に溶け込むような宮下さんの筆致は
    耳にしたら忘れられない声なのに、誰とコラボしても突出せずに
    綺麗に合わせてしまうmiwaちゃんを思わせます。

    柔道が好きで、おかあさんが焼いてくれるマドレーヌが好きで
    かっこよくてやさしいおにいちゃんが大好きな、小学4年生のまどか。
    妹を溺愛し、家族を大事に思い、それと同じくらい音楽を愛していて
    バンドでメジャーデビューすることを目指し、練習に励む兄の由一。

    つむじダブルのこの兄妹が、平凡すぎるほど平凡だと思っていた
    愛する家族の中にいつのまにか紛れ込んでいた秘密に翻弄されながら
    変っていく自分、変わらない自分、そして家族について
    ぐるぐる考えて、ぐるぐるまわって、でもちゃんとあるべき場所に戻ってくる。
    愛情を惜しみなく注がれて育ってきたふたりならではの健やかさが眩しい、
    爽やかでかわいらしい物語。

    素敵なおにいちゃんがほしかった!と願ってやまない
    夢見がちなひとりっ子女子なら、思わずきゅん♪としてしまう1冊です。

  • かっこいいお兄ちゃんがいる子って本当に羨ましい。

    たとえば、いじめっ子やひどい男に「大事な妹を泣かせやがって!許さん!」と立ち向かってくれる兄(ポルナレフ)。

    家庭間の不穏な気配に悩んだときに「心配ない」と受け止めてくれる兄。

    高校生でメジャーデビュー間近、母譲りの美貌もあって、恋人に一途で、妹のこともちゃんと気にかけている由一。そりゃ、妹もなつくよ。

    異性なんて、性別を超えた友情を成立させたつもりでも結構あやふやで脆いし、そもそも相手に特別な興味がないと仲良くすらなれない。かと言って父親はまた世代が違いすぎる。そこにきて、異性のお見本でもあり、良き保護者でもあるお兄ちゃんの存在って貴重だ。

    身近に良い男がいて、しかも恋愛絡まないから絶縁になる可能性も低く、そして得てして良い男の友人もまた良い男…。幼少期から対異性スキルが研ぎ澄まされるね!

    しいて言えば、恋人に求める理想が高くなりすぎる不安があるくらいか。福山雅治さんや向井理さんや三浦翔平さんの妹さんってどんな気分なんだろう。(兄弟構成知りませんが)

  • 宮下さん×小路さんのコラボ作品
    2人で書いているなんて思わないくらい全く違和感なく読み進めました。
    でも、どちらかというと宮下さんが小路さんの作風にあわせてるかな~という感じはした。

    お兄ちゃんと妹の目線でかかれていて
    微笑ましくてかわいらしい兄弟だな~と思った。
    温かい家族のお話でした。

    こんなかっこいい自慢のできるお兄ちゃんほしかったな・・・

  • this is the fiction! this family is perfect! i want to make it (●^o^●)

  • 小路幸也さん、宮下奈都さんの共作。
    お二人とも好きな作家さんなので得した気分です。

  • つむじがふたつ。
    つむじダブルは幸運のあかし。



    10歳の妹と17歳の兄の視点が
    別々の作者によって描かれたほのぼの家族物語。



    なんとなく先は読めたけどわるくはない。

  • さしずめサブタイトルは『ひみつ』ってところか。
    漢字じゃなくて敢えてひらがなで。

    由一くんパートを小路さんが、まどかちゃんパートを宮下さんが書いてるらしい。
    大きく括ると『冷静と情熱のあいだ』方式(右岸と左岸ともいう)なんだろうけど
    一人の人が書いてると言われても無条件に信じるくらいに自然だったと思う。
    由一くんのかっこよさももちろんなんだけど
    まどかちゃんの可愛らしさと大人な部分にノックアウトされた感あり。
    『今でも抱っこしたい』と思っちゃう由一くんの気持ちもよく判るよ、うん(爆)。
    10歳くらいってあんな風に考えちゃうことが急に増えるんだよな、と
    懐かしく思い出してしまった。
    下手するとあの頃の方が今よりよっぽど大人だったんじゃないか、などと
    ついつい我が身を振り返ってみたりして(笑)。

    何よりもこのお話の中では
    家族みんながそれぞれを大切に大切に思ってるという空気が常に流れていて
    それが読んでて心地よかったなーと思う。
    書いてるパートによる違いが殆ど気にならなかったのも
    その辺に理由があるのかもしれない。

    由一くんもかっこよかったんだけど、彰宏くんの男前っぷりにも感服した。
    小学生男子がひとつ大人になる瞬間を見た気がする。
    美波ちゃんとの三角関係は避けたいところではあるものの
    まどかちゃんと彰宏くんは相当お似合いだと思うのだが。

    美波ちゃんちの両親の顛末がどうなるのか、とか
    サユミさんがどうしてまどかちゃんと彰宏くんのことを知ってたのか、とか
    いろいろと謎だったり納得いかない部分があったりするので
    その辺で★1個マイナス。
    メジャーデビュー後のDSRがどう活躍するのか、
    そしてまどかちゃんと彰宏くんのその後を知りたい気もする。

    それはそうと、エンガティーナの『クドウ』はお店畳んじゃったんだ…(´・ω・`)
    『丘の家のミッキー』を読んだときから一度行ってみたいと思ってたのに。
    残念だ。

  • 高2の由一と小4のまどかの仲良し兄妹。バントのボーカルの兄に、柔道大好きの妹。ふたりにはつむじがふたつある。で、由一のバンドのなまえも「つむじダブル」(DSR)。海辺の町の平和な小宮家に、ある日女性からの電話がかかってきて、小宮家の運命が少しづつ動き始める。
    由一のパートを小路幸也が、まどかのパートを宮下奈都が執筆。
    二人で別々に書いたとは思えない自然な仕上がりに驚く。

  • 二人の作家による共作本なのに、文体も雰囲気もよく似ていて、共作による相乗効果や反対に違和感もなかった、ある意味不思議な本。
    話しは面白く読めたが、展開が「東京バンドワゴン」かと思った。

  • 兄妹で視点交互に、家族のあれこれ。二人ともよくできたお子さんだなぁ。母親も非の打ちどころない、パーフェクト!と思ったら。ひみつってのは遠くにあこがれている方がいいですね。間近に迫ったり当事者になると、もうあんまり子どもではいられなくなる。予想を裏切らない展開だが面白かった。

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つむじダブルの作品紹介

本邦初!? 人気作家二人がつむぐ話題の合作!
小路幸也が兄の視点、宮下奈都が妹の視点で描く、家族の「ひみつ」の物語
小学生のまどかと高校生の由一は、年の離れた仲のよい兄妹。ふたりとも、つむじがふたつあり、お母さんは「つむじダブルは幸運の証」と子どもたちに話している。ある日、まどかがひとりで留守番をしていると、ひとりの女性から電話がかかってきた。お母さんは知らないひとだと言うのだけど、なんとなく様子がおかしくて――兄妹それぞれの想いが胸に響く、やさしい家族の物語。

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