- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591130704
感想・レビュー・書評
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主人公雄哉の大叔母・玉青さんの生き様に感動。
装丁に一目惚れして買ったけど、中身にも満足!
読後感がとてもいい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一人静かにこの世を去った大伯母から、高級住宅街にある古い洋館を遺された雄哉。思わぬ遺産に飛びつくが、なぜか屋敷は「十六夜荘」という共同住宅になっていた・・・社会からドロップアウトした変わり者たち。
大伯母はなぜ雄哉に託したのか。その屋敷に隠された秘密とは。 -
なんか最近戦時中のアホな男どもと戦う作品に縁があるようで。価値観には幅広いフィールドがあるということをどっかで分かれたら良いね。
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現代と戦時中を行き来する物語でした。大伯母の過去が少しずつ分かって来る度に、戦時中の過酷さとそこに生きる人達の逞しさが感じられました。
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雄哉の言動にどうしても共感できず、少しイライラした。こういう人と仕事したくないなぁ。
戦時中~戦後の華族については、ほとんど知識がなかったので、興味深く読めた。
それにしても、古内さんはオカマキャラが好きなのね。その頃からこんな人いたのかな? -
現代と、第二次世界大戦頃が交互に進んでいく。
あの戦争についてたくさんの日本人が犠牲になったというようなことを繰り返し擦り込まれてきた。
でも日本人だけではなく当時日本の統治下だった国の人々こそ犠牲者だったと改めて思った。
そんな世の中で高い教育や教養を身に付けた華族のお嬢様の生き方は尊敬する。
終戦後に夫を亡くした女性が軍人が弱いから自分はこんな惨めにされた!と訴えていたシーンがあったが、政府がしっかりしていないといつの世も市民が苦しむ。ガースー頼むよ! -
これは面白かった主人公の思いが強すぎて 会社勤め人はある程度は妥協しないとなかなか務まらない 早く気がついてよかった大財産を受け継ぐ主人公は戦前からいろいろ調べ大変な思いであった