(P[あ]5-1)天のシーソー (ポプラ文庫ピュアフル)

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著者 : 安東みきえ
  • ポプラ社 (2012年9月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591130773

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(P[あ]5-1)天のシーソー (ポプラ文庫ピュアフル)の感想・レビュー・書評

  • 私には3つ、年の離れた妹がいます。人生で初めて意識した同性でした。これがなんともまあ、可愛げがなくて。取っ組み合いこそありませんでしたが、何かと言い合ってばかり。両親が共働きだった事もあり、それこそ毎日、学校が終わればノーレフェリー・時間・ラウンド無制限で言葉のボクシングをするような関係でした。それでも、そのすぐ後には一緒にぬり絵をしたり、手を繋いで外に遊びに行ったりで、遠慮はないけど後腐れもない。もしかしたら、私にとって生まれて初めての親友は妹だったのかもしれない。そんな事を思い出させてくれる本でした。

  • 児童文学として。
    姉妹がいる人には、同じような気持ちになったことが1度や2度はあるのではないかしら?
    幼い頃の、無条件に憎たらしく愛おしい妹との出来事を、懐かしく思いながら読み進めました。

  • 妹と喧嘩をしたり、友達と遊んで楽しかったり気まずくなったり、小学生のミオの心情を読んでいると、守られた狭い世界で生きていた、自分の子供時代を思い出します。

  • 安東みきえさん作品を読むのは3作目。このお話もとても良かったです♪小学5年生のミオと妹のヒナコの日常の物語。7編の連作短編集。子供の頃のほんの一瞬の出来事を瑞々しく描かれていて懐かしい気持ちになりました。私も姉がいてミオとヒナコと同じ2人姉妹なので姉妹ならではの関係がよくわかります。子供時代のあやまちで痛々しくなったり、切なくなったりするのが多く辛かったですが温かい気持ちにもなりました☆文庫化書き下ろしでは姉妹のその後が描かれています!東北出身のおじさんの事を思うと涙が出ました。酒井駒子さんの装丁も素敵☆

  • 小学生のミオとヒナコの姉妹の物語。
    一番最後の「明日への改札」は、ミオが高校生、ヒナコが中学生に成長した後のお話。

  • 等身大の女の子の話。
    2013/06/13

  • 小学生ミオと妹のヒナコの日常を切り取ります。

    お母さんに上手に取り入るヒナコをミオはよく思いません。いつもけんかが絶えないのですが、でも、いざという時にたよりになるのはお姉ちゃん。そんな姉妹のやりとりは、根底に信頼があるのだな、と思います。

    「マチンバ」にいたずらをする、ミオと仲間たちですが、ミオの中にある、人に対する常識の一線があって、”ここまでやってはイケナイ”という基準が、そうだよね!って安心できるものでした。それは、たぶんとても大切なことで、そのラインが、この小説に一貫しているのです。

    私が好きなのは「ラッキーデイ」
    何をやってもダメな日、ある。でも、そういう時にこそ気づくことが多いよね。

    最後に中学生になったヒナコが主人公で書かれた「明日への改札」は文庫のために加筆されたものです。

  • 書店で、酒井駒子さんの表紙絵に惹かれて、手に取りました。
    内容も、よかったです。
    擦り傷を作ったときのような、ひりひりとした痛み。でも、それだけじゃない。作品のなかにも出てくる言葉だけれど、『キズをおおってなおしてくれるものがちゃんとあらわれるんだから。だから、カサブタ、はがしちゃダメ』。
    愛おしい一冊が、増えました。

  • できたら佐野を
    上げたままにしてやりたかった。

    (ひとしずくの海/マチンバ/針せんぼん/天のシーソー/ラッキーデイ/毛ガニ/明日への改札)

  • ミオとヒナコを見ていたら、モモちゃんとアカネちゃんを思い出した。

    私には妹はいないけれど、姉妹ってお互いに一番愛しい友達で、そして同時に一番憎らしいライバルなのかも知れないと思った。

    幼いながらも凛と瑞々しいミオとヒナコの感性がどこか懐かしく、ちょっぴり切ないです。

  • 安東さんの他の作品にくらべると、
    こちらは可もなく不可もなく・・・といった感じでした。
    どの話も読了後に苦みを残すところが性に合わなかったのかもしれません。

  • 7話の短編集はそれぞれ独立した話ながら、
    主人公の少女達がそれぞれ育っていく様子がふんわりと心地よく伝わってくる連作となっています。

    小学五年生のミオと妹ヒナコの毎日は、小さな驚きに満ちている。目かくし道で連れて行かれる別世界、町に住むマチンバとの攻防、転校してきた少年が抱えるほろ苦い秘密…不安と幸福、不思議と現実が隣り合わせるあわいの中で、少女たちはゆっくりと成長してゆく。一篇一篇が抱きしめたくなるような切なさとユーモアに満ちた珠玉の連作短編集。書き下ろし短編「明日への改札」を収録。【内容情報】(「BOOK」データベースより)
    どの話も取り立ててもの凄いトピックがあるわけでもなく、
    推理したりどんでん返しがある訳でもなく、
    ミオとヒナコを中心にして淡々とした日常の様子が描かれています。

    日常の中にあるちょっとしたアクシデントのようなことや、
    幼い頃に誰もが一度は感じたことや起きたであろうことなどが、
    ふんわりとした空気感の中で展開していく短編集です。

    一人暮らしの怖いおばあさんが居る家のインターフォンをいたずらで押してみたり、
    カッコいい同級生の男の子の後を着いていって自宅を探し当ててみたり、
    その結果として思いがけず相手を傷つけてしまったりというように、
    子ども達の世界が丁寧にやさしく、そして時にはせつなく描かれている物語なんです。

    短編のひとつひとつの物語の中で姉妹が出会って感じていく出来事には、
    人の寂しさや悲しさや優しさなどがほど良く入り交じっていて、
    読み終わった時にジンワリと温かいものが胸の中に広がるような気がしました。

    特に最後の一話である「明日への改札」は数年後の姉妹のことが描かれていて、
    書き下ろし短編ながらこの一冊の総まとめとしてちょっとしたアクセントになっています。
    小学生の頃の二人が出会った出来事が思い返せるようなお話なんですよ。

    「ちょっと気軽に気負わずページをめくりたいな」という時にオススメの一冊ですし、
    寝る前にふわっとした気持ちで静かに読んでみたい一冊です。

  • ミオとヒナコ 姉妹の話。
    リアルな世界。
    ミオの姉を取られたような気持ちとか。いらないものだったはずなのに、人にあげるとなると、やっぱりいやって言ちゃうのとか。
    ミオが、妹いてもいいことないって言っちゃうとこ。
    自分の方が怒られる。そういう気持ち。

    日常でも、何気ないことがこんな物語になるんだな。
    ひとしずくの雨が印象的で、すぐに物語の世界に入っていける。

    天のシーソー 
    毛ガニ   が特に好き。

    最後の梨木香歩さんの解説もいい。

    表紙も、酒井駒子さんのもの。好きだ。

    迷ったけど、トータルで評価★5にしてしまう。

  • #読了。連作短編集。児童文学。小学5年生の姉と妹の成長を綴る。たまたま読む本がなく、子供から借りた一冊。家のチビ(姉妹)たちのことを考えながら読んだ。癖のない話しで、微笑ましかった。

  • 表紙に惹かれて手にとったら、『頭のうちどころが悪かった熊の話』の作者さんだったので迷わず購入。マチンバが一番好き。言葉の選び方が素敵。

  • 子供の生きづらさ。それは世界に向ける目がまっすぐで、取り繕うことがまだ下手で、おとなの「それはそれ」が理解できなくて、と、いろんな要素があるのだけれど、そういうひとつひとつにぶつかるさまを瑞々しく軽やかに描いた短篇集。それこそ取り繕った書きかたはされていないのが好感をもてる。それぞれの内にあるルールに則って、毎日を駆け抜けるさま、ときに屈託を知ってすこしずつ成長していく光景がほほえましく、まぶしい。

  •  私も妹がいるし、「ミオ」という名前も似ているし、親近感沸きまくりで読み進めました。おもちゃ箱の中に入ったような気分。

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