- Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591131428
感想・レビュー・書評
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「四十九日のレシピ」の人だってのと、
装丁のかわいさに惹かれて読んだのですが、
泣ける。
泣ける。
泣ける。
ずるずると鼻水を出しながら読みました。
たまに、情景がうまく想像できず、あまり文章うまくないのかな、、、って思うこともありつつ(わたしの読み方のせいかも)、あったかい。
あったかいです。 -
代々林業で栄えた、遠藤家のお坊ちゃん・立海と、その山守として仕える間宮家の孫娘・耀子。
そして、立海の義理の姉になってしまう長男の嫁・照子。
小学生の立海と耀子は、複雑な境遇故、学校では馴染めずいじめにあっています。辛い日々の中、二人が心を通いあわせていきます。
そんな二人を支え、見守ることで、長男である夫を亡くした照子自身が柔らかさを取り戻していきます。
大人たちの理不尽さに振り回される子ども達…。
それでも顔を上げる、前を向く、その強さを身につけていきます。
誰かがいてくれること、ぬくもりを感じられるからこそ強くなれるのでしょうね。
『やらまいか』…。この地の方言で、「やろうじゃないか」という意味です。
ぐっと丹田に力が入るおまじないのような言葉です。 -
四十九日のレシピが大好きで、同じ作者さんの本だから手に取った。小さい時からあまり他人と上手くやれなかった自分と、耀子のつらいひとりぼっちな気持ちが何度もリンクして、辛くなった。それだけに最後の青井先生の言葉は、私にも力をくれたように思う。『どうして』と自分を責めない。『どうしたら』と前に進もうとすること。どうして、どうしてって嘆き続ける人生より、どうしたら、どうしたらって、必死でもがいて戦う人生を私も選びたい。
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耀子と立海の「やらまいか」、勇気をもらえました。二人の成長を応援したいです。「星の天女」のお話、龍一郎と照子のロマンス、あと装画は大好きな関美穂子さん、素敵です。
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自立と自律
自立…顔をあげて生きること。
自律…美しくいきること。
「どうして?」ではなく「どうしたら」 -
耀子に立海、そして照子。それぞれの事情を抱えた3人。シリーズ作品の1巻目なのである意味、紹介的だが、それぞれの人物がよく描かれている。そして、周りを取り巻く人々、良きに付け、悪きに付け、これも存在感があるんだよな。青井先生に小学校の同級生、ほっこりするわ。4部作で、3部まではすでに出てるそうだが、3冊目に出た「天の花」の方が次だそうでややこし・・・
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時代は1980年、舞台は天竜川のほとり。
居場所のない少女と少年、そして早くに夫を亡くし過去に生きる女が出会ったところから物語は始まります。
3人に共通しているのは家族に恵まれなかったということ。
それゆえに閉ざされてしまった心や、頑なになってしまった心、そしてあきらめ。
けれど主人公耀子(居場所がなかった少女)が現れたことによって少しずつ変わり始めます、耀子自身も。
新しい物語が始まるのです。
なつかしくて、せつなくて、あったかい物語ですよね。大好きです。
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なつかしくて、せつなくて、あったかい物語ですよね。大好きです。
表紙を見て、あらまあ、かわいい女の子がふたり! と思ったら
なんと少年と少女の物語だったのにも驚きました。
こどもたちがあの後、幸せに暮らしていけますように・・・と、祈りたくなりますよね。
じぶんの気持ちを偽らず、はっきりくっきりと綴っているutakataさんのレビュー、
読んでいてとても爽快で、惹きこまれてしまいます。
これからもどうぞよろしくお願いします(*^_^*)
たくさん素敵そうな本が、本棚に並んでいたのでフォローさせてもらいました☆
いくつかメモしたので、次図...
たくさん素敵そうな本が、本棚に並んでいたのでフォローさせてもらいました☆
いくつかメモしたので、次図書館行く時に借りてきます♪♪
レビューについて、そういうふうにコメントいただくなんて!! うれしいです。
読んだそばから忘れてしまうので、自分の読書の記録のために書いてます。
読み終わってすぐに書いたのとか、勢いだけでのメモのようなもので、誰かの参考になどならないと思いますが、これからもこの調子で書きます。笑
今後もまろんさんの本棚に本が増えることを楽しみにしています。よろしくお願いします^^