真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生 (ポプラ文庫 日本文学)

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著者 : 大沼紀子
  • ポプラ社 (2012年12月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591131824

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真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生 (ポプラ文庫 日本文学)の感想・レビュー・書評

  • 真夜中、午前1時と来て、今回は『午前2時の転校生』。
    「まよぱん」シリーズ第三弾を、なんとかドラマ放送前に読めて
    ふぅ、まにあった♪ と胸を撫で下ろしている私です。

    第三弾までドラマで描かれるかどうかわからないけれど、
    来週の『ビブリア古書堂の事件手帖』みたいに、まだ読んでいない最新刊を
    あっという間にドラマ化されてしまう例もあるので、気が抜けない今日この頃。

    親になりきれない親。 無邪気な子供ではいられない子供。
    魔法使いになりたいのに、胡散くさい目で見られてしまう夢多き人。

    なりたいものになれない不器用な人たちが
    今日も真夜中の街角にぽっと灯をともすパン屋さんに集まってきます。
    その淋しさや切なさをやわらかく包む、フルーツサンドやタマゴサンドが
    今回も、なんと美味しそうなこと!

    相変わらず、のぞき魔の斑目とかアブナイ薬を平然と預かる多賀田とか
    世間の常識から外れた、ちょっと変わった人を抜群に魅力的に描いてしまう大沼さん。
    転校生孝太郎の相棒(?)、腹話術人形のアンジェリカも
    できることならぜひ、ドラマの中で見てみたいなぁ♪

    托卵された側の暮林と弘基の希実への過保護ぶりが
    どんどん「心配性のおかあさん」化する中、とうとう現れたカッコウの母に
    次回作への期待がパン生地のごとくふくらみます。

    きっと次の物語は、午前3時。
    ブランジェリークレバヤシの終業時間は午前5時なので
    あと3冊は「まよぱん」シリーズを読めるのかしら?と
    気になってしまう、まよぱん第三弾なのでした。

  • 安心して笑える場所と大切な絆を手にしたのぞみちゃんが、
    自分でも無意識のうちに幼少期からとりあげられた
    "甘える"ということを自然に身につけて、
    かわいい無邪気さを手にしていく様子を見れてうれしい。

    謎多き転校生と、みんなを幸せにするために仕掛けられた魔法。
    人の心を動かす魔法は諸刃の剣。
    だから魔法使いは心を強く清く正しく保つ強さが必要。
    本当の優しさは強さと同義で、芯から強くなくちゃ手にすることはできない。
    だから魔法使いはとても限られた人しかなれない。

    不穏な空気をはらみつつ次巻へ。
    のぞみちゃんの笑顔も、幸せすぎて怖いぐらいの
    斑目氏の幸せもどうかどうか壊れませんように。

  • 『まよパン』シリーズの3作めです。
    たまごサンドが食べたくて仕方なくなります。フルーツサンドは苦手なんだけど、なんだか食べられる気がしてきてます。

    誰かの幸せを願うことは、自分の幸せとして、還ってくるんだなぁ。
    でも、押し付けや、独りよがりにならないようにするのって、ちょっと難しいです。
    でもでも、幸せを願う誰かが存在するのって、それだけで幸せなのかもしれませんね。

  • フルーツサンドが無性に食べたくなります。
    あんまりパンの話はなかったけど、人下関係がより密接で複雑になってきて、だけどなんだか切ない。

    今回はこだまの異母兄が、のぞみのクラスメイトとして登場し、織江ちゃんの恋人らしき胡散臭い安部医師となかなかダークな展開になります。

    しかし、本当に魔法使いはいるのかもね。
    そして願い祈ることで魔法をかけられるのかもしれない。

    のぞみちゃんがきっと救われて乗り越えられると願わずにいられないラストでした。

  • 夜が深まる頃、暗闇に温かい灯りをともすように「真夜中のパン屋さん」はオープンする。今回のお客様は希実につきまとう、少々変わった転校生。彼が企む“計画”によりパン屋の面々は、またもや事件に巻き込まれていく。重く切なく、でも優しい、大人気シリーズ第3弾!!

  • 3作目。
    周りにもう十分過ぎるほど変人知人たちがいる希美の隣の席に転校生が。
    アンジェリカなんて人形を片手に、腹話術をみせる美作孝太郎くん。
    孝太郎は何故か希美にまとわりついて、何やら胡散臭い。
    そこに織絵さんの新しい彼氏?安部医師が登場。これがまた曲者のようで。
    ブランジェリー・クレバヤシがまた騒がしくなってる。
    タマゴサンドが食べたい読後。

    「んだよ!俺のパンが好きな人間に、悪いヤツはいねーぞ⁈」

    「先人たちの言うことは、やっぱりあんがい正しいのかも知れない。
    パンを残さず食べる人に、悪い人はいないのかも知れない。」

    幸せってなんだろ、なんて昔のCMのようなことをふと考えてしまう今回のお話。こだまくんがタラオのように無邪気な直球で周りをドキリとさせてる。
    美作さん問題ありありだけど今回ちょっとイメージアップかな。
    さていよいよカッコウ母が登場。

    「そんなの、意地でも助けるに決まってんじゃねーか!アイツが苦しまなくなるまで、なんだってしてやるっつーんだよ!」
    「だいたい、他人がいちいち口出してくんじゃねーっつの!」
    この関係どうなるのかな?

  • 待望の第三作目。「午前0時」「午前1時」と続けば、セオリー通り今回は「午前2時」!←実はどれも未読。。。早く読まなきゃ。。。

    ポプラ社のPR
    「今回のお客様は、なんと希実の高校にやってきた転校生。
    彼は金髪の人形を手にたずさえ、腹話術と霊視を特技とする、
    またもや変わったお客様だったのです!
    希実に近づく転校生は、「君の未来には危険が待ち受けている」
    という不穏な予言を発し、希実を“ある密計”へと巻き込んでいきます。
    はたして、彼の正体、そして彼がもたらす事件とは!?」

    『真夜中のパン屋さん』オフィシャルブログ
    http://blog.livedoor.jp/mayo_pan/archives/2012-10.html

  • 再読
    ちょっとありえない親子関係。でも、見えているのが真実ではなく、隠されているものに深い思いがあったりする。フルーツサンドが食べたい!

  • 午前3時まで読了。ライトノベルみたいで読みやすい。
    かなり重たい過去を背負った人たちの擬似家族もの。時折出てくるパンの描写に和ませられつつ。(読んでいると間違いなくお腹もすきます)
    フルーツサンドとクロワッサンが食べたくなりました。とってもおいしそう。

  • 今回はサンドイッチなんですね…
    お腹すいてる時に読んじゃだめだよ、ほんと←

    やっと希実ちゃんの過去に触れてきました
    続きが楽しみ

    相変わらず大人二人がかわいいなw

  • 2012/12/08:毎回読んでいるうちにパンが食べたくなるので、今回はいくつかパンを準備してから真夜中に読みました(よい子はマネしてはいけません)。
    …やっぱり今回もパンが食べたくなりましたが、用意した中にタマゴサンドがあったのに早めに食べてしまったのがちょっと悔しいです(笑)
    でもってまた続きが気になります〜。

  • 3巻目。帯見たらまよパンもドラマ化なのね。うちではBSは見られないのが残念。

    今作も美味しそうなパン……特に今作はサンドイッチが食欲をそそり、タイトルからは想像のつかないハードな事件と過去でお腹いっぱいにさせてくれた。
    新キャラの転校生くんは最初〜中盤はうざいなと思うところもあったけれど、やはり今作も読み進めていくとどの人物にも愛着が湧いた。

  • すごく読みやすいのだけれど、テーマが重いと感じるのは相変わらず。
    続きも気になる感じになってきました。
    みんなが幸せになれたらいいと思います。

  • 読み始め…17.2.17
    読み終わり…17.2.18

    真夜パン第三弾は「午前2時の転校生」

    魔法使いは誰なのか....
    ずーっとずーっとそればかりが気になって
    もやもやしながら読んでいました。

    途中でこの人違う...あの人でもない...と
    一人ずつ消去されていき、残るは....と
    結局その人のところに辿り着いて
    すっきり。
    わかってよかった~と解放された気分の読後感でした。

    こだま少年の健気なこと!
    愛おしくてたまらいですね。

  • 希実の前に突然現れた奇天烈な転校生・美作孝太郎。
    大きな腹話術の人形・アンジェリカを持ち歩き、けっして褒められた特技ではないが鍵開けが得意である。
    複雑な人間関係のわりに、とても相互の関係性がわかりやすい。
    場面ごとにしっかりとキャラクターが動いているせいなのだろう。
    上手いなぁと思ったのは、次の物語の謎をちらりと織り込むところだ。
    まるで連続ドラマの予告のように、切り取られた断片の謎を知りたくて、ついついページをめくってしまう。
    構成がしっかりとしているせいだとは思うけれど、安心して読み進むことができるっていい。
    シリーズ第1弾から人物にブレがないところも好きだ。
    成長はしてもそれは変化であって、人物描写そのもはブレてはいない。
    まるで保護者のような暮林と弘基の心情が伝わってくるところも、ほわっとした気分にさせてくれた。
    いいなぁ。
    昔から言霊っていう考え方はあるけれど、言葉ってやっぱり魔法だよなぁと思う。
    あたたかい言葉をかけられれば心もあたたかくなる。
    冷たい言葉をかけられれば心も凍るし、ひどいことを言われれば心は傷だらけになる。
    どうせなら…優しくてあたたかな言葉をいつも使いたいな…と思う。

  • 自称魔法使いの安倍医師に、腹話術の人形アンジェリカを抱えた転校生孝太郎とまた濃いキャラが登場。今回のテーマは親子だったのかな?美作親子は本格的に拗らせる前に、いい方向へと進みそうで良かった。そして、親子の流れのまま、次回はいよいよ希実ちゃん母娘の話になるのだろうか?非常に気になる終わり方でした。
    カッコウは体温が低く卵を孵すことができないから托卵するのですね、知らなかった……勉強になりました。
    希実の母親も自分では育てられないから、托卵したのだろうけど、記憶もなくす程のハードな幼年期って一体どんなものだったのだろう?

  • シリーズ三作目。夜中だけ営業するパン屋
    「ブランジェリークレバヤシ」に居候する希実。
    唯でさえ変わり者に囲まれている彼女のクラスに
    見るからに怪しげな転校生が。
    彼は何故か腹話術の人形と共に転向してきた…

    魔法使いのトリック?は楽しかったけど
    必要あるのかな、と思ってみたり。
    どんな親であっても子どもは無条件に
    親を慕ってしまう。

    初登場、こだまの義兄、美作孝太郎くんの
    設定がはちゃめちゃすぎる…
    腹話術の人形を持つ必要は…
    全体にお芝居じみているというか前二作と
    違う印象でした。父である美作医師は
    ちょっと株が上がったかも。

  • ミステリーの話みたいで楽しかった!

    こだまかわいい
    安倍さんいろいろすごい
    暮林さんステキ
    希実ちゃんナイス

  • 保護者っぷりに打ち抜かれる。

  •  夜11時から翌朝5時まで開くパン屋さん「ブランジェリークレバヤシ」で繰り広げられる人間模様を描いた「真夜中のパン屋さん」シリーズ第3弾。

     今回は、希実の前に現れた転校生(しかも希実とは全く関わりのない間柄ではなくて)をきっかけに起きる事件の数々…。中盤からは、ちょっとしたサスペンスというか、まよパンじゃないよぉ~と何度も表紙を確かめそうになったけど、心地よく騙されてしまったようです。

  • 今回のお話はちょっと共感できる部分が少なかったです。
    人々のほのぼの、あたたかなつながりみたいなのがこのお話のいいところだと思うのですが、
    ちょっと劇的すぎ、お芝居じみた感じが「う~~ん」
    と思ってしまいました。

  • 真夜中のパン屋さんシリーズの第三段
    希実のクラスに転校生がやって来てと言うお話。

    シリーズ通して、思うのですが根っからの悪人は登場しませんよね。あえて言えば、不器用なために、そんなイメージを持ってしまう。この中に、登場する安倍医師なんかは、そのパターンですよね。

    平行線は、交わることがないのか、この本にしばしば登場する言葉です。平面上のユークリッド幾何学の平行線公理は成り立たない。ただ、人の心は迷うし、過ちを犯すし、完全な直線であることはないはず。そう考えると、いつかどこかで交わると思う。

    麻薬が出てきたり、人が刺されたり、ぶっそうな話が多いけど、全体的には、暖かみのある話で楽しかったです。希実と凉香の話も良かったなあ。

  • 午前1時に引き続いて読んだので世界観そのままに入り込めました。
    テーマは魔法使いかな。
    最後にはどんでん返しが用意されていて
    面白かった。
    魔法にかかるって素敵なことなんだね♪

  • まよぱん第3段は転校生がやってくる。左手にアンジェリカと称する人形を持って腹話術をする。ちょっと風変わりな少年美作孝太郎。医者の父親を元同僚の医師阿部に依頼して陥れようど企てる。しかし美作医師は何者かに襲われ重症を負う。阿部医師にも不穏な噂が。次々に起こる出来事にまよぱんの暮林らは奮闘。こだまの父親も明らかに。カッコーの托卵がキーポイントに。スピーディーな展開の中にどうも「彼女」とだけしか表現されなかった人物が最後の一行に記された。希美の母親篠崎律子。この終わり方、当然次回午前3時に続くのでしょう?

  • 2013/9 読了(2013-020)

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真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生 (ポプラ文庫 日本文学)の作品紹介

夜が深まる頃、暗闇に温かい灯りをともすように「真夜中のパン屋さん」はオープンする。今回のお客様は希実につきまとう、少々変わった転校生。彼が企む"計画"によりパン屋の面々は、またもや事件に巻き込まれていく。重く切なく、でも優しい、大人気シリーズ第3弾。

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