真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生 (ポプラ文庫 日本文学)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591131824

感想・レビュー・書評

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  • 気になるところで終わったなぁ

    魔法使いは安部先生だったのかぁ!

    2016.10.25

  • まよパンシリーズ第三弾。もう読むのが止まらない。前作から話が続いているのも面白い。
    今回は謎の転校生が登場。登場人物に悪い人がいないのが安心して読める。
    あー、おいしいパンが食べたい‼︎

  • まよ、パーーーーン!!!

    前作、前々作を読んでからかれこれ2年くらい経つので、じつは詳細がかなり怪しい。
    かといって読み直すのもアレやと思って、半ば強引に読み始めることに。

    なんとなく。
    なんとなく、登場人物も相関図もわかる・・・はず・・・!

    ・・・なんて、ギリギリで読み始めたら、どうなのこれめっちゃ面白かった!!

    正直、前作、前々作はあまりの評判に前のめりになりすぎたのか

    「ふーん・・・?」

    と、いう読了感も、なくもなかったのよ。
    面白いんやけど、私の琴線とはびみょうに違う? ちゅうくらい。

    でも今回はズゴーンときたわ。
    前述の通り、今は何を読んでもかなりグッとくるんやけど、それを差し引いてもよかった。
    後半は残念ながら風邪で寝込みながら読んだんやけど、それでも面白かった!

    まず、著者の文章の独特さったら。
    地文に会話文を放り込むのがすごい。そのくせ誰がどうしゃべってるのかはちゃんと想像できるので、キャラがイキイキしてるからかなあ?

    時系列で若干頭を悩ませる部分もあったけれど、そのあたりはいきおいで読んだ(笑。がんばれ私の読解力)。
    希実ちゃんのキャラがだんだん変わってきたよなー。ものすごい年齢相応に、ものすごい人間ぽくなってきて、それが面白くなるのか物足りなくなるのかは、この先に期待したいところ。

    と、いうか、この先の暮林さんに期待したいところ。笑

    この人、絶対なんかあるよね!
    ありすぎるわ! なんかある感がもりもり出すぎて逆になんもないのかもしれへんけど(裏の裏を読もうとして迷走してる典型パターン)、どっちでもいい!
    早く続きが読みたいです。
    そして続きはすでに図書館でリクエスト済みです。
    そしてそしてすでに分室へ回していただいています。

    (いつ読むの!!!) すでに借りられる限界数ギリギリまでになりました。やばい・・・

    連休は読書やな! ^^

    前作を読んだときに私は
    「人は人を救えない」
    と、思ったのだけど、今回はどうやったやろう。

    救えた? ような、救えなかった? ような、きっと次作には孝太郎くんが登場するやろうから、彼がこの先どういう行動をとるかで、今回の希実ちゃんの行動が孝太郎にとって「救い」に、なったのかどうなのかがわかるのかもね。

    人の気持ちって、ほんと難しい。
    植えつけられた感覚も、持って生まれた感性も、いくら外野が騒いだってなかなか変わらないよね。
    だったらそれを受け入れて進んでいくのが、一番のような気がする。

    ハッピーエンド至上主義の私は、どこか足りない登場人物が努力で成功していく話もスカッとして大好きなんだけど、今はこうやって「ちょっと足りない」話にばかり、惹かれるなあ。
    なんやろ。
    年齢か(笑)?


    魔法って、すごいいい言葉だなと思う。
    魔法使いになりたいとまで能動的な考えは残念ながら私は持っていないけれど(笑)、せめて私は私に魔法をかけられるようになりたいな。
    わたしは、わたしでいいんだという魔法を。

    (2015.04.24)

  • 新しい春がきた。三年生になった希実のクラスに一人の転校生がやってきた。一見普通の青年なのだが、その片手に人形を携えていた。極力近づかないようにする希実だが、転校生・孝太郎の方から何かと近づいてくる。そして孝太郎は言うのだ。「篠崎さんは危機がやってくる。それを回避したいなら、人助けをするんだ」

    今回は希実お当番回。そういえば主役だった。もうちょい落ち着こう?と思うけれど積極的に人のために一生懸命に頑張るようになってきた希実が微笑ましい。

  • 相変わらず 期待を裏切らない。
    今回は 望美の学校に謎めいた転校生が来ることから始まる。
    転校生が企んでいることとは?
    次巻への謎も残したままなので 更に次が読みたくなる。
    安定の面白さ!!

  • 真夜パンシリーズ第3巻。
    突然、やってきた転校生とその親子関係にスポットを当てつつも、主人公「希実」の親子間関係に秘められたことも徐々に展開されてくる。
    「大丈夫。君ならちゃんと、乗り越えられる」人は言葉に導かれると・・・(P357)
    色んな人々との出会いと別れの中で、美味しいパンを求めて「やってくる真夜中のパン屋さん」には、人を導く言葉と愛情があるのだろうか・・・
    だから、カッコウの巣なのかな?
    今後の「希実」の親子関係が分かってくるか、乗り越えられるか「希実」。
    第4巻に益々期待です!

  • 相変わらず希実がひとりでドタバタしてるお話。
    そして登場人物のキャラが濃い。

    現実離れしてるよなーと思いつつ
    キャラに愛着がわいてきて続きが気になっちゃう。

  • メインは美作親子の話だけど、他の要素も混ざっていて…。
    読み直すと、希実の過去についての伏線があって「あーこういう事ね!」って笑

    たぶん、私の場合続きが気になると一気読みするから詳細を忘れてるだけかもしれないですが(^-^;

    やっぱり、このシリーズ好きです!

  • やはりシリーズ物は登場人物に愛着が増すと楽しさ倍増ですね。

  • 自称魔法使いの安倍医師に、腹話術の人形アンジェリカを抱えた転校生孝太郎とまた濃いキャラが登場。今回のテーマは親子だったのかな?美作親子は本格的に拗らせる前に、いい方向へと進みそうで良かった。そして、親子の流れのまま、次回はいよいよ希実ちゃん母娘の話になるのだろうか?非常に気になる終わり方でした。
    カッコウは体温が低く卵を孵すことができないから托卵するのですね、知らなかった……勉強になりました。
    希実の母親も自分では育てられないから、托卵したのだろうけど、記憶もなくす程のハードな幼年期って一体どんなものだったのだろう?

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著者プロフィール

1975年、岐阜県生まれ。2005年に「ゆくとし くるとし」で第9回坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、小説家としてデビュー。『真夜中のパン屋さん』で注目を集める。

「2019年 『路地裏のほたる食堂 3つの嘘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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