真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生 (ポプラ文庫 日本文学)

著者 :
  • ポプラ社
3.79
  • (247)
  • (597)
  • (439)
  • (38)
  • (5)
本棚登録 : 4102
感想 : 426
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591131824

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 安心して笑える場所と大切な絆を手にしたのぞみちゃんが、
    自分でも無意識のうちに幼少期からとりあげられた
    "甘える"ということを自然に身につけて、
    かわいい無邪気さを手にしていく様子を見れてうれしい。

    謎多き転校生と、みんなを幸せにするために仕掛けられた魔法。
    人の心を動かす魔法は諸刃の剣。
    だから魔法使いは心を強く清く正しく保つ強さが必要。
    本当の優しさは強さと同義で、芯から強くなくちゃ手にすることはできない。
    だから魔法使いはとても限られた人しかなれない。

    不穏な空気をはらみつつ次巻へ。
    のぞみちゃんの笑顔も、幸せすぎて怖いぐらいの
    斑目氏の幸せもどうかどうか壊れませんように。

  • 登場したときは、胡散臭い人とかどう考えても悪い人、って印象でも、読み進めていくうちにその人にはその人なりの事情があったり過去があって、実はそんなに悪い人じゃないのかも、なんて人物ばかり。

    これは物語だけど、現実世界でもそうなのかもな。
    第一印象ももちろん大事だけど、それに惑わされずに相手と接することができるから、相手のいいところを見つけられて、仲間が増えていくんだろうな。

    このパン屋さんはそういうことができる人たちの集まりだ。
    見習いたいな。

  • 保護者っぷりに打ち抜かれる。

  • わ!
    ボーイフレンド登場かとも思わせてくれる新たなる人物。
    その男子が・・・実は・・・

    とまたまた、ブランジェリークレバヤシ店内には
    パンの焼ける匂いとただならぬ事件が巻き起こるのです。

    今度のメニューはフルーツサンド。
    空想の世界でまたまたおいしくいただきました。

    そしてまた、現実の世界では近所のパン屋さんに駆けこむのです。
    が、普通の時間に開いてる普通のパン屋さんなものですから、
    ドラマは起こりません。残念ながらというべきか、当然ながら。


    それにしてもこうも魅力的なふくらみを持たせてしまったら
    なかなか終わりそうにないですね。
    イースト菌効果?!

  • 主人公希美ちゃんと彼女を取り巻く周囲の人たちとのつながりがどんどん深くなっていく姿を読んで心がほんわかします。

    どうやら続編を匂わせる終わり方・・・!次回も楽しみです♫

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「続編を匂わせる終わり方」
      へぇ~午前3時は、、、どんなタイトルになるのでしょうね?(実は未読、早く読まなきゃ)
      「続編を匂わせる終わり方」
      へぇ~午前3時は、、、どんなタイトルになるのでしょうね?(実は未読、早く読まなきゃ)
      2012/12/12
  • 相変わらずこの小説を読んでいると、パンが食べたくなりますね!

    美作医師が手術されてるとき、孝太郎が必死になって安倍医師に「輸血してやってください、助けてください」って懇願する場面に胸が締め付けられました。この本を沢山の人に読んでもらえたら良いなぁと思いました。

    こだまと美作医師のやり取りも微笑ましかったです♪
    そして、あの美作医師が高校生の頃タマゴサンドを安倍医師より先に買い占めてドヤ顔をしたとかwww
    素敵です、美作医師!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「パンが食べたくなりますね!」
      美味しそうなパンには目が無いし、夜中に徘徊するので、こんなお店があったら良いなぁ~と密かに思ってます。。。
      「パンが食べたくなりますね!」
      美味しそうなパンには目が無いし、夜中に徘徊するので、こんなお店があったら良いなぁ~と密かに思ってます。。。
      2012/12/21
  • 読んだのに登録忘れ

  • なんか最後らへんが美作親子がどうなるのかヒヤヒヤ、ドキドキした。孝太郎の行動の裏に隠された本心が徐々に明らかになっていくのが面白かった。安倍がどんな人なのか分からなくてモヤモヤしながら読んでたけど最後はいい人っぽくで終わって良かった。

  • こだまの人懐こさが眩しい。年中無休で仏頂面な印象の美作医師に、時折笑顔に似た表情をさせるんだから凄い。
    最後の終わり方も気になるなぁ。

  • 複雑な親子関係だが、味があって、なかなか面白かった。
    弘基と希美の関係はどう進展していくのか楽しみ♪

著者プロフィール

1975年、岐阜県生まれ。2005年に「ゆくとし くるとし」で第9回坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、小説家としてデビュー。『真夜中のパン屋さん』で注目を集める。

「2019年 『路地裏のほたる食堂 3つの嘘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大沼紀子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
夏川 草介
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×