狛犬の佐助 迷子の巻 (ノベルズ・エクスプレス)

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著者 : 伊藤遊
制作 : 岡本順 
  • ポプラ社 (2013年2月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591132258

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狛犬の佐助 迷子の巻 (ノベルズ・エクスプレス)の感想・レビュー・書評

  • 明野神社の狛犬には、150年前に狛犬を彫った石工の魂が宿っています。
    「あ」には親方の、「うん」には弟子・佐助の魂が。
    彼らは話すことも動くこともできるのですが、6歳以上の人間には聞くことも見ることもできません。
    彼らは人知れず、日々軽口を叩きながら明野神社の番をしているのです。

    行方不明の犬を探す青年・耕平の力になりたくて、がんばる佐助を応援したくなってしまいます。
    親方の言いつけをがんがん無視しちゃうので、読者はハラハラさせられっぱなしなのですが…。
    情に厚い江戸時代の若者の一生懸命さが、ほほえましいのです。

    それぞれの魂が宿った狛犬ですが、「あ」は親方の最期の作品、「うん」は佐助の初めての作品、というのが物語をより味わい深くしています。
    岡本順さんの表情豊かな挿画がすてき。
    ちょっと怖い顔をしている狛犬ですが、表紙の佐吉のなんともコミカルな表情にくすっと笑ってしまいます。
    裏表紙のほうはにらみをきかせた親方。
    この親方と弟子のコンビ、ぜひほかの作品でも読んでみたいです。

  • じんわりあったかくていい話だったー。でも、平安のいつもの奴が読みたかったかもしれない。
    児童向けだからちょっと物足りなかった。
    尻尾をふりふりする狛犬可愛すぎてヤバい。これから神社に行ったら狛犬をいとしく見てしまうと思います。私には彼らの声は聞こえないのだろうけど……
    ○○の巻ってことは次回作があるのかしら!待ちます待ちます。伊藤さんのお話大好き!

  • 見たことのないモノを想い描く力。
    それが石に命を宿すの。

    心が満ち足りる本。
    挿絵が素敵.

  • 凸凹コンビな狛犬(+人間)のあたたかくて、くすぐったいような、ほのぼのした感じがとても好きだなぁ。
    どんな風に話が着地するんだろう、と思ったら…心がほっこりしました。
    挿絵もすごくいい!特に狛犬の顔がツボでした(笑)。
    続くんですよね!楽しみです!!

  • 明野神社というところの狛犬には、ほった人のたましいが宿っていて、その狛犬と現代の人々との感動できる話。二頭の狛犬のしゃべっているところがおもしろいです。

  • 伊藤遊さんの物語好きです。日本の古き時代やモノにまつわるファンタジー作品に惹かれるので、伊藤遊さんを知ることができて嬉しいです。
    お互いを信頼しあう親方と佐助の狛犬コンビ掛け合いがいいですね。ちびっ子ギャングの翔太には親方もやられっぱなしで、まるでおじいちゃんと孫のようで微笑ましいです。耕平にもラスト、あっと驚くハッピーなことが待っているようですね。

  • どっかぬけている狛犬の佐助がいい味をだしています。

  • ユーモラスで暖かい気持ちになるお話。小学校高学年くらいを対象にしたお話だけど、寡作な伊藤遊さんの作品ですもの読みますもの。
    主人公は狛犬の佐助。この佐助(うん)と親方(あ)のやりとりが良い。中に出てくる「狛犬界のお約束」みたいなものがまたいいのです。残り数ページでまた胸をじんとさせる良いお話でした。

  • 神社の狛犬さんにつくった親方と弟子の魂が宿っているお話。

    佐助が飼い犬に似ていることからひいきめに読んでしまった感はありますが、ほっこりするよいお話。表紙と裏表紙の狛犬の絵が読む前と読んだ後で印象が変わりました。
    初詣に行ってマジマジと狛犬さんを見て話しかけそうになってしまった!狛犬さんに親しみが湧いたわ~。
    小学3年生から。
                         
                          <ぐっち>

  • 石工の魂の宿る狛犬のお話。
    次に間近に狛犬を見る機会があったら,じっと見つめてしまいそう。

  • その神社の狛犬には石工の魂が宿っていて、動いたり話したりできるんです。ただし、六歳にならない子どもと、百歳を越えた人にしか見えないけれど。
    狛犬なのに、妙に人間らしい二人?で、お参りに来る人を神様視点でなくて、人間として見守り、寄り添っているところが実に微笑ましい。特に耕平を案じるあまり、役目を放り出して彼についていってしまうあたり、修行が足りなさすぎて逆に痛快だった。小学生低学年向け。

  • 2013年8月西宮図書館

  •  明野神社の狛犬には、彫った石工の魂が宿っていた。〈あ〉は、石工の親方が死ぬ前に彫ったもの。〈うん〉は、佐助が親方にまかせられ最初に彫ったもの。〈あ〉には親方の魂、〈うん〉には佐助の魂が宿っている。狛犬らしくないとしょっちゅう親方にしかられる佐助。7つにならない子どもには、佐助たちの声が聞こえる。それなのに…。

  • 昔の石工の魂がこもっている狛犬たちと近所の人々との、不思議で心温まるファンタジー。
    狛犬の作者である「親方」と「佐助」は死んだ後、狛犬の阿と吽にそれぞれ魂を残し、現代まで残っています。
    情けなくて親方に怒られてばかりの佐助の元に、愛犬がいなくなってしまった青年が訪れるようになり、彼に親しみを感じるようになった佐助は、色々な策を練って青年を愛犬の元へ導いていきます。
    伊藤遊さん作ということで飛びついて読みましたが、この表紙では子ども受けはしないだろうなと思います。
    『鬼の橋』『えんの松原』のような重いファンタジーではなく、さらっと読めて、心が温まる優しいファンタジーでした。

  • 明野神社の狛犬たちには、彫った石工たちの魂が宿っていた。狛犬の「あ」には親方、「うん」には弟子の佐助。親方の「あ」は立派な出来だが、佐助の「うん」は不出来とされている。

    人間には変な顔だと評される佐助の「うん」だが、それを、自分の飼っていたイヌ・モモと似ているからと、佐助を訪ねてくる見習い大工の耕平がいる。
    狛犬の二匹は話しもできるし、動くこともできるが、それを見ることができるのは6歳までの子どもだけ。いつもおばあちゃんと一緒に来る幼稚園の翔太は、佐助がしゃべるのを聞いたが、はあちゃんに言っても信用してもらえない。耕平にも、佐助の言葉は聞こえない。

    だが、翔太のおばあちゃんの話しから、耕平の飼っていたイヌ・モモは、迷子になって、他町の知り合いの家に拾われているらしいとわかる。
    言葉が伝わらない耕平に、佐助はこの事を伝えられるのか・・・!?


    「迷子の巻」なので
    シリーズでほかの物語もでるということかな。
    楽しみ!

  • ドキドキ、ハラハラ、ほっこり、な本でした。
    こんな狛犬いたらいいのに!

    親方と佐助はよいコンビですね。
    会話がいかにも職人気質で、お江戸の人情が感じられてステキです。

  • 150年前の石工の魂が宿った狛犬、親方と佐助。二頭は神社を守りながらよく話をしていた。6歳になる前の子どもには声が聞こえるので気をつけていたのだが、あるとき、翔太に話を聞かれてしまった。小さな子どもの言うことなど誰も信じなかったが、佐助は翔太が気に入って、話しかけたくてたまらない。そんな時、どうしても翔太の力を借りたいことが…。
    親方と佐助のやりとりが、漫才みたいにテンポがよくて楽しい。どうなっちゃうのかハラハラしながら最後まで一気に読んでしまいます!

  • 150年前の石工の魂が宿る神社の狛犬。名工と言われた親方の宿る「あ」と若い弟子の佐助の宿る「ん」。狛犬の魂が解るのは7歳未満の子どもと100歳以上のの老人だけ。かわいがっていた愛犬が行方不明になって心配している若い工員の耕平と、幼稚園児の翔太。佐助の「ん」を介して、愛犬の行方を捜す。

    神社の狛犬という日本的な設定で描く、時代を超えたファンタジー。今までになかった設定で、おもしろい。

  • 明野神社の狛犬には、これを作った江戸時代の石工職人孫七と、弟子の佐助の
    魂が宿っている。
    二人は、よくおしゃべりをしているのだが、普通の人間には見えないし
    聞こえない。
    でも、7歳未満の子どもと、100歳以上の老人には見えるようだ。

    明野神社に毎日夕ぐれにお参りに来る耕平は、佐助の顔が行方不明になった
    飼い犬に似ていると言って、佐助にいつも話しかけてくれる。
    しかし、残念な事に耕平には佐助の声は聞こえないのだ。

    明野神社の境内をいつも通る幼稚園児の翔太は、ある日狛犬たちの会話が
    聞こえてしまった。
    怪しむ翔太に、佐助はある頼みごとをする決心をした。

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狛犬の佐助 迷子の巻 (ノベルズ・エクスプレス)の作品紹介

明野神社の狛犬には、彫った石工の魂が宿っていた。狛犬の「あ」には親方、「うん」には弟子の佐助の魂が。二頭は神社を見張りながら、しょっちゅう話をしていた-百五十年まえの石工の魂を宿した狛犬たちと現代の人々が織りなすファンタジー。

狛犬の佐助 迷子の巻 (ノベルズ・エクスプレス)はこんな本です

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