おとな小学生 (一般書)

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著者 : 益田ミリ
  • ポプラ社 (2013年2月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591132340

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おとな小学生 (一般書)の感想・レビュー・書評

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  • 子どものころに読んだ絵本、それにまつわる思い出を綴ったエッセイ&マンガは、ミリさんらしくほのぼの・のほほんとしていて、でも時々ちくりと切なくて。この「ちくり」具合が何とも鋭くて、胸が痛くなる。冒頭の「友達からの手紙」はほろ苦い記憶ではあったけど、誰しもこんなふうに、友達を無神経に傷つけて、小さな後悔に苛まれてしまったことがあったのではないだろうか。思い出すよ…色々と。
    勿論苦いだけではなく、いかにも子供らしい、くだらないことに熱中した思い出(ギンダン作り、消しゴムのかす集め)は、そのしょうもなさに笑ってしまう。そして、そんな幼い頃の思い出と絵本は、切っても切れない関係。「ぐりとぐら」「はははのはなし」「おおきなかぶ」「しずくのぼうけん」etc…言うまでもなく、私自身も幼いころ親しんだ名作の数々。絵本にまつわるエピソードは人それぞれだなぁと改めて思うのである。ミリさんのエピソードがきっかけで私自身の懐かしい記憶が色々思い出され、あの頃を振り返りながらまた名作たちを読み返したいなと思っている。
    福音館書店の、丸木俊さん・画の「12のつきのおくりもの」私も読みたいなぁ。

  • 作者、益田ミリさんが子供の頃に読んだ絵本、20冊。
    その絵本を読んでいた頃のエピソード、そしてそれにまつわる今の思いを文章とマンガで描いた本。

    よくこんなに子供の頃の事を覚えてるな~と読んでて感心した。
    そして、子供の頃から益田ミリさんって、ちょっと大人びた感覚で繊細だったんだな~とも。
    まず、最初の絵本にまつわるエピソードからして切ない。
    あ~、こういうの、子供の頃はあるよね、と思う。
    だけど、それを具体的に思いだせと言われると「うっ」となるんだけど・・・。
    遠い記憶をこんなに鮮やかに覚えてるなんて・・・。
    よほど、記憶に残る事だったんだろう。
    そして、それをずっと心にとどめている人なんだろう。

    相変わらず、ゆる~い中に切なさと深さが同居しています。
    さりげない一言が深くてハッとさせられたりする。
    例えば、
    『できることをどんどん増やしてわたしは大人になってきたわけだけど、大人になってできなくなってきたこともある。
    新しい友達をつくる。』
    なんて文章。

    ホントだ。
    他にも大人になったからこそできなくなった事っていろいろあるような気がする。

    個人的に、紹介された絵本の中で、安野光雅さんの『ふしぎなえ』という絵本に興味をもちました。
    文字のない絵本だそうです。
    あと、子供の頃から本が好きで、よく読むと周りからも思われてたけど、そんなに読んでなかったんだな~と、思いました。

  • 人生と本との出会い。
    そのタイミングや環境で印象が違ってくる。
    すてきなエピソードがたくさん詰まっていました。
    特にマルーシカに会いにチェコまで行ったのはすごい。
    会いたい本に会えるって素敵なこと。

  • 益田ミリの本読むと、彼女の両親がいかにいい人(お人よしというのではなく、人間が円満)かがいつも書いてあって、嫉妬に近い気持ちになる。
    団地住まいで、お金持ちじゃなかったけど、本当にいい家族だったんだな、と思う。こういう家庭に育って、普通に結婚出産せず、東京に出て漫画家になった益田さんは、じつはかなりの野心家ではないかと思うよ。
    いい家庭に育つと、そこに満足して、あまり家から離れない人が多いから。
    まあ、今はお金持ちになって、チェコに行こうと思ったらすぐ行けちゃうんだから、よかったじゃん。
    と、冷めた見方しかできない私には向かない本だった。

  • ミリさんが子供の頃と対話する本かと想像してたら・・・
    子供の頃読んだ本の紹介がメインの本だった(笑)

    子供の頃は読書が苦手だったので登場する本で読んだ事あるのは「ちいさいモモちゃん」だけだった(逆にミリさんは読んでないらしい)
    ちいさいモモちゃんは・・・自分的には怖い本だった
    児童書でいいのか??って思う内容にとれた
    (ちいさいモモちゃんまではいいんだけど、妹が生まれ、お父さんが家に帰ってこなくなり 歩く木になって出て行ってしまう→浮気>_<;こども心に怖い本だと思ってたよ~)
    大人になって読み返したら 印象かわるのかなぁ

    子供の頃出会った絵本を探しにチェコスロバキアへ旅したくだりがなかなか良かった

  •  この人は小学生の時に図書室でたくさん本に触れたのだろうな。そしてただ読むだけでなく、その話の中に入りこんで、彼女なりによく租借して理解して心に残したんだろうな。私も児童書は大好きだけれど、こんなに1つ1つの話をよく覚えていられない。何かを頭に入れたら何かが頭から出る。これ私の基本です。でも、懐かしかった。また読み返したい本がありました。

  • 子どもの頃の自分が蘇って、あぁまだまだあの頃の自分は生きてるな、あの時代があったからこその今の自分だなと思って、過去の自分も今の自分も愛おしくなりました(*^^*)

  • 好き。益田ミリさんのことが好き。

  • 子ども時代の思い出を絵本と絡めて振り返るエッセイ。
    ほとんどがわたしも知っている絵本ばかりで懐かしかった。
    エッセイでは、こんなときこう感じていた…と大人になった今だからこそ表現できるような、子どものときなら言葉にできなかっただろうなぁというような繊細な感情が書かれていて、よくこんなことまで覚えているな!と感心。
    わたし自身は子どものときの記憶がほとんどなくて、でもなんとなく共感できる内容だった。

  • これも書評本、と言っていいのかな?
    でも、この本を読んでも、紹介されている本の内容は、ほとんどわからない。
    その本にまつわる、益田さんの小学生時代の思い出が、語られているからだ。
    親御さんに黙って、子どもだけで遠くの公園まで遊びに行ったドキドキ感。
    消しゴム削りがクラス中のブームになり、先生に怒られたことをきっかけに迎えた、その子ども界独特の雰囲気。
    友達とのちょっとした行き違い。
    どれも自分自身にもありそうな思い出。
    現役の子どもより、かつて子どもだった人が読んで面白い本かもしれない。

    『小さいももちゃん』『はははのはなし』『しずくのぼうけん』『しろいうさぎとくろいうさぎ』『ぐりとぐら』などなど。
    益田さんとは同世代なのか、私自身も親しんだ本が多く、懐かしかった。
    すっかり忘れていた、『おおきなおおきなおいも』もあった。
    残念なことに、内容はどんなものだったか、この本ではちっとも分からないんだけど。

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今も覚えてる。こどもの頃の、小さな気持ち。おとなになっても、だいじな気持ち。思い出の絵本とともに、おとなのなかの「こども」を描く人気作家のコミック&エッセイ。

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