慟哭の家

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著者 : 江上剛
  • ポプラ社 (2013年2月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591132357

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慟哭の家の感想・レビュー・書評

  • 自分の妻と子どもを殺めてしまった男の背景、障害をもって生まれてきた子どもをもつ親の葛藤を丁寧に描いたお話。
    テーマがかなり重いものだからこそ、逃げないで立ち向かっていくことの大事さを伝えたかったのではと思う。

    思い通りにいかない人生。
    それを乗り越えていくためにも社会と繋がって生きていくことの重要さをひしひしと感じさせる内容だった。

  • ダウン症の息子との生活に生きる光を失って
    一家心中を図る
    妻と息子を殺して
    自分は死に切れなかった男の罪
    とは…

    非常に難しい題材だと思った

    障害を持った子を宿したと時中絶する罪と
    一生懸命育てたが、育てる側が病んでしまい
    大きくなった子どもを殺めてしまう

    どちらの罪も同じなのだろうか?

  • ダウン症の子どもとその母親を殺して、自殺をはかった父親が逮捕された。裁判で死刑をのぞむ。

  • 内容は重たい。
    障害を持った子供に、どう対していくか。
    障害児と暮らす事に疲れたのか、育児に関わろうとしない夫に疲れたのか。「殺してくれ」という妻。男は無理心中を図る。
    国選弁護人となって障害者の現状を調べていく弁護人は、同じ障害児を持った父親たちが「減刑嘆願書は必要ない」と言った事を知る。

    仕事を言い訳に、また育児は母親の仕事だと言って家庭から逃げる男もいる。
    主人公の家庭をもっと深く描けば、読みごたえは増しただろうと思うのだが。

  • うーーーーん、重い!そうだよね、自分ももしそうなったらすごい大変だし、だよね!ってのはわかるけど、それにしても重い!不謹慎だけど重い!わたしの子どもだったら、無条件で大好き!かわいい!って思うと思う。なんか自信出た、逆に、これ読んで。

  • ダウン症の子供とその介護に疲れ果てた妻を殺した男の物語。
    綿密な取材に基づいて書かれていることが伝わってくる、重みのある作品。
    けれど、小説としては台詞回しのステレオタイプな感じや、フィクションならではの深さに欠ける部分が多く、残念な感じがする。
    主人公の若さがそのまま物語の浅さに直結してしまっているし、反面語りたいことを語らせている叔父の台詞が、いかにも、な感が否めず。
    取材したことをルポルタージュのような形で読めたら、と願ってしまう。

  • 幸が丘団地で心中事件が発生した。ダウン症の息子と、妻を殺害し、自分も自殺を果たそうとしたができなかった押川透。弁護を担当した新藤は押川が死刑にしてほしがっていることを知る。押川家に何があったのか。障害児を育てるということはどういうことなのか。家族の苦悩はどれほどのことか。障害者の話を健常者が書くのは難しいと思いました。深く書こうとするほど難しい問題だと思います。

  • ダウン症の子を持つ親の苦しみを考えさせられた。

    こういう育て方をしましょう、こういう施設をたよりましょう、独りでかかえこまず周りと交流を持ちましょう。
    一般論としてきれいなことはいくらでも言える。
    ただどんな環境であろうとも、その親の苦しみはずっと続いていくのだろうな・・と想像した。

    自分に先天的な障害を持つ子が産まれたら・・・  人間であれば誰しも起こりうる普遍的な問題を、きれいごとでもなく、説教くさくなることもなく、深く考えることをうながしてくれる良書。

  • 請求記号:913.6/Ega
    資料ID:50070184
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • 重い・・・・ が、避けてはいけない現実を知らせてもらったと思う。このかたの作品はリアルっぽくてイイ。 #読書 #感想部

  • ダウン症の子供を持った父親が、妻と子を殺して自分も自殺を図る。裁判で極刑を望む被告(父親)と、被告のために何ができるかを考え抜く弁護士の行動を通じて、障害者を家族に持つ事がどういう事か、自分は普段どのように障害者の事を考え、接しているかなど改めて考えさせられたような気がする。

  • 愛しているから殺しました。妻とダウン症の息子を手に掛けた男は死刑を望む。殺すことは愛情か、生まれるべきではない子はいるのか、障害を通して命の重さを訴える一冊だが、小説としては面白くなかった。レポとして読んだ方が面白い。

  • とっても複雑な気分、どんより重たい気持ちになりました。

    優しく献身的な妻、賢い子ども、安定した仕事…が押川お父さんの理想としていた家庭像だったようですが、理想とは大きく違っていた現実。健太の介護としつけを妻に押しつけてて、肝心のお父さんの出番でも「知らん」とか「躾がなっていない」とか逃げてばかり…それじゃぁ父親として夫としてアテにしてもらえなくても仕方がないと思いました。本当は由佳里も、そんな押川お父さんにうんざりしていたのでは?

    職場でダウン症の子どもがいることを隠していたり、家庭内の事情を相談しなかったことなど、心の奥では健太の存在を認めていなかったから、リセットしたかったから殺しちゃったの?

    「他人に迷惑をかけない・誰の助けも借りない」みたいな押川家のルール…意地を張ってる頑固者みたい。もっと素直になればよかったのに…。

  • 後味があまり良くないです。

  • 第三者がいなくなった瞬間に人を止めるものはなくなる。
    その第三者が消えつつある、人の中で。
    ただ、一歩踏み出したら世界は反転する。
    きっとね。

    詩を読んで心をつかまれた。

  • 成人した障害児を抱える家族の苦悩について考えさせられました。重いテーマ。最後まで読むのがしんどかったなぁ…

  • 愛していたから2人を殺したという押川であるが、愛情が表現されている箇所などどこにも見当たらず、逆に妻とダウン症の息子に対する絶望感やイライラが表立ってしまい、嫌な奴だなとしか思えなかった。
    病弱でありながら、ひとリで息子の世話をし、心の中の闇を誰にも相談できずにいた由香里が気の毒で仕方がない。
    理想と現実のズレを、ただ、幼少期の虐待を理由に受け入れられないでいるのは、甘えがあるとしか思えないのだが、もっと他に違う選択はできなかったのだろうか。

  • ダウン症の子どもと妻を殺害し、自らを死刑にするよう懇願する男。
    裁判は人間の尊厳を問うものに。

    出生前診断や着床前診断で異常遺伝子を発見できる昨今。人の命を選別できるのか?

  • 考えさせられる本。

    きれいごとだけではすまないものをつきつけられた感じがする。

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慟哭の家の作品紹介

愛しているから、殺しました。障害を持つ家族を襲った悲劇。

慟哭の家はこんな本です

慟哭の家のKindle版

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