(3)100分でわかる! ホントはこうだった日本現代史

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著者 : 田原総一朗
  • ポプラ社 (2013年3月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591133958

(3)100分でわかる! ホントはこうだった日本現代史の感想・レビュー・書評

  • 歴史は好きな方なので、今までに本を読んできたと思いますが、振り返ってみると、数十年のごく最近の歴史についてはあまり触れてきていませんでした。

    この本では、私にとっては「サンデージャパン」で有名な田原氏が、中曽根政権以降の時代について、総理大臣に焦点をあてて解説をしてくれています。最近の歴史をこのように通して読むのは初めてだったので、新聞の政治経済面の纏めを読んでいるようでした。

    有名な語録となった、中曽根元首相の「不沈空母」は、通訳が大げさに訳したことから始まって、それを中曽根氏が上手に利用していたということ事実は面白かったです。

    以下は気になったポイントです。

    ・日本の検察は、ロッキード社副会長のコーチャン氏に、刑事免責の約束をして、その代りに黙秘権を使わないという取引をして、証拠の入手しようとした。日本の刑事訴訟法では違法だが、最高裁が承認した(p17)

    ・鈴木善幸は、派閥の会長でもない人物が首相になった最初の人、池田勇人が結成した大派閥である宏池会の後継ぎは宮沢喜一と考えれていたから(p24)

    ・中曽根康弘は、東大卒業後に内務省に入省したが、直ちに海軍経理学校の主計将校として終戦、田中角栄とは別のエリートコース(p32)

    ・田中角栄は一審の有罪判決後も議員辞職しなかった、1983.10.28に政治的に謹慎すると言う表明を行っても、脳梗塞で通れるまで支配を続けた(p45)

    ・有名な「不沈空母」発言は、「万一の有事の際には、日本を敵側の航空機の侵入を許さないように、周辺に大きな壁をもった大きな船のようなものにする」と雑談として話したものを、通訳が大袈裟に訳した(p48)

    ・中曽根が、国鉄・電電公社・専売公社の民営化と並んで、「必ずやる」と言って実現できなかったものに、教育改革と税制改革があった(p54)

    ・1984.12.25に田中派議員の面々が集まった、金丸信・竹下登・小渕惠三・橋本龍太郎・小沢一郎・羽田孜・梶山静六・中村喜四郎等の14人、提案したのは金丸で、仕掛けたのは、梶山と小沢氏(p63)

    ・ロッキード事件で致命傷を受けたのは田中氏のみだが、リクルート事件
    では、自民党のほぼ全派閥のトップが致命的なダメージを受けた、リクルートが問題にしなかった大物でない「宇野宗佑や海部俊樹」が総理になった(p74)

    ・ベルリンの壁が崩壊した1989.11.9の後に、12.3には地中海マルタ海で米ソ首脳会談が開かれて冷戦終結が宣言された、東欧各国の民主化が進み、89年にゴルバチョフがソ連共産党の解党を勧告、91年に保守派クーデターが失敗してソ連邦が消滅した、1989.6には中国北京で天安門事件発生(p77)

    ・銀行の貸付残高が最高になったのは、1996年秋で537兆円、それが2004.10には、385兆円になっている、バブル崩壊後も不良債権額はますます増えていた(p92)

    ・宮沢内閣の不信任案が可決されたのは、小沢一郎や羽田孜など数人が野党の不信任案に賛成して自民党を離党したため(p96)

    ・住専7社(個人向け住宅ローンのためにつくられた金融会社)の経営破たんは、「不動産融資総量規制」というルールが作られた時に、例外とされた、銀行が住専に融資、住専が不動産業者に融資した。不良債権は6850億円(p99)

    ・消費税2%の引き上げを決めたのは村山内閣で、橋本内閣は実施したのみ(p108)

    ・1997.11.3に三洋証券が会社更生法の適用申請、11.17には拓銀が破綻、11.24には山一證券が倒産、日本債権銀行・長期信用銀行も経営不安深刻化となっていた、11.28に、経済引き締めをする「財政構造改革法案」が成立(p114)

    ・1999.3小渕内閣は... 続きを読む

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(3)100分でわかる! ホントはこうだった日本現代史の作品紹介

1989年冷戦の終わり。日本はバブル経済へ突入。昭和天皇崩御。バブルがはじけ、経済的に豊かな時代の終わり。1991年湾岸戦争ぼっ発。日本社会党の村山政権誕生。オウム事件。阪神淡路大地震。9.11同時多発テロからアフガン戦争。小泉政権で郵政改革。自衛隊海外派遣。2009年民主党内閣誕生。2011年東日本大震災。原発事故。

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