- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784591134627
作品紹介・あらすじ
真の姿をあらわした魔王は地獄の七口を開き、そこから魔物があふれだしてくる。
各地で五鬼四天の忍びが決死の戦いを繰り広げるが、滅びの時が近づいていた。
一方、霧矢は単身時の狭間を抜け、魔王を追った。
彼に導かれるように花百姫たちが行き着いたのは、遠い未来か超古代か、
魔王が支配する異世界。そして凄惨な戦いが待ち受けていた――
渾身の時代活劇ファンタジー、感動の完結編!!
【解説/あさのあつこ】
感想・レビュー・書評
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忍剣花百姫伝最終巻の七巻。
異世界へ飛んだ先で魔王と対峙する捨て丸たち八忍剣。砂漠で覆われ魔の力で滅ぶ寸前の世界は、捨て丸たちの世界が、たどるかもしれない終末の一つ。
世界の崩壊を防ぐために、剣士それぞれが己の運命をかけて最後の戦いへ向かいます。そして、世界の救済を成した捨て丸こと花百姫たち。仲間を、愛する人を、家族を失なった悲しみと恨みに飲み込まれそうになりながらも、かけがえのない人が求めていたものを、手に入れるために戦う彼らの姿は、英雄譚はこうでなくては、と思わせます。
さて、作中で何度も吹き荒れた虎落笛。どんな音がするのかが想像つかないので検索。心を落ち着かせない高温が連続する感じです。あれが響き渡り、得体の知れない存在が襲いかかってくる先触れとなると、かなりの恐怖。
読んでいる最中に知っておくべきでした。いろいろとタイミングが悪い。
ストーリーの壮大さや登場人物の魅力さに、いまいち入り込めなかった花百姫伝。
おっさんの擦れた心には、ちょっと響かなかったか。もっと早くに出会えていれば、違う読書体験ができたと思うだけに残念。好きな要素は多分に含まれているので。
出会いは大切です。詳細をみるコメント0件をすべて表示