いのちの木 (ポプラせかいの絵本)

  • ポプラ社
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感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (25ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591134931

感想・レビュー・書評

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  • 喪失とは、悲しいもの。だけど、生きる糧にもなりうるというある意味矛盾したようなロジックが、心打たれました。生を受けたからには必ず遭遇する別れの時のためにずっと心に留めておきたいと思う。聖心女子初等科のおすすめ本ということで手に取りましたが、これをお勧めする学校のセンス、思慮深さは素晴らしいと思いました

  • 死んでしまったキツネの思い出を語る仲間たち。

    すると、キツネが横たわっていた雪の下から出た葉が大きくなり、やがて木になりました。

    身近な人やペットを亡くすこともあると思いますが、こんなふうに、思うことができれば、と思います。

  • 年老いたきつねが死んでしまったあとのお話。
    いのちの大切さ、死んでしまったあとも終わりではない。
    心温まる話

  • 泣く。

  • 以前、テレビ番組の中で取り上げられていた作品。原題は「THE MEMORY TREE」ブリッタさんの描く動物たちがとてもステキ。キツネがお気に入りの場所で大好きな森の景色をながめたあと、からだをそっとよこたえます。“キツネのめは、二度とひらきませんでした。”キツネの旅立ちを優しい言葉で簡潔に伝えます。森の仲間たちがキツネのまわりに集まってきて思い出を語ります。キツネが横たわっていた雪の下からオレンジのめがでてきてキツネの思い出が語られるたびに少しずつふくらみ、のびていきます。夜通し、キツネのことを語り合い、朝がきたときには、小さな木に育っていました。やがて木は、キツネのともだちすべてのいのちの力、生きるささえとなりました。キツネは、いなくなってもみんなの心の中に今も生き続けています。
    死に対して変に怖がったりせずにこんなステキなお話で温かい気持ちを伝えられたらいいなぁーと思いました。森山 京さんの訳も優しくてよかったです。

  • 1ページ目。表紙を何度も確認してしまった。
    読み進めるうちにキツネの存在感が大きくなり愛情に包まれていく。とても胸が熱くなる一冊。
    絵がとても暖かいです。

  • 悲しいけど、いのちの木が森の仲間たちとまだ一緒にいるとおもった 小学二年生

  • 最初は、悲しくなりましたけど最後の終わり方で涙が出てきました
    好きなセリフはキツネはみんなの こころのなかに、いまも
    いきつづけています です。

  • きつねが死んじゃった
    森の仲間は悲しんで、
    大好きなきつねの回りに集まってきました。

    そしてきつねとの思い出を思い出して、
    微笑みを浮かべて思い返していると
    オレンジの芽がぽっちりでてきました。
    よどおしきつねとのおもいでを語り合っていると
    芽がのびて、大きなきになります
    森のみんなが住めるくらいに!
    きつねはいつも自分たちといっしょに
    いてくれるんだなぁー。
    心のなかに生きつづけているんだなぁー。

    あったかい絵本です。
    おすすめ

著者プロフィール

ドイツ・ハンブルグ生まれ。ロンドンのセントマーティンズ・カレッジ・オブ・アートで学ぶ。夫と息子とベルリンで暮らしている。日本で訳された作品に『とらさんおねがいおきないで』『おなじそらのしたで』『おおきなおおきな木みたいに』『いえがあるっていいね』『かえりみち』(以上、ひさかたチャイルド)『いのちの木』(ポプラ社)、『かべのむこうになにがある?』(BL出版)など多数。

「2023年 『つきはかがやく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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