お任せ! 数学屋さん (一般書)

著者 :
  • ポプラ社
3.47
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本棚登録 : 651
感想 : 95
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784591134948

感想・レビュー・書評

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  • 基本的に中学生向けの本だが、意外におもしろかった。でも、最終話はドラマチックすぎ。最近、数学や科学を扱った本が増えていて、いくつか読んでいると、もう一回勉強したくなってきた。

  • なかなか面白かった

  • 恋愛不等式からのアクション展開は熱い。数式で泣ける物語が作れるのですね。

  • 目からウロコの様なストーリー。うちの中3の不登校も数学で解決できたら、どんなにいいだろう。。。

  • 青春ミステリになるのかな。多少の数式は出てきたりするけれど軽く読める。数学を使ったストーリー自体は、数式に多少慣れ親しんだ者からすると、それほどのものではないけれど、着想としては面白いかな。ただ、シリーズ化するほどの強さはないと思う。

  • さらっと読める。すかすか。数学で解決する問題がしょぼい。「数学は役に立たないから美しいんだ」という本を最近よく読むので、「数学ってこんなに役に立つんだよ」という本書が新鮮。これを読んで数学の勉強にやる気を出してね、ということかな。

  • 大人が読むにはちょっと…って感じでした。悪くは無いけど心情描写がいまいち。展開にもちょっと無理があるかなぁ。
    そして何より…、数式が難しくて意味がいまいち意味が分からんやった^^;

  • 中学生がいろんな問題を数学で解決する話。
    やや低年齢向けか。

  • 数学好きの天才中学生男子と活発系女子の数学屋が校内の問題を解決。
    数学好きを自認して読んだけど、正直イマイチ。
    というか、ストーリーはわざとらしく無理やりだし、女子はタイプじゃないし、正直がっかり。続編はあるけど、もう読まねーぞって感じ。
    所々でいい事言ってるだけに、残念。

  • 本を読み始めるとすぐにアネから
    「最近読んだ面白かった本」
    の、連絡が来た。^^

    イエアー! ありがとう!!
    (過去に何度も聞いてるので、聞かないでもいうてくれたのが嬉しすぎる。笑)

    オススメ本を聞くのが大好きー!!
    そういえば私も、この作家が好き、と、いうのはなかなか答えられないけど、
    「最近読んだ面白い本」
    やったら確かに挙げられるかもしれへん。
    うまいなー、アネ!! と、思った。

    もしよければ、「最近読んだ面白い本」があれば、教えてください。^^


    …で、この本やけど、大変面白かったのにものすごいバタバタしていて感想を書く気に全くなれず…。
    いい加減返却期間が迫ってきたし、文章のひとつでも書けば気が紛れるかと思い、とりとめもなく書いてみる。簡単に、簡単に書く!!!
    イヤ、反対か。
    何を書くか決めずに書き始めるので、長くなるのか!? 笑

    この本の前に読んだ「空飛ぶ広報室」では、
    フィクションでもそこには必ず人の気持ちがあるんやなあ
    と、思ったのに、この本は、
    数字ですべてが解決する(らしい)
    ちゅうとっかかりで、そのテンションの差がよかったわ!

    まあさわやかな本やったなあ。
    最後の成田空港まで走るシーンなんか、細 田 守氏のアニメのような感じやったけども、とにかくさわやか。

    まさかの恋愛お悩みを宙君が出したなんて予想してなかったけど(なかったよね!? え!? 私だけ!? そういえば、翔くんや真希ちゃんは気付いていたような・・・?)、宙君と遥ちゃんの関係が最終的にはっきり書かれなかった(けれど違和感もなかった)あたりに、中学生らしいさわやかさがあったし、

    「世の中は全部数字で解決は、しないよね」

    と、思ったりもした(ひねくれているわけではなく!)。


    とにかく、今の私にはグッとえぐられるようなお話やったなあ。

    どう見ても「完璧」に、近い人のそばで
    「私なんて、いらないんじゃない?」
    と、思いながらも何かを共有していくときの不安さったら。

    遥ちゃんがそうやって不安に思っていたときに、計らずも宙君も不安やったらしいというのが、可愛い。
    1たす1という数字は確かに裏切らないかもしれないけれど、感情なら1たす1が2にはならないときもある。

    (と、思ってしまうあたりが全然数学脳じゃないんやろうけど)

    裏切らないのもいいし、いい方向になら、裏切ってもらいたいし。
    結局のところ、「世界は広い」っていう結論かな。
    誰を否定するでもないお話で、とってもとっても、よかったです。

    実際、数学で問題が解決する様子を見ているのはまるで手品のようで、小気味よかった。
    きっと遥ちゃんも同じ感覚やったんじゃないかな。

    ただ、グラウンドを二分するあたりですでに私の頭の中は
    「……?」
    と、なりかけたけどね(笑。早すぎるやろ)。

    それにしてもきれいな本で、読んでいて楽しかった(またハード面の感想か)。

    2015.03.27

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著者プロフィール

一九八九年、神奈川県生まれ。東京大学教養学部卒業。『お任せ!数学屋さん』で第2回ポプラ社小説新人賞受賞。著書に「トリプル・ゼロの算数事件簿」「算額タイムトンネル」シリーズ、『ショダチ!藤沢神明高校 でこぼこ剣士会』『リケイ文芸同盟』などがある。剣道五段。将棋アマチュア三段。

「2021年 『われら滅亡地球学クラブ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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